伊東大貴とは、日本のスキージャンプ選手である。所属は雪印メグミルクスキー部。
概要
小学生の頃から、親には内緒でスキージャンプを始めた(それ以前からアルペンスキーをやっていた)。
中学生になるとめきめきと頭角を現し、14歳14日で大倉山ジャンプ競技場での公式戦に成人男子に交じって参戦をした。
下川商業高校に進学、その後社会人ジャンパーとして、当初は雪印乳業に内定していたが、同郷の幼なじみの千田侑也氏(現:土屋ホーム執行役員)が土屋ホームへの就職を決めたのに合わせ、土屋ホームへの就職に転じた。
2004/2005年シーズンより、FISワールドカップへ本格参戦。10代ながらビショフスホーヘン(オーストリア)で、当時のヒルレコードを更新して3位表彰台を獲得、さらにフライングヒルのプラニツァ(スロベニア)で222.5mを記録し、日本人最長距離を更新した。
2008年に、土屋ホームがスキー部の縮小を行うのに伴い、移籍先を探すも決まらず、同シーズン中は12月まで暫定所属、1~3月まではサッポロスキッド所属という立場で戦わざるを得なかった。
2009年4月には、当初の就職先であった雪印乳業(現:雪印メグミルク)への移籍を決めた。
2011/2012年シーズンでは、地元札幌、大倉山での国内大会で、146mを飛んでバッケンレコードを更新、同地でのワールドカップ大会で初優勝、さらに翌日の大会で2連勝する快挙を成し遂げた。さらに海外でも2勝を挙げ、ランキング4位に躍り出た。
その後も表彰台に上がることもしばしばあったが、成績はその時代を維持することは出来なかった。
FIS世界選手権では団体競技でのメダル獲得はあった物の、五輪では獲得経験がなかった。
2014年のソチ冬季五輪では、個人ラージヒルで銀メダルを獲得した同郷の先輩、葛西紀明のほか、竹内択、清水礼留飛ともに団体に参戦、同シーズンでは左膝を傷めるなど万全の状態ではなかったものの、2本とも130mを超えるジャンプを記録して、銅メダル獲得を果たした。
同競技でのメダル獲得は、長野五輪(金メダル)以来16年ぶりだった。
FIS世界選手権に新たに組み込まれた男女混合でのジャンプ団体競技においては、2013年に金メダル、2017年に銅メダルを獲得している。
2016/2017年シーズンでは不調に陥り、一時帰国して国内で調整を図るなど苦労することとなったが、シーズン後半になると復調し、ビケルスンのフライングヒルでは、243mの日本人最長距離記録を更新している(ただし結果は12位)。
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