因幡てゐ単語

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因幡てゐとは、上海アリス幻樂団制作による「東方Project」作品群の登場キャラの一人である。
東方永夜抄での英表記は「Tewi Inaba」だったが、花映塚以降、「てゐ」は「Tei」と表記されるようになった。

東方Projectの登場キャラクター

概要

因幡てゐ

出演 東方永夜抄(5面中ボス
東方花映塚(自機/対戦相手)
東方文花帖Level4ターゲット
東方儚月抄
  漫画版(1、9、10、19話)
  小説版(1、2話)
  月のイナバと地上の因幡主人公
東方三月精
  第2部(3、4、18話、1巻特別編2巻特別編
  第3部12話最終話
東方鈴奈庵3話
東方心綺楼人間の里ステージ背景モブ
※斜体の回はモブでの登場
二つ名 地上の(永夜抄儚月抄)
幸運の素(花映塚求聞史紀)
飛び跳ねるの大群(文花帖)
種族 妖怪
所属 永遠亭

健康に気を遣って長生きした結果、妖怪変化のを身につけたという妖怪

幸運を授けてくれるという話がある為、しく人間からの人気が高い妖怪だが、特別人間に好意的という訳でもないらしく、人間友好度は普通とされている。また、人間を「何でも食べる意地汚い」と評した事もあった。

現在迷いの竹林にある永遠亭で暮らしているが、てゐは永遠亭が出来る前から迷いの竹林に住んでいた。てゐはかつて高と呼ばれていた時代からこの地に生きる最長老であり、迷いの竹林の持ちなのだという。それだけにてゐは迷いの竹林を熟知しており、妖精さえも迷うと言われるこの地にあってもに迷う事はい。の事を全て知っているのはてゐだけだとされている。

永遠亭に住む多数の地上のリーダーであると同時に、鈴仙と地上の妖怪達によって結成されたの理想郷を考える集団「同盟」の幹部でもあり、同組織においては、妖怪ではない地上のを取り仕切る事もしている。この為か、野生のリーダー格とされる事もあるようだ。てゐの知らない妖怪は存在しないと言われており、達はてゐの命にしか従わず、その命は何でも聞くという。

で迷った際にてゐを見かければ抜け出せると言われている為、人間からは迷いの竹林案内役と思われている。しかしてゐは妹紅のように仕事や自分の意思として案内をしている訳ではなく、それどころかチルノから帰り道を尋ねられた際には、にべもなく案内を断っている。とは言え、を彷徨っていた咲夜に出る方法を教えようと持ちかけた事もあるので、どこまで本気か不明だが、全く案内をしない訳ではないのかも知れない。

作中にてゐが初登場したのは東方永夜抄Stage5である。この時には、スペルカードも、カットインも、テーマ曲も、そして台詞さえ持たない中ボスであった。しかし中ボスでありながら、撃破しても爆発せずにそのまま撤退するという挙動を見せており、既に者ではないという雰囲気が垣間見える。そして同作スペルラクティスモードLast Wordにおいて、スペルカードカットインを引っ提げ突如として再登場。プレイヤーを大いに驚かせた。

続く東方花映塚においては自機に抜された。この作品で初めててゐが会話をする場面が描かれ、永夜抄では詳細不明だった口調や性格が明らかとなった。また本作ではテーマ曲も作成されている。

なお、東方Projectにおいて、台詞を獲得した中ボス出身者は一時期てゐだけであった。東方神霊廟屠自古の登場により、この特異性は失われたが、自機抜テーマ曲所有にまで到った中ボス出身者は、依然として一てゐのみである。

花映塚発売から4ヵ後の2005年12月には東方文花帖に出演。残念ながらこの作品を最後に、ゲーム作品での対戦相手、もしくはプレイアブルキャラクターとしてのてゐの出演は現在まで途絶えている。

しかしてゐは、書籍作品に舞台を移して活躍を続行。まず2006年東方三月精において再登場を果たすと、翌2007年開始の東方儚月抄にも出演。漫画版と小説版では、これまでにない大物ぶりを漂わせ、その存在感を示している。また同作の4コマ漫画版である「月のイナバと地上の因幡」においては、鈴仙と共に遂に主人公へと抜された。

現在儚月抄三月精とも全シリーズが連載終了済みだが、東方Project漫画作品の最新作東方鈴奈庵にもモブで姿を見せている。また東方心綺楼人間の里ステージでは背景モブとして登場し、他の永遠亭の住人達と一緒に試合を観戦している様子が確認出来る。今後の活躍も期待したい。

テーマ曲

てゐの正式なテーマ曲は、東方花映塚で発表された「お宇佐さまの素い幡」である。
シンデレラケージ ~ Kagome-Kagome」がテーマ曲的に扱われる例もしばしば見られるが、これはまだテーマ曲のかった永夜抄時代、てゐが登場するStage5において中曲として使われていた事のであろう。

外見

外見的には兎耳尻尾が最大の特徴の、黒髪の幼い少女である。身長はかなり低く描かれている事がほとんどで、胸も妖精と同レベルのようだ。

季節を問わずに薄桃色涼しげなを着ており、スカートからは尻尾を出せるようになっている。永夜抄カットイン求聞史紀の挿絵では裸足であったが、常に裸足という訳ではなく、花映塚カットイン儚月抄漫画版、儚月抄小説版の挿絵等で靴を履いている姿も確認出来る。

