リアルFランクとは、アイマスガールズの在りし日の姿である。
概要
「アイドルマスター」は、アイドルの卵である候補生たちをプロデュースし、トップアイドルへと導くゲームである。
新人アイドルのアイドルランクは「Fランク」から始まるが、その頃のアイドルは知名度が低く、デパートの屋上での営業や、エキストラとしての撮影などといった小さな仕事を地道にこなすことになる。
アイドルとして成功すると、ファン数が増加し、だんだん大きな仕事ができるようになる。トップアイドルを意味する「Aランク」「Sランク」ともなれば、ドームコンサートを開催するまでになる。
そのアイドルの成長の軌跡は、そのまま、アイドルマスターシリーズが辿った歴史になぞらえることができる。
今でこそ、東京ドームなど大規模な会場に観客を集め、絢爛豪華なライブコンサートを成功させたアイドルマスターの声優たち。「アイマス声優」という称号が一種のステータスとなり、後輩声優からあこがれられる存在となっている。
そんな彼女たちにも、かつては、少数の人からしか注目されない仕事をせっせとこなしていた時代があったのだ。
アイドルマスターという作品が成功するかどうかわからない中、痛々しい衣装を着てプロモーションをしたり、ビルの会議室で少数の最古参プロデューサーたちを前に上手いとは言えない歌を披露したりするその姿は、彼女たちが演じるアイドルのFランク時代を彷彿とさせるものとなっている。
これを称して、「リアルFランク」というのである。
技術や規模は、現在とは比べ物にならないかもしれない。
だが、アイドルマスターへの愛の大きさ、声優業への情熱の強さは、当時から変わっていないと感じられるのではないだろうか。
それともう一つ
そんなアイマスガールズをこの頃から応援し続けているプロデューサー達が居る事を忘れないで頂きたい。今見るとお世辞にも綺麗とは言えないグラフィックスで描かれたアイドル達を、1週進めるだけで200円・エンディングまで1万円以上かかるゲームを支え続けたプロデューサー達が居たから今のアイドルマスターがあるのだ。
なお、ビルの会議室で歌っていた時(関連動画左)に居た最古参のPの一人が、10thのドームライブで号泣している姿が目撃されている。
関連動画
関連項目
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