人間椅子(にんげんいす)とは、江戸川乱歩の短編小説である。またそれに登場する特殊な椅子のこと。
曖昧さ回避
概要
1925年に大衆文芸雑誌「苦楽」にて発表された作品。1997年と2007年に映画化された他、何回かテレビドラマとなったこともある。
人気女流作家の元に、「私」からのある手紙が届く。「私」は椅子職人であり、日ごろ、自分が作った椅子がどのように使われるのかが気になり、妄想していたという。そしてある日、「私」は思い立ち、納品前の椅子の中に潜り込んだ。自分の作った椅子がどこへ行くのか、どう作られるのかを知るために。
その椅子はホテルに運び込まれ、そこで「私」はある経験をする。そして、「私」はその経験から、禁忌的な欲望に苛まれるようになり……。
ラストの鮮烈な展開が特に評判だが、「私」の手紙という形でつづられる、「私」の生々しい欲望と倒錯性が見所。
ニコニコでは・・・
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関連項目
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