光天使ブックスとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」に登場するカードである。
サマリー!
バリアン七皇の一人、ドルベが使用するレベル4、光属性・天使族の効果モンスター。「1ターンに1度、自分の手札の魔法カードを1枚墓地へ送る事で、(自分の手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。)」というテキストを持つ(テキストが一部見えないため、かっこ部分は説明からの推測)。
「異次元の古戦場-サルガッソ」での、VS神代凌牙(シャーク)戦で登場。
「光天使ウィングス」の効果で特殊召喚された後効果を発動、「サルガッソの灯台」をコストに「光天使ソード」を特殊召喚し、ウィングス、ソードと共に「No.102 光天使グローリアス・ヘイロー」のオーバーレイ・ユニットとなった。
その後、皆の期待にこたえたかは定かでないが、メラグと共にベクターと戦った際に再登場。
ウィングスによって特殊召喚され、効果でソードを特殊召喚し、3体でNo.102のオーバーレイ・ユニットとなった。
残念ながら、このとき墓地へ送ったのは「サルガッソの灯台」ではなく、「ホーリー・レイジ」。
OCG版
「JUDGMENT OF THE LIGHT」(2013年4月20日発売)でOCGに登場。
効果モンスター
※「JUDGMENT OF THE LIGHT」収録のカード(JOTL-JP010)による
レベル4/光属性/天使族/ATK 1600/DEF 1400
1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。
手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
光天使1体を特殊召喚できる効果を持つものの、コストに魔法カードが指定されているため使いにくい。魔法カードはモンスターに比べて再利用しにくく、墓地にあることに意義のあるカードも少ないことから、負担が大きい。
「RUM-七皇の剣」を使う場合は、「光天使セプター」の効果など、通常ドロー以外で手札に加わってしまった七皇の剣を処理する方法となり得る。もっとも、それも「召喚僧サモンプリースト」に回したほうがよいのだが。
同じ光天使の「光天使ウィングス」であれば、発動条件は少々異なるものの、手札コストなしで光天使を展開できるため、そちらが優先されやすい。また、同じコストで、デッキからレベル4モンスターを特殊召喚できる「召喚僧サモンプリースト」もあるため、汎用性でも劣る。
ウィングスに対しては特殊召喚からでも効果が使えるというのが優位点だったが、特殊召喚から効果を発動し、コストも無い「光天使スケール」の登場でその立場も危うくなっている。
かつては手札に加えられる光天使の中では攻撃力が最大であったため、「光天使ソード」の攻撃力上昇に使えたり、ウィングスの特殊召喚先の確保をしたりといった使用法があったが、現在は攻撃力最大を「光天使セプター」に奪われ、光天使の種類自体も増えているため、数合わせでこのカードを採用する意義は少なくなっている。
海外における英語名は「Star Seraph Sage」。Sage(セイジ)とは「賢者」の意。ブックス(books、単数形ではbook)は知恵や知識を象徴する言葉であるため、そこから「賢者」を連想したのだろう。
また、光天使の英語名はSから始まる単語で韻を踏むようになっている。
ネット上において
上記のような内容だけであれば、数あるカードの1枚として見向きもされずに終わったのだが、アニメでドルベがこのカードのカード名を読み上げる際、「光天使(ホーリー・ライトニング)」の後に少し間をおいて、妙に勢いのよい発音で「ブックス!」と発音したのが視聴者の耳に残ったのか、ネット上のユーザー間では「ブックス!」と言う台詞がドルベを代表するネタの一つとなってしまった。
ひどいと(カタカナ表記した際に)似ている別の言葉を表す隠語にまでされていることも。
明確な決まりがあるわけではないが、「ブックス!」と半角表記されることが多い。
ブックスのネタはネット上の結構な範囲に広まっているようで、twitter内でもネタになったせいで、Ⅲ役の池田恭祐や、ゼアルの第6期EDを歌うREDMANにまでネタにされた(→全てブックスんだ)。
また、顧みられることこそ少ないものの、ドルベに関するネタの一つである「サルガッソの灯台を墓地へ落しながら」の基となったのは、このカードの効果のコストとして「サルガッソの灯台」を墓地へ送った場面であるため、このカードはドルベのネタを2つも生み出した素晴らしいカードであるといえる。
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動画を検索する場合、正式名称の「光天使ブックス」より「ブックス!」の方が通りがよい。「光天使ブックス」そのものではなく、あくまでドルベのセリフとしての「ブックス!」がネタにされるほうが多いからだろうか。
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