てゐのシンプルファッションにおいて、ニンジンネックレスが印的なアクセントとなっているが、これを身に着けるようになったのは花映塚からである。花映塚以降の作品である求聞史紀の挿絵でもネックレスは確認出来ないが、これは阿求データが古いか、あるいは常にネックレスを着けている訳ではないのかも知れない。

永琳によると、本人を見ていると何の威厳も感じられないが、大量の自由に操る姿は仙人を思わせると言う。また、数年前に初めて会った時にはを着ていたとの事だが、詳細は不明。

性格

ある程度の距離感がある時には人気が高いが、密になればなる程、嫌いになるタイプとされる。

他者の波長を見る事が可鈴仙によれば、波長の短い人は気性が荒いとの事だが、てゐの波長はの中でも飛び抜けて短いらしい。事実てゐは喜怒哀楽しいとされており、その性格は妖怪よりも妖精に近いという。

大変な悪戯好きであり、狡賢く、人を騙す事に抵抗を感じない。詐欺紛いの手口で人を騙しては報復を受けているが、全く懲りていない根っからの詐欺師である。狡賢いと言っても、騙しの手口自体はさして巧妙ではなく、胡散臭い態度から怪しまれる事も多い。また、魔理沙悪戯を食べさせられた事もあり、てゐ自身も他者に騙されないという訳ではない。あるいは魔理沙のような顔見知り相手にはあまり警心を持たないタイプとも考えられるが、現段階では相は不明。

臆病な面もあり、映姫との邂逅では、相手が閻魔と判るや否やあからさまな保身に走っていた。その一方でそれなりにプライドも高いようで、を侮ったような発言をする者には反論する事も多い。鈴仙の言う事を聞かないのも、地上に住む者を見下す傾向に反発しての事らしい。

通常のを捕まえていると妖怪から報復を受ける事があるが、てゐは普通人間に食べられる事については「少しくらい食べられるのは仕方がいかも知れないけどー」と発言しており、あまり気にしていないようである。鈴仙はその事でてゐを「特別冷たい」と評している。

かなりのニンジン好きのようで、人参ジュースを飲みたがる場面がある他、ニンジンネックレスニンジン柄の布団を用する等、単に好物というレベルに止まらない執着が垣間見える。ただ、日常レベルニンジンについてっている場面はほとんどい。

能力

人間を幸運にする程度の能力

てゐの姿を見た者には幸せが訪れるという。しかしその幸運はあまり長持ちしないらしく、迷いの竹林を迷わずに抜け出すといった事でも効果が終了してしまうらしい。授かった幸運をその程度の事に使ってしまうのはもったいないとされているので、潜在的により大きな応用範囲がある事は確実と思われる。

幸運が具体的にどこまでの効果を持つのかを示す例は少ないが、咲夜はてゐの足下が全て四葉クローバーという現に驚かされた事がある。この件についててゐは「四つ葉クローバーも、十万分の一の確率もあるんだから、レアでもなんでもないわね」とっており、その群生程度の幸運偏差は容易というのが、自身のに対する認識なのだろう。

求聞史紀では「四葉クローバーで喩えると、四十葉のクローバー程度の幸運」が貰えるとされている。これは論、四葉クローバーより10倍凄いというイメージの表現でもあるのだろうが、同書が発売された2006年時点でギネス世界記録に登録されていた最も葉の多いクローバーは、多葉の交配で生まれた18枚葉[1] だった為、てゐのもたらす幸運がいかに並外れたものであるかを示したものであるのかも知れない。

名には人間を幸運にするとあるが、厳密に人間のみに効果を発揮するではない可性もある。咲夜撃した四葉クローバーの群生に関しては、人間である咲夜四葉クローバーを発見する幸運を授けたと解釈する事も出来るが、実際の発見者はてゐ自身である為、むしろてゐ自身に幸運を発生させているようにも見える。

また、がてゐを犯人として記事にした賽銭詐欺騒動の際、てゐは自身のアリスのような妖怪にも効果を発揮するという趣旨の発言をしている。大結界異変でのミスティアとの対戦時には「になんか幸運を分けてやらないからね!」と発言しており、これらのが正しいのなら、てゐは妖怪に対しても幸運を付与する事が可で、更にの発動を任意に操作可という事になる。

花映塚マッチモード対戦時、てゐが「○○すれば幸せになれるわ」と、幸せについての忠告めいた台詞を口にするのは、人間である霊夢魔理沙咲夜、そして一応人間妖夢が相手の時だけなので、人間を幸運にするという名は、てゐなりのこだわりを反映したものなのかも知れない。

月のイナバと地上の因幡」では、を使って自らに幸運を呼んだてゐが、埋蔵されていた金銀財宝を発見する場面があり、同作においては明確に人間以外にも効果が及ぶという扱いになっているようだ。

強さ

はずば抜けて高い身体を持ち、精的な攻撃に強いとされている。

しかしてゐは妖に分類される妖怪でありながら、鈴蘭にあてられれば体調を崩し、チョウセンアサガオを食べさせられれば吐き戻し、精ショックを受ければ寝込んでしまうというありさまで、妖らしい強さが全く見られない。妖の中で妖怪が例外的に弱いのか、てゐが個人的に弱いのかは不明。

敏捷性に関しては流石にかなりのものがあるようで、求聞史紀にもそのすばしっこさが特記されている他、本人も魔理沙に対して「かけっこでに敵うはずもないけど」と言っている。

口調

てゐの口調には特徴が少なく、のある一人称語尾を使う事もほとんどかった。しかし儚月抄漫画版と小説版では、「あたしゃ」という、いささか年配者染みた口調で話す場面が見られる。

