双頭の雷龍とは、遊戯王デュエルモンスターズに登場するモンスターカードである。
一部では双頭先生や雷龍先生、双頭閣下と呼ばれ親しまれている。
カードテキスト
モンスター名 | 双頭の雷龍/Twin-Headed Thunder Dragon |
レベル | ☆☆☆☆☆☆☆ |
属性 | 光属性 |
種族 | 雷族 |
攻/守 | 2800/2100 |
テキスト | 「サンダー・ドラゴン」+「サンダー・ドラゴン」 |
概要
遊戯王OCGにおいて
2000年1月27日に登場したvol.7に収録されている融合モンスターカード。
素材であるサンダー・ドラゴンの効果により即座に召喚する事が出来る、初期の頃の融合モンスターカードのため効果は無いもの、安定した攻撃力、召喚の早さと容易さ、デッキ圧縮と墓地肥やしを兼ねた使い方が出来るカード。
サンダー・ドラゴンの効果を利用しつつうまく回してやれば一瞬で3体場に揃ったりもする、初期では山や海デッキの切り札として愛用されていたが、現在では豊富なドラゴン族への補助が受けれないのがデメリットになっている。デモンズ・チェーン、1回休みといった効果モンスターメタをすり抜けられるという特性を持っているため、地味ながら侮れない特性があったが、今度はサンダー・ドラゴンのカテゴリ化により、少々差別化が難しくなっている模様。何なら双頭要素すらまるで違う見た目のモンスターで補完された。
カードイラストからではわかりにくいが、手のないティラノサウルスのような姿である、下記のゲームにより初めて全体像が判明したのだが、見た目以上に細長いためゲーム中の活躍も相まってガッカリした人は多いのではないだろうか?
背中に口がある事といい、サンダー・ドラゴンを無理やり融合させたらこんな感じになるのだろうか?似たようなモンスターとして《二つの口を持つ闇の支配者》が存在する、というかただの色違い。
「メメント」というカテゴリにて、「メメント・ツイン・ドラゴン」という名称でリメイクされて登場したが、実はイラストの構図と色合いは《二つの口を持つ闇の支配者》の方である。
原作・アニメにおいて
遊戯王ではアニメオリジナルである「海馬vs乃亜」「海馬vs城之内」で海馬が使用している。
どちらもサンダー・ドラゴンの効果を利用し召喚されているという双頭の雷龍らしい使われ方をしている、何故か龍の逆鱗の効果により貫通能力を得ていたため、アニメではドラゴン族扱いになっていると思われる。
ドラゴン族では無いので鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴンの効果に利用出来ないが、ヘルカイザー亮は輪廻独断を使用しているため、これを利用したコンボとして使われる予定だったのだと思われる。他にも第1話にてデュエルアカデミア試験会場にて受験生が利用しているため、ちゃっかり出番があったりする。
また遊戯王、遊戯王GXともにイラストとは異なりちゃんとした双頭の姿になっている。
ゲームにおいて
恐らく双頭の雷龍が最も活躍し、お世話になるのがゲームシリーズ。
特に遊戯王真デュエルモンスターズ封印されし記憶では独自の融合やゲームシステムも相まって誰もがお世話になる程強い、むしろポケステと双頭の雷龍無しだとクリア出来るか怪しいレベルである。
基本的にはドラゴン(ドラゴン族でなくても可)と雷族の融合で作られる、この時どちらかが攻撃力1600以上無ければサンダー・ドラゴンになってしまうが、サンダー・ドラゴンならばドラゴンと雷族のどちらを融合させても双頭の雷龍になる。
これの融合システムを利用し、最序盤でも作れるため序盤や中盤では双頭の雷龍を出せばほぼ勝ち、むしろ中盤なんてこいつを出せないと勝てない。更にドラゴンと雷族を併せ持つ性質上、山や海関係の装備カードで強化する事も可能、終盤まで非常に頼りになる(一応4段階強化してしまえばラスボスも倒せる)。
最終的にはスカルビショップデッキの方が効率がいいとされているため、スカルビショップデッキが揃うかメテオ・ブラック・ドラゴンを入手するまではお世話になったプレイヤーも数知れず。
なおこの作品には生贄召喚の概念が無いうえ、どんな脆弱・強力なモンスターや魔法罠でも1ターンに1枚しか出す事が出来ない、そのため終盤になると初手ゲート・ガーディアン(攻撃力3750)や青眼の究極竜(攻撃力4500)は当たり前である。ちなみにポケステを使用しない場合、プレイヤーが手に入れられる最高攻撃力のカードはメテオ・ブラック・ドラゴン(攻撃力3500)である。
このゲームでは登場するモンスターが全て3Dグラフィック化されており、この時初めて双頭の雷龍の全体像が判明するのだが・・・上記で書いているとおりゲーム中の頼もしさからは想像出来ない姿をしているため、多くの人がガッカリしたと思われる。
関連動画
あのTASさんも御用達、それが双頭の雷龍。
関連静画
関連項目
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