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「堀部秀郎」（ほりべ ひでろう 1969.6.21 ～ 2006.6.17）とは、アダルトゲーム雑誌「PC Angel」の表紙や、「インタールード」「フラグメンツブルー」等のゲームのキャラクターデザインを担当したイラストレーター・キャラクターデザイナーである。
概要
大学時代の先輩にスカウトされて同人活動をはじめ、コミケで販売したオリジナルファンタジー同人漫画「エクリプス」でスカウトされ、ホビージャパンの「コミックマスター」にて同作で漫画家デビューし、6話まで執筆した。
イラストレーター志望であったことと、漫画を描く手が遅い事を気にしていた事から、アダルトゲーム雑誌「PC Angel」の表紙絵担当に誘われた事からイラストレーターに専念し、1993年9月号から1995年3月号まで同誌の表紙を担当したが、生計を立てる事が出来ず、風邪を引いても病院に行けない赤貧生活であった事から、表紙の仕事の終了と共にイラストレーターの道も諦め、工学部卒の経歴を活かして博物館に展示する大型造型の制作を仕事にした。
その後、「PC Angel」の編集長から再度表紙絵担当に誘われてイラストレーターとして復帰し、1996年1月号から2006年5月号まで足掛け12年半もの間、同誌の表紙絵を担当した。
アナログにはアナログにしか表現できない良さがあると思っています。
とアナログ基本でイラストを描き続け、萌え絵とは異なる可愛さ・美しさを持つ大人な雰囲気の女性達を描き出していった。
「PC Angel」の表紙絵の仕事は、毎月必ずだった事もあってライフワーク的なものとなり、また自身のクオリティをもっとも表現する場所と認識していた為、表紙絵担当を降板する際は、イラストレーターを引退する事も考えていた程だった。
イラスト以外には、エルフのアダルトゲーム「臭作」「鬼作」や、一般向けゲームの「インタールード」「フラグメンツ・ブルー」等でキャラクターデザインを担当した。
そして、ファン待望の画集「Yours」が4月26日に出版された2006年7月、公式サイトにて
イラストレーターの堀部秀郎氏が、2006年6月17日(土)に急性心不全のため36歳の若さでお亡くなりになりました。
4年に渡り数々のイラストを世に送り出し、多くの作品に関わり精力的にご活躍なさっておりました。今後更なる飛躍が期待される中での突然のご逝去でした。
ここに哀悼の意を表すとともに、心よりご冥福をお祈り致します。
なお、ご葬儀はご親族の方々のみにて執り行われた事をご報告いたします。
故人の作品には、どの絵にも氏の想いが込められておりました。氏の手掛ける新作を心待ちにされていた皆様方へ、この場をお借りして訃報をお伝えする事が残念でなりません。
との告知が掲載され、同年6月17日に急性心不全で36歳の若さで亡くなった事が発表された。
画集発売から二ヶ月ほど後の死が告知された事が重なり、画集「Yours」は増刷を重ね、2007年12月25日には、二冊目の画集となる「COLORS」が出版された。
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