師匠様と呼んでいる永琳や、一応上という事になっている鈴仙に対しても砕けた話し方をしており、映姫以外の相手に敬語を使っている場面はい。

二次創作では「~ウサ」という語尾を使う例がしばしば見られ、多くの場合、をついている事を示す合図となっている。

来歴

幻想郷歴史に登場する以前のてゐに関しては、太古の時代にサメを騙してを渡った事や、迷いの竹林が高と呼ばれていた頃からそこへ住んでいた事等、断片的な情報があるのみで、詳しい事はほとんど分かっていない。迷いの竹林大津波で流されて幻想郷に流れ着いたとされるが、てゐがいかなる経緯で幻想郷に現れたかは不明である。

てゐが幻想郷歴史に最初に登場したのは、幻想郷縁起においての事だった。幻想郷縁起の編纂が始まったのは千年以上前だが、その時点で既にてゐの存在は確認されている。

同じく千年以上前の事とされる戦争と、地上の妖怪敗北についてもてゐは知っていた。てゐ自身の関与の有については明らかにされていない。

やはり千年以上前に輝夜永琳幻想郷に現れ、迷いの竹林に用意した永遠亭に隠れ住むようになったが、の持ちであるてゐは、その事実い段階から察知していたらしい。

輝夜永琳の智による仕掛けで、永遠亭には歴史が進むような変化は発生しない事になっていた。しかし彼女達が隠遁を始めて数年前後、歴史が動く事件が発生する。永遠亭へのてゐの来訪である。てゐは警する永琳に敵意のい事を示し、達に智を授けてくれれば、人間を寄せ付けないようにするとの取引を持ちかけた。

結局てゐと永琳の間で何らかの契約は成立したらしく、以降てゐは永遠亭に住み着き、の使者を寄せ付けないようにしているようだ。なお、てゐが歴史の止まった永遠亭へ何故侵入出来たのかは、永琳も未だに判らないという。

上述した事件との前後関係や正確な時期は不明だが、恐らくが地上で活動していた頃、てゐはで造ったを飲んだ事があるらしい。近年になって再度を賞味した際には、達によって品質良が進んだという趣旨の発言をしている。

二次戦争より三十年程前、幻想郷に現れた鈴仙を発見したのもてゐだった。てゐは鈴仙からの侵入者である事も見抜いており、その事を永琳に報告している。この事件は鈴仙永遠亭に拾われるという形で収束。鈴仙は後に相棒的存在としててゐとも因縁浅からぬ事になる。

異変の際にはてゐも永遠亭に侵入した人妖の迎撃に出ているが、立った活躍は見られなかった。この異変でてゐが何を思って行動していたかは判っていない。

続く六十年周期の大結界異変ではてゐは状況を大いに楽しんでおり、永遠亭の関係者には断で幻想郷各地を遊び回った。その果てに人を騙し過ぎると映姫説教され、ショックで寝込む事となったが、それでもやはり懲りてはおらず、後に様子を見に来た映姫は、相変わらずばかりついているてゐを撃する事となった。

二次戦争の際には、てゐが現在でもの使者を永遠亭に寄せ付けないようにしている事が判明した。しかしてゐは第二次戦争そのものに対しては距離を置いており、に攻め込む人妖には論、事件の黒幕を捕らえようとしていた永琳にも協する事はかったようだ。

その後は現在まで、てゐは大きな事件に関与していない。煙々羅騒動の際、を訪れた霊夢と魔理沙の付近に姿を見せているのが、てゐの活動が確認された時系列的最新例である。

スペルカード

てゐは明らか因幡の素兎モデルとしたキャラクターであり、スペルカードにもその神話にまつわるものが多く見られる。因幡の素兎関連についての詳細は後述する。

東方永夜抄

東方花映塚

東方文花帖

因幡の素兎

てゐのスペルカードである符「因幡の素兎」が示す通り、因幡の素兎という概念は作品世界においても存在している。また、映姫小町チルノメディスンらは、てゐとの会話の中で因幡の素兎物語を引き合いに出した台詞を口にしており、と言えば因幡の素兎という発想が作品世界ではポピュラーなものである事がうかがえる。

この為、てゐは単に因幡の素兎モデルとしたキャラクターというだけではなく、作品世界における因幡の素兎その人であるとの説もある。また実際にその裏付けとも取れる情報も幾つか存在しており、認知度の高い説である。

本項ではてゐに関する諸要素のモデルとなっている因幡の素兎物語紹介すると共に、両者が同一人物であるとの説を検証する。

神話上の因幡の素兎

因幡の素兎とは、古事記には「稻羽之素菟」と記され、俗に「因幡の白兎」とも表記される神話である。

淤岐という離に住んでいたが本土の因幡に渡る為にワニとも方言とも)を騙して利用しようとした所、最後の最後に詰めを誤り、身の皮を剥がれてしまったという日本神話の有名なエピソードで知られる。

更に追い討ちに、素(素いではなく裸のの意)は通りすがりの八十(八十柱、もしくはそれ以上の大量の兄弟たち。因幡在住のヤガミヒメという女神婚する為にレース中)に「皮を剥がれた傷が痛むなら身体にを塗りこんでに当たっていれば良くなるよ」とデタラメを吹き込まれ、傷を更に悪化させてしまうことになる。

