大人の弾幕とは「【MIDIアニメ】おもいではおっくせんまん【第4弾】」で、おっくせんまん弾幕が黒文字で統一されたことで背景の黒にとけ込み、作品の雰囲気を壊さない空気を読んだ弾幕になった事からつけられたタグである。
“大人の作品”として評価されたMIDIアニメ
初代MIDIアニメ職人ことジンジャー氏が、ロックマン2のワイリーステージのBGMをアレンジした作品:「【MIDIアニメ】おもいではおっくせんまん【第4弾】」は、音楽性の高さとMIDIアニメという全く新しい魅せ方から爆発的ヒットとなった。
作品は黒い背景にピアノロール形式でカラフルな音符が並んでいるだけのシンプルな構成であったが、それを目で細めてみると夜に浮かぶ大都会の明かりに見えたことや、ジャズフュージョン風にアレンジされたムーディーな曲からいつのまにか「ニコニコバー」(BAR)などと呼ばれるようになり、下品なネタや、オタク的要素(アニメ・萌え・エロetc.)、煽り・荒らしのないオアシス的な動画としてさらに多くのファンを作っていった。ちなみに、それ故にうp主は「マスター」と呼ばれている。
黒弾幕の誕生
大人の作品として人気が出てくると、曲の盛り上がり部分で必ず起こるおっくせんまん弾幕に対して「作品の雰囲気をぶち壊すな」、「この動画に弾幕はいらない」といった反感が生まれた。そんな中、あるユーザがプレミアム会員特典として導入されて日の浅かった黒文字(コマンド:black)で「おっくせんまん!おっくせんまん!」と書き込んだ事をきっかけに、だれの指示もなく次々と黒文字による投稿が広まり、おっくせんまん弾幕が黒で染め上げられた。
黒にすることで文字が背景にとけ込み作品の雰囲気を壊さない上に、弾幕は張りたいというニコニコユーザの本能を満たした秀逸なアイディアと言える。また、文字の隙間から動画上の音符が見え消えすることから、光が瞬いているように見えるという粋な副作用ももたらした。
この異様な黒弾幕は大きな反響を得た。タグは「デキる大人の黒弾幕」、「空気を読んだ弾幕」など黒弾幕に関するもので埋め尽くさた。空気を読める・読めない(KY)かはニコニコ動画において重要視されているが
- AKY(あえて空気読まない)≒ 荒らし が出てくる可能性がある
- 「黒弾幕」という単語を入れると黒文字を強制しているように感じられる
- 作品が成人向けの店である「バー」に比喩されている
- 夏休み期間(7月下旬〜8月)に黒弾幕が一時消滅した
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関連項目
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