天野灯(あまの あかり)とは漫画およびテレビアニメ作品「となりの吸血鬼さん」に登場するキャラクター。本作の主人公の1人。
概要
自称「普通の女子高生」な色々普通でない女の子。黒髪の所謂こけしヘアーが特徴の女子高に通う女子高生。ソフィー・トワイライトの親友兼同居人で、夏木ひなた・倉井朔夜・青木夕とは同じクラスの親友。
ある日、朔夜から近所の森にある人形の館なる噂話を聞きつけ、館に出没する動く人形を家に連れ帰るというぶっとんだ目的を叶えるために出発するが途中の森で迷子になってしまう。そこにソフィーと偶然出会い助けられ、さらにソフィーが吸血鬼だと知る所から物語は始まる(噂話の動く人形とはソフィーその人で「森の近所にある人形の館」とは「森さん宅の近所にある人形みたいな娘が住む館」の事)。
優しく温厚な性格だが、見た目とは裏腹にかなりアグレッシブかつ大胆で己の欲望に忠実。度々ぶっとんだ行動や常識では測れない珍事を起こしており、学校ではちょっとした有名人(どんな変人チックな人物が現れても灯の友人と言えば納得され受け入れられるほど)。
その行動力や斜め上の発想力は群を抜いており、ソフィーが自分が吸血鬼だとあえて教えるために人知を超えた怪力を見せた際には、硬くて空けられないからと家まで缶詰を回収して空けてもらおうとしていた。その他、ソフィーが大好きだからと単身実家を離れて館へ引越しそのまま居着いてしまうなど、アグレッシブな逸話には事欠かない。
上記の性格故か、かなり寛大で懐が広く相手が人間を辞めた吸血鬼だろうと分け隔てなく受け入れ友達となり、挙句の果てにコレクション持参で家に上がりこんで居候する。
当時ボーイッシュなキャラなのにデカい胸をからかわれたり自分の女の子っぽくない性格を気にして傷ついていたひなたに対しても親しく接しており、それ以降物語時点でも親しい関係が続いている。親しすぎてひなたの方はやや過剰気味。
持ち前の優しさとアグレッシブさが変な形で融合した結果、色々とおかしい・ヤバい行動に出る事もあり、気持ちいいからとカーテンを開けて吸血鬼相手に朝日を浴びせるという殺人級行為を仕出かしている(事件の被害者であるソフィーは実に気持ちよさそうな表情のまま消えだしていた)。年越しの日も同じ事をやらかしてしまい(しかもひなたも居てなお)、今度はソフィーとエリーが2人揃って消滅しかけて初日の出が最期の光景になる所だった。
また、日光に当たると消滅するソフィーをトランクに詰め込んで真夏の海水浴に出かけるという暴挙に出た事も。まさに鬼畜こけし(一応は吸血鬼のソフィーにも夏休みらしさを堪能してほしいという善意によるものらしい。その時傍にはひなたも同伴していたが、全然止めずに灯と一緒に海を満喫していた)。
優しさとアグレッシブさが上手く合致すれば見た目どおりの献身的な愛を発揮する。ソフィーが日中になっても散歩から帰ってこない時には心配して町中を探し回って木立で孤立していたソフィーを助け出し・ソフィーがサイン会に行くべく真っ昼間から出発する際には一緒に付き添いソフィーの身を日光から守りきり、ソフィーが忘れ物を届けるために学校に来たり髪の毛の一部が日差しに当たって消滅した際には本人以上に慌てて心配していた。
重度の人形マニアであり所有する人形の数は少なくとも55体は超えている。コレクションの人形はフィギュアの類ではなく心霊特集でも度々出てくる古典的などこか怖い人形であり、更に灯は髪の毛が伸びる・夜に動き出すなどの曰く付きの人形でも、神社や心霊スポットに落ちてる人形でも構わず拾おうとしたりする(本人曰く、実際に怪奇現象が起きているらしい)。そんな人形を部屋にぎっしり並べたりと、そのさまは周りにとっては恐怖を感じさせるレベル。ソフィーやひなたや灯の父親など怖がる者も多い(ソフィーは後に夜中に灯の部屋に忍び込んでいるため、克服したのかもしれない)。灯にとっては可愛いコレクションのようで、時間が空けば髪を解かしたりと手入れを欠かさないなどとても大切にしている。
ホラーや怪談話も全く怖がらず大得意で、逆に虫を苦手としている。また、流石に真っ暗闇の森に1人ぼっちで迷うという状況はダメなようだ。
手先家事全般や裁縫が得意で自作の衣装や着物を作れるほどの腕前。ソフィーに来てもらおうと衣装を作ったりすることもあるが大体来てもらえない。また、料理・お菓子作りも得意と女子力は結構高い。ひなたも灯の事を女の子らしいと評している。
好きなものにはグイグイ行くタイプであり吸血鬼であるソフィーやエリーに逆に怖がられることも多い。
吸血鬼に血を吸われるシチュに憧れているようで、エリーの無駄遣いで血のストックが無くなった際や暫くの絶食状態になった際には自分の血を捧げようとしているが、ソフィーからは断られており、エリーが血を吸おうとした際も「不味い」からと制止している。血を吸わない本当の理由は「親友で同居人」である灯から血を吸うのが「癖になったら危ない」からであり、理由を聞いた灯も納得して今までの行為を謝罪している。
関連静画
関連項目
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