打ちひしがれ素が泣いていた所に、オオナムチ大穴遅)という名の、八十兄弟の内の一柱でヤガミヒメ争奪レースに出遅れていたが通りすがる。オオナムチは素に、「傷を治したければ傷口をで洗って花粉を塗りつけておきなさい」と、他の兄弟たちとは違って適切な治療法を教え、素の傷は事に治った。

すっかり感謝した素は、「ヤガミヒメは八十兄弟たちではなくオオナムチ様を夫に選ぶでしょう」と予言し、実際にその通りとなる。この逸話をきっかけに、因幡の素兎は縁結びのとして祭り上げられることとなるのであった。

ちなみにオオナムチというは後にオオクニヌシ大国主)と名を変え、日本神話に様々なエピソードを残す。東方儚月抄漫画版第一話にて地上の妖怪たちがキャッキャしているダイコク(大)様とは彼の事であり、霊夢が呼び出そうかと検討しているのもオオクニヌシである。作中で触れられている通りオオクニヌシは大変なイケメンであり、「因幡の素兎」のエピソードで最初に妻としたヤガミヒメ以外にも多くの女神たちを妻とし180柱もの子を設けたリア充の極みのようなだった。

因幡の白兎」の記事も参照されたし。

ZUNのコメント

月のイナバと地上の因幡」下巻限定版の表は、フカヒレスープの上にてゐのフィギュアが浮かべられた写真であった。この表についてZUNは『「因幡の素兎」と言えば サメだと言ったら本当にフカヒレになりました』とコメントしており、これは原作者が自らてゐと因幡の素兎が同一の存在である事を示したものと見る事も出来る。

しかしてゐのモデル因幡の素兎である以上、同一の存在でなくとも上記のようなコメントが出る事は考えられるので、確実な拠とまでは言えない。

「エンシェントデューパー」

因幡の素兎ワニを騙してを渡ったというエピソードモチーフにしたスペルカード。「Ancient duper」とは古代詐欺師程度の意か。

魔理沙はこのスペルカードを「太古の時代、サメを騙してを渡った時のイメージらしい」と評しているが、文脈的に見て、これはてゐ自身から由来を聞いてのコメントと思われる。それが真実なら、てゐは因幡の素兎と同じ体験をしている事になり、因幡の素兎本人である可性も高くなる。

兎符「因幡の素兎」

てゐが花映塚で使用したボスアタックスペルカードボスアタックとは、対戦者のフィールドに自分のを送り込む攻撃であり、その名称も使用者そのものを示しているものも多い。素直に受け取るなら、てゐは自身が因幡の素兎である事を高らかに宣言したという事になる。

ただしボスアタックの中には、明らか使用者自身をしていないものや、使用者を過大に評価したようなものも含まれるので、てゐが著名なである因幡の素兎あやかって命名しただけと解釈出来なくもない。

借符「大穴牟遅様の薬」

偽の治療法で悪化した怪に苦しむ因幡の素兎が、オオナムチの与えた正しい処方によって救われたという話をモチーフにしたスペルカード因幡の素兎に取って、オオナムチはまさしく大恩人である。

てゐもオオナムチの後の姿であるダイコク様を大変敬愛しているようで、「お師匠様(永琳)よりも、ずっと良いを作るし」とまで言っている。ダイコク様は達の憧れの存在なので、彼を敬する事がそのまま因幡の素兎である事の拠にはならないが、単にダイコク様を慕うだけに止まらず、彼の作るやその出来にまで言及している辺り、自身が効果を体験済みだからこその発言とも思える。

高草郡

てゐは高と呼ばれていた頃からの迷いの竹林の住人とされているが、高因幡の素兎とも関係の強い土地であった。旧高にあたる鳥取市は、因幡の素兎の縁の地であり、因幡の素兎白兎神社もここに存在する。

また「因幡民談記」には、高に住んでいた老洪水オキノシマに漂着。帰る為にワニを騙してその背を渡るも、企みが発覚して毛を剥がされ、それを哀れんだオオナムチに救われるという話が掲載されている。

兎神

神話上の因幡の素兎は最終的に格を得ているので、作品世界因幡の素兎もやはりとなったと考えられる。

一方諏訪子鈴仙に「方の処に色々神様が居るって聞いたけど」っており、この台詞をそのまま受け取ると、永遠亭には複数のがいるという事になる。その場合として考えられるのはオモイカネ説のある永琳だが、他にもいるとなると、正体不明のてゐが該当する可性が高い。てゐがであるなら、それは逆説的に因幡の素兎と同一人物である事を示すと言える。

てゐは妖怪ではない事は明らかであった。

東方儚月抄 ~ Cage in Lunatic Runagate. 第一話「賢者の追憶」より 八意永琳

年齢

てゐは幻想郷の中でも最も長く生きている部類と言われている。てゐの具体的な年齢は不明だが、明らかにされている情報としては以下のものがある。

てゐに関する既知のエピソードの中で最古のものであるサメを騙す話は、太古の時代の出来事とされている。太古というのがどの時代をすかは不明だが、辞書的な意味で考えるなら有史以前という事になる。

またてゐは、石門別命を「懐かしい神様」とっているが、これはてゐが代から存在し、と交流を持っていた可性を示している。事実てゐは妖夢に対し、「昔はあまたの々と交流もあったもんよ」とまるで見てきた事のようにっている。

数値的に年代が示されている範囲でてゐの存在が最初にられているのは、千年以上前に稗田一が幻想郷縁起の編纂を始めた時である。千歳αが、確実と明されているてゐの年齢という事になる。

