ロボライダーとは、仮面ライダーBLACK RXのパワーアップフォームの一つである。
概要
RXの悲しみが爆発的に高まった事で変身した「悲しみの王子」(のち「炎の王子」と改名。視聴者から「悲しみというのはかわいそう」という意見があったのが改名理由らしい)。
胸のマークはRXの末尾部分が数字の2や小文字のrを模した形状に変化した。
非常に強固な強化皮膚「ロボフォーム」に包まれており、生半可な攻撃では傷一つ付けられない程の防御力と、RX以上の強さを誇る怪魔ロボット・デスガロンをも圧倒する攻撃力を持ち合わせている。
その名が示すとおり、ロボットの様に一挙一動に若干間があるのが特徴となっているが、反応速度が遅いわけではなく、敵怪人の光線をかわすなど機敏且つ超精密な行動も可能(設定上ではRXより2割ほどジャンプ力や最高速度が低下しているとされる)。また、設定上緊急時には加速攻撃も行える(加速装置がある可能性が高い)とされている。
銃ライダー1号でもあり、コールに応じて掌中に現れる光線銃・ボルティックシューターが武器。
高い弾速を持ち、設定上では「ハードショット」「サンシャインシュート」など、多種多様な発射形態・エネルギーの撃ち分けが可能(劇中では個別の技名を呼称することはなく、撃ち分けを行っている描写も見受けられなかった)。
精密動作が可能なことから射撃精度も非常に高く、自身の被弾中であっても衝撃耐性能力によりほぼ百発百中を誇る。射線に敵あればどんな場所にいようと撃沈し、射撃の腕に自信がある敵も容赦なく打ち負かす。
前述の通りパワーも増しており、銃無しでも堅固な防御力を含め肉弾戦で敵を吹き飛ばす怪力の持ち主。
上記の他にも下記表に見られるような高いスペックを誇り、漫画版「時空英雄 仮面ライダー」では溶岩に突っ込んで逃走を図った敵を追跡、また地球の中心核に突入した際は800万℃の熱でようやくダメージが効き始める描写がある。
※グランザイラス戦で「1000度を超える火の玉と化した体当たり」でダメージを受けたとみられるシーンがあり、耐熱温度について疑問があがる事があるが、作中で爆発(当然爆発の中心は高温である)の中にいても無傷だったので考えにくい。
この攻撃については一度は跳ね返したものの、体当たりの威力自体はロボライダーに勝ったためか吸収はできなかったのでダメージを受けたのではないかと思われる。
46話ではジャークミドラの攻撃から佐原兄妹を庇う「盾」となり、主に防御力の面で活躍した。 またゲーム「ヒーロー戦記」「スーパーヒーロー作戦」ではバイオライダーより役に立つ側面を見せている。
劇場版仮面ライダーディケイド「オールライダー対大ショッカー」登場時には、ディケイドのクロックアップに対して命中こそしなかったが的確に狙撃を行うなど、こちらの世界でもその精密さは健在であった。
銃ライダー=弱いのか?
後年の銃ライダーの多くは接近戦・肉弾戦が苦手なものが多い(ただしイクサやドレイク等、例外も何人か挙げられる)が、実はロボライダーはその高い攻撃力と防御力を生かした格闘戦こそ真骨頂であり、銃(ボルティックシューター)は本編においても遠距離の敵や素早い敵を狙うのに使われた程度である。ぶっちゃけバイオライダー登場以降、大抵の敵はバイオライダーでどうにかなってしまうことが多く、ロボライダーの存在意義が問われたことがこれら描写の主な理由とされる。大人の事情だからしょうがないね。
仮面ライダーについて書かれた解説本では、「他にも秘めたる力があった」とか。何にせよ、RX・ロボ・バイオの揃いもそろってどれもチートなのは変わらないが。
マスクのデザインは悲しみ=血の涙を表していると思われる。そこ、ロボット刑事Kや機動刑事ジバンに似てるとか言わない。ロボライダーが「悲しみの王子」である理由としては、劇中で述べられていた「悲しみを喜びに変える」者であると同時に「悲しみを二度と繰り返させない」者であるから、と本項の筆者は推測する。
搭乗マシン
- ロボイザー ロボライダーに呼応して姿を変えたアクロバッター。ロボライダーの速度をカバーするかのような能力を備え、最高速度は850km/hと3形態中最速を誇る。 車体後部にバルカン砲を2門備えた武装バイクでもある。装甲も厚く、追跡能力も高いため、射撃可能な本体も合わさり追撃能力が強力。劇中では16話にしか登場しなかった。鳴り物入りで登場した割に…というのは平成初期の特撮ではよくあること。
- 装甲が厚い・速度が高いということは体当たり時の運動エネルギーが爆発的に向上することを意味し、突撃時のダメージも向上。
ロボライダーの能力 | |
身体能力 | ジャンプ力:48m。 |
コンピューターとの高速リンク |
作中未使用 |
ボルティックシューター | 無反動かつ光弾無制限の銃。射程距離不明。並の相手なら容易に着弾部位がもげる。 設定上は幾つもの発射バリエーションを持つ。 |
炎攻撃吸収 | 炎を吸収してエネルギーに変えることができる(約1000℃まで) これにより格闘時の必殺技「ロボパンチ」の威力も強化。 |
熱耐性 | 800万℃くらいまで活動可能(漫画版でのみ描写)。 |
衝撃耐性 | 爆発攻撃無効。 |
瞬間変身 | 瞬時にRX、バイオライダーに変身可能。 |
ロボライダーが使用可能なゲーム一覧
攻撃力、防御力に特化している反面、スピードは遅くされているものが多い。
ザ・グレイトバトルシリーズ(SFC)
2作目のラストファイターツインにおいてLv.2必殺技の形態として登場。
バトルドッジボールにおいては必殺技「スリーメンアタック」で登場。どう見ても仮面ライダー世界に駆ける攻撃。
ヒーロー戦記 プロジェクトオリンポス(SFC)
フォームチェンジの一つとして使用可能。RXに対し通常攻撃力および必殺技威力に勝り、防御力はゲームバランスのためか同等。素早さは劣るとされているが体感できるほどの差はない。ゲームシステム上、雑魚戦にもボス戦にも強いため、他の2フォームより使い勝手が遥かに良い。
スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望 (PS)
仮面ライダー クライマックスヒーローズ フォーゼ(Wii/PSP)
関連動画
公式配信
その他
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関連コミュニティ
関連項目
- もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな
- 仮面ライダーBLACK RX
- 昭和ライダー
- てつを
- 南光太郎
- そのときふしぎな事が起こった
- キングストーン
- 仮面ライダーディケイド
- バイオライダー
- クライシス帝国
- シャドームーン
- 昭和ライダーの登場人物一覧
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