宇梶剛士(うかじ たかし)とは、日本の俳優。アァベェベェ所属。
概要
1962年8月15日東京都新宿区生まれ。母親の静江はアイヌ民族で民族運動を行っていた。そのために留守がちになったことが、のちの非行へ走るきっかけとなった。
高校時代は野球部のピッチャーでプロのスカウトも見に来るほどの才能を持っていたが、暴力事件を起こして少年院送りとなり、出所後に構成員2000人を誇る日本最大の暴走族「ブラックエンペラー」の7代目名誉総長となったという「元不良」という次元を超えた経歴を持つ。この頃の逸話・武勇伝は真偽不明なものも含めて多数。
その後暴走族同士の抗争で再び少年院に送られ、そこでチャップリンの伝記を読み俳優を志す。
錦野旦の付き人から菅原文太に引き取られ、美輪明宏に見込まれて舞台役者として長い下積み生活を送る。1997年の『ひとつ屋根の下2』前園俊雄役でブレイク。以降、テレビドラマや映画を中心に活躍している。
刑事ドラマや時代劇などで存在感のある脇役を演じることが多い。舞台でも活動を続けている。
特撮では『ウルトラマンガイア』堤誠一郎チーフ役、『仮面ライダーOOO』鴻上光生役などでおなじみ。アニメ『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』では声優としてラオウの声を演じた。
司会としては、BS朝日で放送された「クイズ!人生ゲーム」で唯一務めていた。
一方で母親と和解し、アイヌの血をひくものとして、北海道白老町にあるアイヌ民族博物館(白老ポロトコタン)にて放映されている紹介VTRで進行役を務めている。
また、叔父である浦川治造を扱ったドキュメンタリー映画「カムイと生きる」のナレーションも担当した。
ただし俳優としてアイヌを演じる経験はまだない。
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