180万歳以上説

てゐの年齢は、しばしば179万180万歳以上であるとされる。この具体的な数値は、てゐが因幡の素兎である事を前提に、日本神話の記述を根拠としたものである。

後の神武天皇である日本磐余尊が東征を開始したのは、孫降臨から179万2470余年後の事とされている。因幡の素兎オオナムチエピソードは、孫降臨より更に古い時代の出来事であり、これが180万歳以上という数値の出所となっている。

論、神話と作品は別のものであり、神話の記述が作品世界でもそのまま適用されているとは限らないのだが、傍らしきものは作中にも存在している。

慧音スペルカード、始符「エフェメラリティ137」は、神武天皇モチーフとしたものなのだが、永夜抄スペルラクティスモードコメントには「は何十万年と生きていたのにね」とある。神武天皇孫降臨したニニギの曾孫にあたるので、が何十万年と生きたという記述は、孫降臨から179万年という話に基づいていると思われる。このコメントから孫降臨関係の設定は、作品世界において神話の記述通りであると解釈する事が出来る。

しかしスペルラクティスモードコメントは、作品世界の設定らしきものがある一方で、明らかな冗談や関連性の低そうなきのようなものもあり、その記述がすなわち設定であると断言出来る性質のものではない事にも注意。

なお、神奈子元ネタのひとつであるタケミナカタ(建御名方)もオオクニヌシの子の一柱である。てゐが因幡の素兎であるなら、神奈子が生まれる前から生きていると見る事も出来る。

対人関係

鈴仙・優曇華院・イナバ

鈴仙同盟におけるてゐの上であり、永遠亭日常でも上のように振舞っている。しかしてゐが鈴仙の命に従う事はい為、上部下の関係は形骸化しているに等しい。

地上の者を見下す鈴仙をてゐは快く思っておらず、また鈴仙の方でもてゐのとばっちりで自分が永琳に叱られる事に不満を持っていたりと、両者の関係はあまり上手く行っていないとされている。

とは言え、鈴仙とてゐは2人で同盟結成を決めていたり、花映塚ではおいのニンジンアクセサリーを着けていたり、てゐが寝込んだ際には鈴仙が心配そうに様子を見ていたりと、険悪な関係という訳でもない。また、永遠亭住人の意識は永異変を契機に変わりつつあるので、将来的には両者の関係も善されるのかも知れない。

八意永琳

鈴仙はてゐを永遠亭ペットと勘違いしているらしく、その為、永琳のてゐへの態度を甘過ぎると考えているが、実際には両者の関係は同盟に近い。

てゐは永琳の言う事もあまり聞かないとの事だが、それでも作業に雑務を行わせる等、最低限の命には従っているようだ。

祭を盛り上げる為、永琳の食べる団子を盛っている事を見抜きながらも、糾弾する事もく、皮めいた台詞を口にするだけのてゐと、てゐの皮とその理由を察しながらも特に何も言わない永琳という、妙な緊感が垣間見える場面もあるものの、両者の関係は概ね良好なようで、表立った反は見られない。

永琳はてゐに一置いているのか、「気が付いたら居て、気が付いたら居なくなっている。それでも、重要な時には必ずいるのだ」、「ここは見つかりません。てゐがの使者を寄せ付けない様にしてくれているのですから」等、その実を評価しているらしい様子が見られ、また「あのは昔から自由奔放だったわ」、「てゐのさは今に始まった事ではない」と、てゐのフリーダム行動も容認している節がある。

てゐは永琳をお師匠様と呼んでいるが、実際に師事しているかどうかは不明。「私の知り合いにもの達人が居るの。毒薬だけと言わず、ありとあらゆるの」とメディスンった事があるので、永琳の実は認めているようだ。

しかし第二次戦争の際、「わたしゃ賢いの御仁についてよかったよ」と言って永遠亭の住人達と談笑する一方、永琳達がいない場所では、ダイコク様はお師匠様のよりずっと良いを作ると言って妖怪達と一緒になって笑っていたりもするので、永琳全に心して師匠扱いしている訳ではないと思われる。

蓬莱山輝夜

実は「月のイナバと地上の因幡」を除く公式作品で、この両者が会話をかわしている場面は存在しない。強いて挙げるなら、儚月抄漫画版で、てゐの言葉に輝夜が吹き出す場面がある程度である。

しかし全くの交渉という訳ではなく、輝夜視点の話である儚月抄小説版第二話では、会話こそいものの、輝夜がてゐの存在をきちんと認識している事が分かる。また永夜抄キャラ設定.txtには、なら何でもイナバ扱いで鈴仙とてゐの区別をしないというような説明があるが、この話のモノローグではてゐと呼んでいる。

なお、「月のイナバと地上の因幡」では普通に会話シーンもあり、一緒に行動している姿もしばしば見られた。

その他

永遠亭関係者を除く人妖とてゐの関係については、描写が少ない事もあってほとんど分かっていない。

異変の際に覚えたのか、六十年周期の大結界異変の際には霊夢魔理沙咲夜妖夢名前を知っていたてゐだが、その4人とも特にしくしている描写はい。魔理沙咲夜はてゐのを意識している場面も見られ、特に魔理沙はてゐに幸運をねだった事もあった。しかし強く執着しているという訳ではないようで、後に魔理沙はてゐにを食べさせるような悪戯も行っている。

