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レッドファイブ

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レッドファイブ（RED FIVE）とは、2013年に放送したＴＶアニメ「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」に登場したロボットである。

概要

ＭＪＰ機関で極秘裏に開発されていた新世代高規格汎用戦闘デバイス、通称アッシュ（AHS MB）の最新鋭モデルである。
一番最初に開発、テスト運用されていた一号機「ブルー１」をベースに、指揮系統の強化と、あらゆる戦況に対応するために武装バリエーションを増加させている。アッシュ部隊を束ねる指揮官用の機体として開発された。その為各所のデザインや武装面にブルー１の面影が残っている。
「コア・モジュール」と呼ばれるアッシュ各機のベースとなる人型機体と、戦闘モジュール「アサルト・イェーガー」で構成されており、コアで出撃し戦場でリンケージする事でアサルト・イェーガーを纏わせレッド５として運用する事も可能。このシステムはレッド５とブルー１にのみ搭載されている。
ヒタチ・イズル専用機として開発されており彼の遺伝子を起動のキーとしているため、彼が搭乗しないと起動すらしないが、唯一同じ遺伝子を保持するブルー１の専属パイロットであるアサギ・トシカズが搭乗した時も起動した事がある。

フルバーストモード

イズルのハーモニックレベルが上昇すると、機体一部の形状が変化し青い粒子を放つようになる。この状態を「フルバーストモード」と呼ぶ。スピードやパワーなどあらゆるスペックが底上げされるが、その反面レッドファイブに搭載している遺伝子の影響がパイロットに表れ、下手をすれば自我が失われかねない状況にまで陥る。終盤で完全覚醒した際は機体から放出される青い粒子が翼のような形を成し、自在に動かして攻撃に利用する事も出来た。
ジュリアシステムが搭載されているすべての機体で発生する可能性もあるが、現在この状態までハーモニックレベルを上昇させる事が出来るパイロットはヒタチ・イズルただ一人である。

スペック

開発秘匿名称：88式多用途戦術戦闘兵器E型「エゴリウス」

全長：１４ｍ

主機：コーディエレフ　 MAA-004F型アイオネス転換機

副機：MB A-108B型アイオネス転換機×2

光学装置：90式超深度三次元複式立体探査測距機

主計算機：J-MX88E

武装

標準兵装

・88式ビームキャノン
標準的なビーム兵器。威力・連射性共にバランスが良く多用していた。二丁装備して使用した事もあり。

・88式内殻式連射銃ニーブロック
腰部に装備している羽部分に搭載されている内蔵武器。一般的な機銃武器で威力はないため威嚇用として運用される。ほぼ使われる事は無かったが学園戦で使用している描写あり。

・88式軽粒子銃アームガン/アームガード
腕部に直接接続する小型ビーム兵器。威力はそれほど高くなく上記二つの武器と役割が被っていた為攻撃用としては使用されていない。前線に射出し展開する事でビームシールドとしても利用でき、この機能で危機に晒されたローズ３を敵の攻撃から防いだ。ソードカウンターとの選択式。

・88式格闘用護剣ソードカウンター
腕部に直接接続する格闘武器。普段は刃部分を後ろ向きに畳んでおり、使用する際は前方に展開する。レッド５はどちらかというと射撃寄りの機体であり、あくまで護身用レベルの武装だったが、ウルガルの指揮官機「ジアート専用機」の早すぎる機動性や素早い連続攻撃に対抗するため、幾度も使用されたレッド５を代表する武装である。アームガンとは選択式のため、この武装を多用した結果アームガン/アームガードを見る機会は極端に減った。

・88式機動鉈剣ヘビーマチェーテ
両手持ちの両刃実体剣。ソードカウンターに比べ射程・質量共に大きい強力な格闘武器だが、オペレーション・サンダーボルトで両断された事と、パイロットに機動性を求められた結果ソードカウンター程利用はされなかった。

・89式B型荷電粒子砲(HEP ビームキャノン)/HEP キャノン
腕部接続型武装。あらゆる局面で利用が出来る多目的武装で、近接用のチェーンソー、敷設用・威嚇用の機雷散布、射撃武器のビームライフル、高威力射撃が可能なレールキャノンを搭載している。ソードカウンターとの二刀流やオペレーション・サルヴァーレでの機雷散布、ライフル連射のシーンが印象的。

選択装備

・90式重多目的複合砲HMランチャー/マルチランチャー
エレキガン、ショットガン、ライフル、グレネードガン等複数の射撃武装を備える複合武器。腕部に接続して使用するタイプであり、オペレーション・サンダーボルトで爆弾のように利用された事も。

・90式重多目的複合砲HMランチャー/重マルチランチャー
弾倉部分である後部をさらに強化し、８種類の弾倉が利用可能になった強化型マルチランチャー。接続タイプでは無く手持ち型に変わった。本編未使用

・90式遠距離多目的複合砲ロングボウ
肩部に装備する二対のエネルギーガン。二つの砲を纏めて高威力のビームキャノンとしての利用も可能。オペレーション・サンダーボルトにて投入されたものの、機動性を求めたパイロットによりパージされた。

・90式近距離複合戦闘装備チェーンレールキャノン１
肩ユニットに接続する連装式ビームキャノン。最大４ユニットまで接続可能であり、それぞれのユニットを可動させ、あらゆる方向に射撃を行う事が出来る。本編未使用。

・90式近距離複合戦闘装備チェーンレールキャノン２
近距離用クローアーム、１６門ビームキャノン、サブスラスターを備えた複合兵器。収納時は翼のように接続する。本編未使用。

・脚部追加ソード
脚部に装備する対艦用大型ソード。刃部分からビームを展開し切り裂く。機動力低下を補うためにソード部分にもサブスラスターを搭載している。刃部分の形はヘビーマチェーテに近い。本編未使用。

余談

設定とは逆にアッシュの中で一番最初にデザインされた機体である。本来はもっと各パーツを減らしデティールを削る方向だったのだが、全部盛った状態でチェックに出したらそのまま通ってしまったので、各アッシュのデザインの方向性が決まってしまったとの事。
本来コア機はエンゲージの際使わないパーツは切り離す方向だったが、最終話に分離して攻撃するという事を後から知ったため、後部からコアの足を露出させブースターとなるようにデザインされた。