何切る(なにきる)とは、競技麻雀において、13枚の手牌+ツモ牌1枚を加えた14枚の中からどの牌を選択して打牌をするか問う問題である。麻雀プロ、スキルアップへの近道と評するプロや関係者も多い。
概要
何切る問題を始めたのは『近代麻雀』誌といわれており、元々は付録コーナーとして始められたものであるらしいが、後に「面白い」「腕が上がった」「勝てるようになった」と読者の反響が高くなり、何切るだけの書籍が出版されるまでになり、一つのジャンルとして成熟した。
なお、そのパイオニア、第一人者といわれているのが片山まさゆきの友人である馬場裕一(ばばひろかず)プロ(フリーランス)兼麻雀ライターであり、氏はこの何切る問題を生涯何千作も作っている。また、東大流という通り名で知られたデジタル派雀士の元祖、井出洋介も何切る問題を数多く作っており、その体系化も行った。
そして何切る問題に対して馬場裕一らは、”待ち”は定跡のようにパターンを反復学習で覚えることが大事(つまり、短手数詰将棋や詰碁のようなもの)だと答えている。
なお、この何切る問題は牌効率を高める(無駄牌を減らす)ための練習に特化しており、相手の捨て牌などは考慮されていない。したがって、相手の捨て牌を読む、いわば、守るために切る行為とは別物であることを踏まえておく必要がある。
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