チルノとは大結界異変が初対面だったようだが、後の博麗神社の縁日では談笑しているらしき場面が見られたので、それなりにしくなったのかも知れない。

ミスティアとは較的辛辣な言い合いをしていたが、実は彼女の代名詞とも言うべきヤツメウナギ屋台の開業には、てゐのがあったのかも知れない。ミスティア屋台文々。新聞二十季神無月の号で「最近、が始めた新商売」として紹介されているのだが、それに先立つ第二十季の大結界異変の際、てゐはミスティアに新しい商売を始めるように勧めているのである。

とは文々。新聞の取材で何度か会っているようだが、私的な交友があるかどうかは判っていない。てゐは「真実だけを記事にする」、「自体が悪いこと」と表向きにはしているとは反りが合わないらしい様子が見られ、「事件が起こる事が幸せな事だと思っているあんたには、私のに難をつける事は出来ない」と皮めいた台詞も口にしている。しかしてゐの口ぶりから見て、それらは全てだった可性もあり、相は不明。また、文々。新聞の号外を乱発するようになったのはごく最近、「の号外」以降の事なのだが、その直前にあたる大結界異変の際、てゐが「方の新聞の購読者を増やしたくない? 私に良い考えがあるんだけれど……」と持ちかける場面も見られた。号外乱発というの新しい編集方針は、てゐの提案に基づいている可性も考えられる。

結界異変を自分のものにするよう幽香に提案しているので、幽香とそのについては以前から知っていたと思われるが、交友関係があったかどうかは不明。プリズムリバー楽団についても知っていたようだが、こちらは知識として知っているだけで、個人的なつきあいはかったようだ。

結界異変で知り合ったメディスンとは、それなりに友好的な関係を築いており、詐欺を疑われつつも、最終的には彼女鈴蘭の一部を借り受けている。しかしその後、メディスン自体がほとんど作中に登場していないので、メディスンとの関係や鈴蘭がどうなったかは不明である。

映姫はてゐが敬語を使って話す相手だが、大結界異変までは面識がかったらしく、出会った当初は彼女閻魔だと気がついていなかった。彼女に対して下手に出ているのも、映姫個人というより、閻魔という地位にある者に対する諛と思われる。

てゐの悪戯

悪戯好きだけあって、てゐは作中で様々な悪戯を行っている。しかし映姫に「妖精悪戯とは異なり、方の場合は程度の低い詐欺なのです」と摘された通り、悪戯というより詐欺に近いものも多い。
二次創作では落とし穴を掘るのが定番の悪戯だが、「月のイナバと地上の因幡」を除く公式作品において、てゐがその類の物理トラップを仕掛けた事はい。

作中におけるてゐの悪戯/詐欺的な発言・行動は以下の通り。 ※ネタバレ注意

東方花映塚

  • 迷いの竹林についての発言で妖夢を煙に巻く。
  • 鈴蘭の一を預けるだけで、そのを何倍にもして返すとメディスンに持ちかける。
    借りるだけとしつつ、契約後は「あの辺の一は私のもの」と言っている。
  • てゐ「鈴蘭の解は要らんかね」 メディスン「またピンポイント詐欺商売ね」
  • まあいいや。うちのを騙してを集めさせれば」
  • 詐欺拠さえ掴めば、記事に書けるのですけれど……」(
  • 「もっとお賽銭お金が入る方法を知りたくない?」(霊夢に)
  • 「もっと高級なを手に入れてみない? いい方法があるんだけど……」(チルノに)
  • 「私に考えがあるから、新しい商売を始めると良いと思うわ」(ミスティアに)
  • 方の新聞の購読者を増やしたくない? 私に良い考えがあるんだけれど……」(に)
  • 「どう? 私に管理を任せてみない?」(の管理についてメディスンに)
  • 「この異変を自分の物にしてみない? 方ならそれができると思うわ」(幽香に)

東方文花帖 ~Bohemian Archive in Japanese Red

東方三月精 ~ Strange and Bright Nature Duity

東方儚月抄 ~ 月のイナバと地上の因幡

てゐ専用年表

てゐの行動幻想郷の大きな事件に限定した年表ウサ。

推測でしかない部分や解決出来ない矛盾も含まれ、「月のイナバと地上の因幡」での出来事、因幡の素兎説や180万歳説も取り入れてあり、その一方で全ての出来事を記載している訳でもないので、あくまで参考程度に。

