概要
北朝鮮ではアニメのことを「児童映画」と呼び、2Dアニメのほか、人形劇なども含めている。キャラの表現は主に動物を擬人化させたものが多い。2000年代の半ばから2Dアニメにとってはクォリティは高くなり、フレームの移動が滑らかになった。
制作スタジオ
主なアニメの制作元は平壌の「朝鮮四月二十六日漫画映画撮影所(英語:SEKスタジオ)」であり、歌は平壌栗谷(リュルコク)高等中学校(日本の高校にあたる)の学生たちが歌っている。
他に朝鮮白湖漫画映画創作団がある。金星青年出版社でも制作することがあるもよう。
海外筋によるとかつては日本のアニメの下請け制作をしていたと言われている(銀河英雄伝説、1988年~2000年)。
ケモノ御用達
児童教育向けに作られることが多いことから、ケモノ作品が多く、ケモナーに支持されている。こんなはずではなかった。
豚児アニメ
ケモノ作品で豚くんや豚さんが出てくるアニメを豚児アニメという。豚児の語源は金正恩同志(ドンジ→トンジ→豚児)。概ね作品内でのキャラ扱いが雑でいつかスタッフが粛清されるんじゃないかと心配されている。
関連動画
代表作として『鉛筆砲弾』・『リスとハリネズミ』・『かしこいタヌキ』などがある。ジャンルは様々であるが、キャンペーンものとして『交通安全を守ろうよ』というアニメがあり、歴史ものは『少年武将』・『東明聖王』などが代表作。
リスとハリネズミ
鉛筆砲弾
日本のメディアが同国の子供向け軍事教育を批判するために切り抜き取り上げた『鉛筆砲弾(ヨンピルポタン)』。原作は1972年子供雑誌、アニメ化は1983年。空耳要素は「土のパンツ」。
鉛筆砲弾のテーマ(土のパンツは「一にも勉強、二にも勉強」でした)
温和に生徒が助け合い
学んだ通りにかかっていこう
一にも勉強 二にも勉強
欠点知らせあい 乗り越えよう
知識をしっかり固めれば
一にも勉強 二にも勉強
優秀成績取りにいこう
一にも勉強 二にも勉強
優秀成績取りにいこう
その他
豚児アニメシリーズ
かしこいタヌキ
タヌキ君、クマ君、ネコ君の仲良し3人組による教育アニメ。時には競い時には協力し、課題を解決する。全63話。かしこいアライグマとも。韓国ではSBSとKBS(韓国放送公社)が放送している。
関連項目
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