双子座のカノンとは、車田正美の漫画『聖闘士星矢』及びそれを原作とするアニメの登場人物である。
海皇ポセイドン編、冥王ハーデス編に登場。
概要
双子座の黄金聖闘士<ゴールドセイント>であるサガの双子の弟。
兄であるサガは善と悪の二つの心を持っていたが、弟である彼は邪悪と称するに相応しいほど利己的であった。そして使命に反してアテナや教皇を抹殺することをサガに唆したが、これがサガの怒りに触れ、スニオン岬の岩牢に幽閉されてしまった。しかしここはポセイドン縁の地であり、力ずくで脱出した彼はポセイドンと関わったことでその威光を利用して世界を制覇するという野望を抱き、これが海皇ポセイドン編の惨事をもたらすことになる。まあ星矢達の経験値稼ぎにはなったのだが。
作中の動向
海皇ポセイドン編では海将軍<ジェネラル>の一人であるシードラゴンに扮して己の覇業を成就させるためにポセイドンの意思の代行者と嘯き、アテナや多くの地上の人間を苦しめたり一輝を痛めつけたりした。だが一輝やソレントに目を逸らしていた事実を突きつけられた挙句見下げ果てられるとあっさり改心し最後はアテナをかばって亡くなった。
...と思ったら続編の冥王ハーデス編にて実は生きていたことが判明。やはりアテナの加護だろうか。アテナとミロの許しを得て黄金聖闘士として闘うことになる。その結果、強敵を引き受けてくれたり上から目線で説教をしてくれたりとジョーカーとして大活躍をする。あまりにも頼りになるため氷河からは敬意を払われるほど。最後は全ての清算とばかりに敵軍の三巨頭の一人であるラダマンティスを道連れに自爆した。
その実力
実際に戦った一輝に言わせると黄金聖闘士最強のサガに生き写しだがいくらか劣るらしい。しかしこの時は鱗衣<スケイル>を身に着けていたので黄金聖衣を纏ったら同等くらいはいくかもしれない。
サガと同様に遠く離れた双子宮に幻影を創り出したり、居もしないポセイドン神殿の中の様子を詳細に見て取れるなど特殊な力も持つ。
必殺技
- ギャラクシアンエクスプロージョン
銀河の星星さえも砕くという強力無比な一撃必殺技。両腕を頭上で交差させるのが基本ポーズだがパンチでも発動可能。 - ゴールデントライアングル
相手を魔の三角地帯へ送り込む技。その相手が一輝でさえなければ敵は未来永劫異次元を彷徨うことになる。 - 幻朧魔皇拳
相手の精神を支配し殺しを行わせる伝説の魔拳。しかし作中では使おうとしたら横槍が入って不発に終わった。
ちょっと疑問が
サガに何かあれば代わりの双子座の聖闘士として闘わなければいけないこと、そしてサガと双子であることは他の誰にも知られていなかったことを語ったことがある。これを言葉通りに受け取った場合、二人だけで双子座の黄金聖闘士の予備を決めていたということになりはしないだろうか。果たして勝手にそんなことをしていいのだろうか。
あと最後にラダマンティスと相打った時に過去の悪事を全て清算して何の憂いもないと声高に叫んでいるが自分で勝手に決め付けていいものだろうか。彼の罪は人類史上稀なほど重いのだが。
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関連項目
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