  てゐが高に住む。(三月精 第2部 第3話「高」)
  大津波で流される。(三月精 第2部 第3話「高」)
  洪水被害の老オキノシマに流される。(因幡民談記)
  てゐがサメを騙してを渡る。(The Grimoire of Marisa
  負傷した稻羽之素菟が大穴に救われる。(古事記
  稻羽之素菟がになる。(古事記
179万年以上前 孫降臨。邇邇芸命に随伴し、思兼石門別らが地上へ。(古事記
てゐが石門別と出会う?(儚月抄 小説版 第一話「賢者の追憶」)
有史時代
  妖怪の住む人里離れた山の中が幻想郷と呼ばれるようになる。(紅魔郷/妖々夢 バックストーリー)
  幻想郷に流れ着き、迷いの竹林と呼ばれるようになる。*(三月精 第2部 第3話「高」)
1000年以上前 稗田一が幻想郷縁起の編纂を開始。幻想郷にてゐの存在を確認する。(求聞史紀「因幡てゐ」)
1000年以上前 輝夜永琳迷いの竹林永遠亭を建てて隠れ住む。(儚月抄 小説版 第一話「賢者の追憶」)
1000年以上前 幻想戦争騒動。妖怪達とへ攻め込むも惨敗する。(求聞史紀八雲紫」)
1000年以上前? てゐがで造った味わう。(三月精 第2部 第18話「中の 中の 後編」)
500年以上前 妖怪計画。幻想郷の周囲にと実体の界を創る。(求聞史紀八雲紫」)
年前 てゐが永遠亭に入り込み、永琳と取引する。(儚月抄 小説版 第一話「賢者の追憶」)
130年近く前 結界騒動。妖怪賢者達が博麗結界を創る。(求聞史紀八雲紫」)
30年程前 てゐが幻想郷に侵入した鈴仙を発見する。(儚月抄 小説版 第一話「賢者の追憶」)
2003年
十八季 異変。(紅魔郷
2004年
十九季 5月 異変。(妖々夢
十九季 博麗神社宴会が繰り返される。(萃夢想
十九季 異変。てゐも永遠亭への侵入者を迎え撃つ。(永夜抄
2005年
十九季 睦月 文々。新聞でてゐの賽銭詐欺が報じられる。被害者咲夜魔理沙アリス等。(文花帖
二十季 六十年周期の大結界異変。てゐは映姫説教される。(花映塚
二十季 霜月 文々。新聞同盟と博麗神社の対立が報じられ、てゐへのインタビューも掲載される。(文花帖
2006年
  光の三妖精鈴仙からてゐの過去について聞く。(三月精 第2部 第3話「高」)
てゐが魔理沙チョウセンアサガオを食べさせられる。(三月精 第2部 第4話「異変の向こう」)
2007年
てゐは永琳鈴仙からいと見做されている事が判明。(月のイナバと地上の因幡 第1話)
異変から三~四年後の 祭でダイコク様の為にを搗く妖怪達を咎め、躾けるようてゐに命じる鈴仙。相手にしないてゐ。レイセン幻想郷へ侵入し、博麗神社付近へ降下。神社修行中の霊夢石門別命を呼ぶ。霊夢が意識を失ったレイセンを発見する。が第二次戦争開戦を宣言。(儚月抄漫画版 第一話「賢者の計画」)
同日 の侵入者を察知したてゐが神社を偵察、石門別命を撃。(儚月抄小説版 第一話「賢者の追憶」)
祭翌日 てゐが氷柱を調達してくる。(月のイナバと地上の因幡 第2話)
てゐと鈴仙香霖堂雨宿り。(月のイナバと地上の因幡 第3話
てゐが鈴仙や他の達と一緒にを搗く。(儚月抄小説版 第二話「三千年の玉」)
同日 てゐが鈴仙を泣かせてしまい焦る。(月のイナバと地上の因幡 第4話)
守矢神社妖怪の山に引っ越す。(風神録
  輝夜社会見学に付き合うてゐと鈴仙。(月のイナバと地上の因幡 第5話)
  永琳の怒るラインを見極める為に鈴仙輝夜実験するてゐ。(月のイナバと地上の因幡 第6話)
の降る日 紅魔館でのロケット完成記念パーティにてゐも出席。(儚月抄漫画第九話「住吉・インブルー」)
同日 てゐと鈴仙紅魔館の地下でフランドールに遭遇する。(月のイナバと地上の因幡 第8話)
  ロケット発射。輝夜達に側について良かったとるてゐ。(儚月抄漫画版 第十話「幻想ケープカナベラル」)
  てゐが妹紅の作った干しを大量に盗み食いしていた事が判明。(月のイナバと地上の因幡 第11話)
  てゐと鈴仙永琳示で紅魔館に本を借りに行く。(月のイナバと地上の因幡 第22話)
  の使者レイセンの頼りなさに呆れるてゐ。(儚月抄漫画版 第十九話「縛られた大地」)
  二次戦争の終結。(儚月抄小説最終話「二つの望郷」)
  風邪で寝込む永琳輝夜が看病するも、てゐの入れ知恵で被害拡大。(月のイナバと地上の因幡 第7話)
2008年
1月7日 鈴仙をからかいつつ七草粥を食べるてゐ。(月のイナバと地上の因幡 第9話)
  妖怪相手に学校真似事を始める輝夜と付き合うてゐ。(月のイナバと地上の因幡 第10話)
もうじき 輝夜希望で人造のを造るてゐと鈴仙。(月のイナバと地上の因幡 第23話)
が咲く頃 チルノ光の三妖精を撃破する。(妖精大戦争
博麗神社宴会永遠亭一同の姿も確認出来る。(三月精 第2部 特別編妖精大戦争」)
  の昔とべた品質向上をるてゐ。(三月精 第2部 第18話「中の 中の 後編」)
  釣りをしたがる輝夜に付き合い、霧の湖へ出向く永遠亭一同。(月のイナバと地上の因幡 第12話)
  永遠亭諏訪子来訪。相手をと知りつつ鈴仙をけしかけるてゐ。(月のイナバと地上の因幡 第13話)
  てゐが中有の道でM&Aを繰り返し、出店の51下に。(月のイナバと地上の因幡 第14話)
博麗神社が倒壊。(緋想天
  輝夜考案の捕獲に引っかかるてゐとリグル。(月のイナバと地上の因幡 第15話)
  永琳物を入れたというを開けるてゐ。(月のイナバと地上の因幡 上巻おまけ
  てゐと鈴仙永琳示で魔法の森を採りに行く。(月のイナバと地上の因幡 第16話)
  ダイエットに挑む輝夜に協するてゐ。(月のイナバと地上の因幡 第17話)
  てゐは輝夜妹紅の確執についても事情を知っている模様。(月のイナバと地上の因幡 第18話)
  掃除サボろうとするてゐ。(月のイナバと地上の因幡 第19話)
2009年
間欠から霊が湧き出る。(地霊殿
  てゐの入れ知恵で妖怪達がストライキ。(月のイナバと地上の因幡 第20話)
  てゐに騙された鈴仙な耐寒訓練に挑む。(月のイナバと地上の因幡 第21話)
命蓮寺建立。(星蓮船
  いなくなった輝夜を探すてゐと鈴仙。(月のイナバと地上の因幡 第24話)
  永遠亭の様子を伺いに来たレイセン永遠亭に案内するてゐ。(月のイナバと地上の因幡 第25話)
  てゐの落とし穴鈴仙依姫が犠牲に。(月のイナバと地上の因幡 第26話)
  妖怪を連れ帰りたがる豊姫とてゐの化かしあい。(月のイナバと地上の因幡 第27話)
未来妖バザー開催。(非想天則
はたてが勝負する。(ダブルスポイラー
  てゐの誘導で輝夜都万展開催を決定。(月のイナバと地上の因幡 第28話)
  鈴仙人間大砲に挑むと各方面に宣伝するてゐ。(月のイナバと地上の因幡 第29話)
  都万展当日や後夜祭鈴仙を酔い潰すてゐ。(月のイナバと地上の因幡 第30話)
  輝夜日記を売るよう唆すてゐ。(月のイナバと地上の因幡 下巻おまけ
2010年
大晦日 博麗神社の縁日でカラーうさぎの露店を営業するてゐ。(三月精3部 第12話「紅白信仰合戦」)
2012年
を訪れた霊夢らをと一緒に見ているてゐ。(鈴奈庵 第3話妖怪退治の師走(後編)」)

