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佐鳥賢（さとり けん）とは、『ワールドトリガー』に登場する2.9枚目キャラクターである。声を担当するのは根本幸多氏。
概要
一般市民に対する宣伝効果の高さから「ボーダーの顔」とも言われる嵐山隊の狙撃手（スナイパー）とコメディリリーフを兼任している。決してカッコイイとは言えない数々の振る舞いからネタキャラの地位を確立させ、多くの読者から人気を集めた。まさにボーダーの顔。
読者からは佐鳥、サトケン、土下座返し先輩などと呼ばれている。
人物
| 年齢 | 16歳 |
|---|---|
| 誕生日 | 7月1日 |
| 星座 | つるぎ座 |
| 血液型 | O型 |
| 身長 | 171cm |
| 好きなもの | 女の子、ハンバーガー |
| 所属 | ボーダー本部 嵐山隊 |
| ポジション | スナイパー |
初登場は4巻。
軽いノリで女の子好きという性格であまり緊張感がない。作中でもお調子者として認知されているらしく、他のキャラクターからぞんざいに扱われたり、責任転嫁されたりしている。
狙撃手4位（訓練成績）という実力者で、作中でも度々戦果を上げている。バッグワームでこそこそと生き延び、最後に目立とうとする。性格が性格なのであまり強そうには見えないが、冷静に考えればかなりの実力者である。
あまり強そうには見えないが、A級隊員である。
元々はボーダー屈指の女たらしで嵐山隊のファンの女子は佐鳥にキャーキャー、という設定だったらしいのだが、嵐山隊の戦闘員では一人だけ登場が遅れ込んだ結果嵐山のほうが先に女子にキャーキャー言われてしまっていたため、ポジション被りを回避するためネタキャラへと降格昇格することになった。作者には「彼には何の落ち度もない」と言われているが、そんな影もなく作中キャラにも読者にもいじられまくっている。
戦闘スタイル
佐鳥の代名詞。イーグレットを二丁持ち、右目と左目でスコープを覗きつつ二丁同時に発砲する。どのような必要に迫られてこの技術を習得したのかは不明。猛特訓の末に習得したらしいが、作者曰く誰も真似しようとしないらしい。
このツイン狙撃で敵を仕留めた後は「○○さん、おれのツイン狙撃見た？」などと自分の成果をこれ見よがしに吹聴しまくるが、大抵面倒くさそうにあしらわれる。
土下座返し
佐鳥の代名詞。土下座してきた相手に対し、抜群の瞬発力で土下座を返す高等技術である。これを見ていた出穂が後に「土下座返し先輩」と言ったため、ファンにこの異名が定着した。
この珍技により キューブの諏訪 土下座の佐鳥 とその地位を確固たるものにした。
ツイン狙撃の輝かしい軌跡+α
「オーケーオーケー 今度は当てたぜ出水先輩」
忍田本部長の命により、空閑遊真の黒トリガーを奪おうとしていた太刀川隊、風間隊、冬島隊(の当真)、三輪隊に、嵐山隊が迅悠一と共に相対。戦闘開始早々出水公平に釣られて居場所を察知されるも、木虎がカバーに入ったおかげでなんとか逃げ延びることに成功。それからは読者にも三輪秀次にも存在を忘れられていたが、最後の最後に当真を失った三輪と出水に駄目押しのツイン狙撃を放ち、見事命中。嵐山隊の勝利を決定づけた。
「責任は全て佐鳥にある」
「ですよね！ やっぱり！」
マスコット隊の狙撃手ということで、狙撃手志望のC級隊員たちへの説明に登場。武器の説明もすらすらと終わらせるが、「女の子二人に試し打ちしてもらおっか」とライトニングの試し打ちに夏目出穂、アイビスの試し打ちに雨取千佳を指名。
これがまずかった……………。
10フロアぶち抜き奥行360mの訓練場にも関わらず、彼女の撃った弾は標的であったはずの大型近界民を跡形も無く吹き飛ばし、あまつさえ本部の外壁をブチ抜いた。
予想外の出来事に対し登場コマに連続のマヌケ面を晒した後、深々と土下座で謝罪を入れる千佳に抜群の瞬発力で「なっ え！？ こちらこそ！」と見事な土下座をお返しになられる。
なおここら周辺の出番に関する彼の最後の台詞は「鬼怒田さんはロリコンだった………！？」である。
それでいいのか、ボーダーの顔。
大規模侵攻編（10巻収録）
激戦の最中、A級B級がバンバンベイルアウトしたり三雲が死にかけたりする間は登場する気配すら見せなかった。が、アフトクラトルの皆さんがご帰還なされた後、トリオン兵の掃討戦でまさかの登場。
民家の屋根に堂々と姿を現し、「市民の皆様おまたせしました！」などとぬかしながらモールモッドにツイン狙撃を決めた。
「狙撃手は居場所を知られたら負け。相手に見つかったまま戦ってはいけない……です」
直後、当然の様に敵に目視され砲撃を許してしまう。「のわー」と緊張感の欠片もない感嘆詞を轟かせながら吹っ飛ぶ佐鳥。しかしそこは腐ってもA級。真っ逆さまになりながらも、ツイン狙撃で応戦。安定性もへったくれもない姿勢だったがこれが見事に命中。自身の愚かさと実力者としての片鱗を見せつつ彼の大規模侵攻戦は終わり、彼の功績は加古隊登場の衝撃に希釈され多くの読者の記憶から消え去った。
関連動画
関連項目
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