僕と先輩の鉄拳交際とは、月刊コミックジーンで連載されていた、原作・成田駿、作画・おそらによるマッドポップコメディ漫画である。全4巻。
あらすじ
「先輩。僕のためにもっと恋に落ちてください――。(第1巻帯より)」
日本有数の財閥、恋ヶ窪家の令嬢・姫子。
彼女には暴力性をもつマッドに無条件で恋してしまう「マッドフリーク」と呼ばれる性癖があった。
そんな彼女のお目付け役として、恋ヶ窪家と契約している青山修二。
「先輩。」「シュウちゃん。」と呼び合う二人の関係には、もう一つの秘密があって――。
「これは暴力を愛する先輩と 暴力を憎む僕の 恋愛にまつわる物語――(第1話冒頭より)」
登場人物
恋ヶ窪 姫子(こいがくぼ ひめこ)
本作品のヒロイン。高校二年生。3月3日生まれ。156cm・45kg。B型。
日本有数の財閥、恋ヶ窪財閥令嬢。ウザロリガール。
「狂人偏愛(マッドフリーク)」と呼ばれる性癖を持ち、
暴行犯や通り魔、連続殺人鬼のような残虐な暴力性を秘めた人間を好きになってしまう。
好きになった相手には異常な行動力を発揮し、ピッキング・盗撮など手段を問わず相手に迫る。
また、相手の暴力性が高いほど姫子の妄想レベルは「結婚→妊娠→出産…」と上がっていく。
しかし、相手に暴力性が失われると途端に興味をなくし、
そもそも相手が存在していたことすら記憶から消えてしまう。
恋ヶ窪家現当主・恋ヶ窪耕三の寵愛を一心に受けている。
ちなみに、彼女が通う高校は財閥の管理下にあり、
遅刻しようが姫子専用の部屋をつくろうが、誰も口を挟むことは出来ない。
青山 修二(あおやま しゅうじ)
「僕はマッドを潰せれば それでいいですから」
本作品の主人公。高校一年生。4月12日生まれ。178cm・67kg。A型。
姫子が通う高校の後輩で、姫子の唯一の友人。クールドSメガネボーイ。
他人の暴力を心の底から憎み、あらゆる手段を利用し排除することを目的としている。
姫子に対して恋愛感情は持たず、むしろウザ絡みには嫌気が差しているが、
「姫子の近くにいればマッドを排除できる」ので、渋々付き合っている。
姫子の恋愛対象との交戦時にメガネが壊れることが多く、
その度に二階堂へ替えのメガネを発注している(ダース単位)。
毒舌かつ冷徹で、誰に対しても態度を変えることはないが、姫子の機嫌を取る時は笑顔を絶やさない。
また、時折ふとした優しさを見せることもある。
黒瀬小夜(くろせ さや)
第4話から登場。高校一年生。12月31日生まれ。151cm・46kg。A型。Dカップ。
姫子や修二と同じ高校に通い、ある意味では姫子のライバル。死にたガール。
幼い頃から些細な事で傷つきやすく、常に死にたいと思っている。
その為「自殺用7つ道具」として、道行く車に引きずってもらうための手錠を常備していたり、
体には首吊り用の荒縄が常に巻きつけてある。
しかし「超絶チキン(本人談)」のため、死のうと思っても死ねず、
首吊り自殺が出来ずロープの結び方がうまくなったり、飛び降り自殺が出来ず星座の名前を覚えたりと、
無駄な能力ばかりが発達している。
あるきっかけで修二に惚れ(しかし告白してすぐ失恋し)ている。
二階堂(にかいどう)
恋ヶ窪財閥の執事で、姫子担当。5月5日生まれ。183cm・70kg。O型。
主に姫子の護衛と修二のサポートを行う。不器用裏目残念執事。
主人である姫子に忠誠を尽くしており、その能力も低くないはずなのだが、
姫子からも修二からも(なぜか小夜からも)一身に罵倒を受けている可哀想な人。
とにかく不器用で、愛用のベンツは初心者マークつきでボロボロ。
趣味で「二枚目執事の料理教室」というブログを書いているが、
掲載されている料理の写真は「マズそうで笑える(修二談)」。
また人生が裏目に出ており、テレビの星座占いが良い日は確実に運が悪いらしい。
一命 令(ひとめ れい)
「もう抜け駆けなんて絶対に考えちゃだめだよ 修二くん」
恋ヶ窪家使用人。
姫子の護衛をバックアップするため、姫子たちの通う高校に転校してきた。片目ニヤケスピリチュアル執事。
修二のことを「ソウルメイト」と呼び、やたらとスピリチュアルな単語を口にする。
鬼頭(きとう)
異常なまでの照れ屋で、一命ともタブレットでしか会話したことがない。
その原因は二階堂にあるらしく、本人はかなり根に持っている。
関連動画
原作を担当する成田駿が部長を務める「背脂部」による、公式イメージ楽曲が動画投稿されている。
関連商品
関連項目
関連リンク
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