『侍道4』とは、2011年3月3日にスパイクから発売されたPS3用ゲームソフトである。
概要
舞台は開国後の港町、「阿弥浜」。
日本との交流を目的に黒船が来港し、急速に西洋文明が発展していた。だがそれをよく思わない攘夷派と、それに対抗する幕府の勢力が日々し激しい戦いを繰り広げていた。
ある日、黒船上で大使である「ローラ・リータ」を代表とする英国の使節と、大老「鬼怒川怨仙」の娘の三姉妹、運上所頭取の「茂呂茂」が日英合営の製糸工場の建設について協議していた。そこへ攘夷派である「般若党」が大砲を携えて現れ、幕府と英国 対 般若党の大騒乱となる。その騒動の起こるまさに直前、主人公が小さな手漕ぎ舟に乗って阿弥浜の港へやってくるところから物語が始まる。
主人公は幕府、攘夷、外国のどれかに肩入れして活躍していき、様々な結末を迎えることとなる。
また、今作でも様々な新システムが用意されており、前回のプレイの痕跡が次回に引き継がれる「生きた証」、女性を口説いて約束をこぎつけ夜に夜這いをしに行く「今夜、お待ちしております」、犯罪行為をして捕まると拷問される「地獄の沙汰も俺次第」、他のプレイヤーがアップロードした侍が辻斬りとして登場する「いま、斬りにゆきます」など、アクワイアらしいものが新しく追加されている。
主な登場キャラクター
- 主人公
- 騒動の中ふらりと阿弥浜に現れる。
これまでの作品と同様、プレイヤーが自由に性別や外見を変更できる。特に今作では町で服や装飾品を買うことが出来、より個性的な主人公を作ることが可能になった。股間に天狗の面を装着するのは誰もが一度は通る道であろう。
幕府、攘夷、外国・・・どの勢力に味方しどの勢力に敵対するか、はたまたいずれの勢力にも与さず気ままに振る舞うか、あるいは真の侍として巨悪に挑むことになるかはプレイヤー次第。
外国勢力
- ローラ・リータ
- まだ未成年ながら、その手腕を見込まれ英国の大使として日本にやってきた。
争いを好まない性格で、攘夷派の般若党とも話し合いでの解決を望んでいる。
10代でありながらもしっかりとしており、周りからの信頼は厚い。未成年だがなんと夜這い可能。いいのかこれ?
あどけない少女かつ大使の為かよくイベントで人質に取られたり襲撃される事が多い。 - ジェット・ジェンキンス
- 英国の副使としてローラと共に日本にやってきた。通称J.J。
ローラと正反対で人生に刺激を求める性格であり、そのためなら争いごとに身を投じることも厭わない。
カジノを襲撃してきた攘夷志士との戦いすらも楽しんだり、暇だからと言う理由で主人公に辻斬りをする所を見せてくれとせがんだりと、刺激を求めすぎるあまり破滅願望とも言えるやや危険な思想の持ち主だが、ローラの面倒をよく見たりもしており意外といい人。戦闘ではリボルバーを使用するが、場合によってはサーベルも使う場面がある。
ギャンブルも大好きで、片腕は昔賭けで負けて自ら切り落とした為義手になっている。だが忍道のキヌの義手のように自由に動かせたり寿司を握れたりとあまり不自由してる様子は無い。
ルート次第では初めて寿司を食べたことにより涙が止まらなくなるほど感動。未知の新鮮な刺激を得たJ.Jはもっと刺激的な日本文化を知りたいと寿司職人に弟子入りする。握る寿司は奇抜だが味は意外によく、一晩中寿司の握り方を練習するなど、勉強熱心なので親方にも気に入られた。 - メリンダ・デカメロン
- 英国海兵隊隊長の女騎士。海兵隊と「パツキン隊」という甲冑姿の女騎士部隊を率いる。
代々騎士の家柄で、英国女王陛下に仕えることを誇りに思っている。
基本的に今回の固有キャラは特定のイベント戦闘以外では死なないが、彼女だけは普通に死ぬ。
幕府勢力
- 鬼怒川怨仙 (きぬがわ おんせん)
- 幕府の大老で、治安維持の名目で阿弥浜にやってくる。
しかし基本的に血を見るのが大好きな性格で、政治のためというよりは自分の快楽のために拷問などを行っており、阿弥浜に来たのも不穏分子の鎮圧という大義名分で拷問・処刑を行うためといってもいい。
料理は鍋料理が特に好きらしく、その影響か拷問は釜ゆでの刑を好み釜ゆでにされた死体を酒の肴にするほど。
1回殺したくらいでは死なないのですよ。 - 鬼怒川万由 (きぬがわ まゆ)
鬼怒川千佳 (きぬがわ ちか)
鬼怒川百合 (きぬがわ ゆり) - 万由・千佳・百合の三姉妹。鬼怒川怨仙の娘。
怨仙が江戸にいる時には彼の代わりに阿弥浜の政を取り仕切るが、父と同じく拷問が大好きで、阿弥浜の住人からは「残酷姫君三姉妹」「拷問三姉妹」の名で恐れられている。
それぞれ違った拷問で主人公を苦しめてくる。誰が拷問してくれるかは治安によって違う。
父親を尊敬しているようだ。父親同様釜ゆでにされた死体を肴に酒が飲めるほど残虐な性格。
ちなみに三姉妹とも夜這い可能。 - 琴吹光 (ことぶき ひかる)
- 阿弥浜の代官で、般若党と常にしのぎを削っている。
オーバーリアクションが特徴な熱血漢で、たまに空回りしている。
正義に燃える漢だがそれゆえ幕府の規律に逆らえず、鬼怒川の横暴と幕臣の責務、己の正義感との板挟みに遭う。
どこかで見たような・・・?藤岡弘探検隊…うっ、頭が - 茂呂茂 (もろ しげる)
- 幕府の運上所頭取。
飄々とした性格だが、かつては幕臣きっての切れ者と評されていた。
外国の進んだ文化を目の当たりにして、幕臣でありながら今の幕府のありようでは日本は発展しないと考えるようになり、無気力な昼行燈になってしまった。
しかし実際は日本の将来を見据えて西洋文化を取り入れることに非常に積極的である。特に、語学所を開くのが長年の夢のようだ。
いざという時以外刀は抜かないで素手で戦う、見かけによらず肉体派。
攘夷勢力
- 赤城烈斗 (あかぎ れっど)
- 攘夷勢力「般若党」のリーダー党首。夷狄の言葉を使うとは何事だ!
非常に人望が厚く、頭も切れる。反面、やや頭が硬い部分があり頑なに外国を敵視しており、攘夷運動を広めるためには英国と戦争となっても構わないと考えている。 - 小暮迅雷 (こぐれ じんらい)
- 般若党の副将。赤城の幼馴染にして片腕。
寡黙な男だが居合術に長けており、刀の腕は般若党でも一番と言われる。
策を巡らせたり人の上に立つのは不得手。
赤城にも「考えるのは俺で、お前は俺の刀だ」と言われている。 - 朱美 (あけみ)
- 般若党ご用達の居酒屋「真実」の若女将。
町で聞いた幕府や外国勢力の情報を赤城らに提供するが…?
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関連項目
外部リンク
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