*妖怪計画以前の幻想郷に、高がどういう理屈で流れ着いたかは不明。持ちのてゐが何かしたのだろうか?

てゐ専用呼称表

てゐに対する呼称 てゐからの呼称
因幡てゐ  
鈴仙・優曇華院・イナバ てゐ、あの子、(アンタ 鈴仙
八意永琳 てゐ、あの 師匠
蓬莱山輝夜 てゐ 様)
博麗霊夢 霊夢巫女
霧雨魔理沙 ラッキーアイテムレアアイテム 魔理沙
十六夜咲夜 咲夜
魂魄妖夢 妖夢
チルノ うさぎ あんた
リリカ・プリズムリバー 地上の
ミスティア・ローレライ 化け
射命丸文   方、あんた
風見幽香
メディスン・メランコリー  
小野塚小町 お前
四季映姫・ヤマザナドゥ 方、閻魔
アリス・マーガトロイド   魔法使い
レイセン (てゐさん) あんた)、アレ
大国主   様、ダイコク様

括弧内は「月のイナバと地上の因幡」で見られた呼称。

主な参考資料

お絵カキコ

枚数が増えたので、因幡てゐのお絵カキコに分離したウサ。

うさうさ まだー? シアワセうさぎ 逃げられないウサ サーセンwwww 振り返ればヤツがいる 幸運と不幸の境界 うさ~? お前の人参で鈴仙を突け! 嘘つきはてゐの始まり 騙されてみない? にんじんいっぱい 心をこめて歌います「シアワセうさぎ」 tewi inaba 帰り道教えてあげようか? さてどうしよう てゐ! 満月の夜に tewi 嘘つきうさぎ 捕獲 てーゐ ゐ! ゐ!

関連動画

PV類


ストーリー

バラエティ


ゲーム

関連静画

関連コミュニティ

関連項目

出演作品

関連曲

人物

場所

一般項目

二次創作関係

二次創作一般

アレンジ曲関係

特定動画関係

脚注

  1. *Guinness World Recordsexit なお、現在の記録exit2009年認定の56枚葉である。

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因幡てゐ

614 ななしのよっしん
2021/10/05(火) 00:25:43 ID: kzT5sWss2K
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615 ななしのよっしん
2022/03/27(日) 00:31:11 ID: Njz7MBI7UE
今更だけど、IMEで「てゐ」を一発変換出来てちょっと感動した
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616 ななしのよっしん
2022/09/17(土) 18:33:27 ID: 7d8G/cx8iM
よゐこ」は便利
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617 ななしのよっしん
2023/07/22(土) 00:56:41 ID: TlRVmmsP5S
そういや外来編でてゐをやけに推してた漫画作者がいたからあれもてゐ主人公なのか…?
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618 ななしのよっしん
2023/11/22(水) 08:52:24 ID: 5CSHKnTWjE
「ウサ」とかいう安直すぎる語尾嫌いじゃない
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619 ななしのよっしん
2023/12/25(月) 18:54:42 ID: gfzd8x0c58
>>618
原作では決して付けないけど、内心でからかって付けるかといわれると付ける
みたいな塩梅の解釈できるのがいいっすね
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620 ななしのよっしん
2024/01/30(火) 17:38:37 ID: NOMLCACx7O
勘違いされがちな設定と言えばてゐは多少であれば同族のが食用にされる事を許容していると言う設定が存在するな、底的に対立しているのは鈴仙だけっていうね
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621 ななしのよっしん
2024/02/12(月) 14:44:47 ID: iX/H+wVbiy
てゐ
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622 削除しました
削除しました ID: ag2zQ4DFqF
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623 ななしのよっしん
2024/02/23(金) 16:23:14 ID: 1iiHN1ozAe
>>618
鳴き語尾は安直だけどわかりやすさがあっていいよな
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