今宮純とは、日本のモータースポーツジャーナリストである。妻の雅子もモータースポーツジャーナリストである。
一般にはF1の解説者として有名だが、それ以前は国内レースやWEC、インディ500の解説も行っていた。
概要
慶應義塾大学文学部に在学中に自動車研究会に所属、「カーグラフィック」などの自動車雑誌に記事を執筆、寄稿していた。1972年にヨーロッパへの取材旅行をした際に観戦したオランダGPが、自身にとって初めてのF1だった。
1981年に全日本F2選手権や富士グランチャンピオンレースのテレビ中継でピットレポーターを務め始めた。このときにともにレポートをしていたのが、後にニュースキャスターとなる安藤優子だった。
1987年にフジテレビがF1の中継を全戦行う際に、解説者として起用された。それ以降、1995年を除いてほぼ全ての解説を務めている。その傍らで自ら取材に赴き、モータースポーツ雑誌への記事を寄稿している。
解説内容について
長年F1の解説を務めているものの、滑舌が悪く、近年では同じ解説を務める川井一仁の陰に隠れ、「~と言いましょうか...」と言葉に詰まることが多く、ファンの中には「もう今宮は要らない」という声がある。
しかし、もともと記事の執筆が本業でしゃべり自体はあまり得意でないことを本人が明かしている。
エピソード
- テレビでの解説においても感極まることが多いものの、1994年サンマリノGPでアイルトン・セナが死去したニュースが飛び込んでくると、生中継の中でも人目をはばからず号泣した。
- CSではフリー走行時の解説は行わないが、その間、マシンのグリップ性能が試されるコーナーに赴き、各マシンの挙動をチェックしている。
- 1995年には、フジテレビが独占放送権を獲得した全日本F3000選手権の解説のためにF1解説から離れたものの、交代として解説を担当した元カーグラフィック編集長の熊倉重春の解説内容がファンや他の解説者などから不評を買ったため、1996年からF1解説に復帰、熊倉はフォーミュラ・ニッポンの解説へ異動した。
- 2003年には、より一般視聴者にもわかりやすい内容にするため、地上波とCSとの放送内容を分離、今宮は川井一仁とともにCSの解説に専念することとなった。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- F1
- 川井一仁
- 森脇基恭 - 元ホンダ技術者。ノバエンジニアリング取締役技術部長
- 熊倉繁春 - 元カーグラフィック編集長、自動車評論家。1995年のみ地上波での解説を務める
- 小倉茂徳 - 元ホンダF1広報。
- 船田力 - 元F1速報編集長。
- 2
- 0pt