変態ほむらさんとは、二次創作的性格付けにおける「暁美ほむら」の暴走を描く一連の作品群につけられるタグである。同様の意味を持つタグとして、ほむほむご乱心シリーズ、変態淑女あけみ☆ホムラなどがある。
概要
魔法少女まどか☆マギカの登場人物「暁美ほむら」については該当記事を参照の事。
設定を踏まえたその上で、鹿目まどかへの想いが二次創作的な性格付けで「変態淑女」となり各種のタグが現れることとなる。魔法少女になった経緯と時を止める能力もその一助となっており、淑女属性の強調化を加速させている。なお、あくまで二次創作的な性格付けのされた作品群なので、それを十分承知した上で作品の検索をされる事をおすすめする。
この意味を持つタグの名称は多岐にわたっており、この記事名もかつては「ほむほむご乱心シリーズ」であった。その理由は、当時ニコニコ静画に投稿された変態淑女と化した暁美ほむらのイラストに付けられたタグは、これが主流だったためである(下の統計で対象となったタグ名が、ほむほむご乱心シリーズである理由もこのためである)。しかし同時期にpixivでは「変態ほむらさん」のタグが普及しており、ニコニコ動画に投稿された作品のタグもこちらが多数を占めていた。そして現在ではニコニコ動画でも後者の方が広く使われるようになったため、記事名も変態ほむらさんに変化したのである。
ご乱心の内容に関する考察
ここでは、ほむほむの淑女力がどのようなご乱心を招くのか分類し検討する。
ほむほむ「統計よ」
検討対象は、ニコニコ静画の「ほむほむご乱心シリーズ」に投稿された作品の中でも、最終回がニコニコ生放送で放送された後である2011年4月25日5時30分時点で表示された119作品とする。これらを分類する際には、米国精神医学会用語統計委員会が作成した『精神疾患の診断・統計マニュアル』改訂第4版(以下、DSM-Ⅳ-TRと略称)における性嗜好異常に関する診断基準に準拠して分類する。しかし、例えば、小児性愛に関するDSM-Ⅳ-TRの診断基準が16歳以上を対象(C基準)としているように、厳密な定義を適用することは困難だと思われるので、多少拡大解釈して適用する。分類と具体例は、次のようになる。
露出症 | ほむほむが全裸(またはそれに近い状態)で興奮しながらまどかの前に現れた場合 |
---|---|
フェティシズム | ほむほむがまどかの下着などの私物を持って興奮している場合 |
窃触症 | ほむほむがまどかを触ったりペロペロ(^ω^)したり体をこすりつけたりして興奮している場合 |
小児性愛 | ほむほむが小学生以下の年齢のまどかを見て興奮している場合 |
性的マゾヒズム | ほむほむがまどかに踏まれたり拘束されたりして興奮している場合 |
性的サディズム | ほむほむがまどかに対して拘束するなどの身体的苦痛を与えて興奮している場合 |
服装倒錯的 フェティシズム |
ほむほむが男性の服装をすることで興奮している場合(TSF除く) |
窃視症 | ほむほむがまどかのことを覗き見して興奮している場合 |
特定不能の性嗜好異常 | DSM-Ⅳ-TRによれば、スカトロなどはここに含まれる。 |
該当なし | 上記に該当するものがないと思われる場合。 |
なお、一口に変態と言ってもその範囲は様々であり、百合属性が変態に含まれるかどうかは議論の余地があると思われる。しかし、ここでは、同性愛が精神疾患ではないという米国精神医学会の見解に従い、百合的状態を上記の病的状態と分類していないため、ほむほむが鼻血を出すなどの興奮状態に留まっている作品は、「該当なし」に含めた。それでも、まどかのかわいさによって鼻血を出したり、一緒に寝ようとする様子はやっぱり「ご乱心」と言えるので、「該当なし」の作品がこのタグに含まれることを否定する気は全くない。むしろ、そのような作品がどんどん増えることを切に願っている。
分類の結果と若干の考察
検討対象の作品を前述の基準に当てはめた結果、次のように分類された。(1作品が複数の要素を持つ場合あり)
露出症 | 11件(9.2%) |
---|---|
フェティシズム | 59件(49.5% うちパンツは57件、布団とリボンが1件ずつ) |
窃触症 | 11件(9.2%) |
小児性愛 | 2件(1.6%) |
性的マゾヒズム | 5件(4.2%) |
性的サディズム | 5件(4.2%) |
服装倒錯的 フェティシズム |
0件(0%) |
窃視症 | 10件(8.4%) |
特定不能の性嗜好異常 | 4件(3.3%,すべてスカトロ) |
該当なし | 23件(19.3%) |
このように、何らかの性施行異常に該当するであろう作品が119件中96件(80.6%)であり、約半数がフェティシズム、すなわちまどかの私物を愛するほむほむが描かれ、その対象が彼女のパンツであることが明らかになった。
検討対象である119件の中で、最も古い作品は2月15日に投稿されているが、初期の「ほむほむご乱心シリーズ」では、パンツは決して主流派ではなかった。しかし、3月後半から爆発的に「まどかのパンツを持っているほむほむ」が描かれるようになり、3月15日から3月31日までに「ほむほむご乱心シリーズ」に投稿された45件のうち、28件(62%)がパンツほむほむとなった。4月に投稿された49件の中では、24件(48%)がパンツほむほむなので、現在もこの傾向が続いていると思われる。
パンツほむほむが増えた原因については、pixivでの流行という外的要因と、ニコニコ静画内の流行という内的要因の2つが考えられる。前者については、pixivで投稿している絵師がニコニコでも投稿している状況もあることから、影響を受けやすいと思われる。今後のpixiv内の流行分析が求められるだろう。後者については…あ~確かに3月中旬にインパクトの強い作品が投稿されているため、これらの作品に影響されて「二次創作のほむほむ=パンツ」のイメージを定着させる結果となったのだろう。
この分析が行われた後、最終話をネタにした画像もニコニコ静画やpixivに投稿されたが、新たに「まどかから貰ったリボンをオカズにする」「面影や記憶を残すまどかの弟・タツヤに手を掛ける」など変態っぷりは更に悪化の一途をたどっている。これについて、まどかは「わたしの、最低の友達」と半ば諦めてしまった模様である。
こうした被害の拡大は遂に公式までに及び、ドラマCD「サニーデイライフ」でほむらは「そこに価値があるのよ」という迷言を生み出してしまった。更に週刊誌「SPA!」で魔法少女まどか☆マギカの特集が組まれた時、ほむらは「まどかを守るために繰り返し時間をループし続けるうちに、まどか以外見えなくなってしまった」と紹介されてしまうなど、もはや風評被害どころか事実上の公式公認のネタとなってしまった。斉藤千和もほむほむの変態扱いに困惑している模様。
そして、叛逆の物語では遂に…。この顛末に対し「まさかの公式が二次創作を超えた」「変態の定義のどの意味においてもまごうなき変態」と変態ほむらさんに慣れ親しんでいる人々ですらドン引きする惨状が繰り広げられた。
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関連項目
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- 暁美ほむら / ほむほむ
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