巻雲(まきぐも)とは、艦隊これくしょん~艦これ~に登場する、帝国海軍・夕雲型駆逐艦2番艦「巻雲」をモデルにした艦娘。
ふふーん!私の概要、どうでしょう?
2013年10月16日のアップデートで「長波」とともに実装された駆逐艦娘。4人目の貴重なメガネっ娘である。
19人姉妹の次女・・・なのだが、容姿はかなり幼い。加えてプレイヤーを「司令官様」と呼ぶ、舌っ足らずな竹達のロリボイス、萌え袖、トドメに際どい中破絵と非常にあざとい。
と、台詞にメタネタ(それもかなり明確なもの)が目立つのもある意味特徴。
ちなみに、よく見ると巻雲の艤装に小さな兎らしきキャラが振り落とされまいとしがみついている。ペットか何か?
似たようなモノを連れている初期艦娘との関連も不明。ピンク髪の駆逐艦繋がりだろうか。
夕雲型は現在どの艦も建造不可であり、夕雲型2番艦巻雲もその例に漏れない。そのため巻雲を入手するにはドロップに全てを賭けるしか無い。夕雲型をはじめとするレア駆逐艦勢では1-4、2-3と前半のマップでドロップするためまだ手に入りやすい方だが、それでもボスマスでしかドロップしないため入手難度は高い。
1-4などの序盤で運良く手に入った提督は、手放したりせずにしっかり育てておこう。
レア駆逐艦という事で、性能は比較的高め。回避に関しては雪風・島風に匹敵するレベルである。巻雲は特に対潜値が高く、潜水艦狩りにも向いている。改装レベルは30と駆逐艦の中では高めだが、改装時にホロ装備である三式水中探信儀を持ってくるため有用。性能が高いとはいえ駆逐艦である事には変わりないので無理はさせないように。
2018年8月1日のアップデートにて、巻雲に水着グラフィックが実装。薄いグリーンに白い椰子の葉のシルエットをあしらったワンピースにウサギ柄のTシャツを着ているカワイイ姿・・・であるが、注目すべきは普段は(萌え)袖で隠れていた巻雲の生腕が披露されたという事である。コラ、そこ袖の中に暗器持ちだったとかあらぬ疑いはヤメナサイ。
ちなみに同じウサギ柄を描いたビーチボールを持っているが、流石にこれで戦闘はしてない(ちゃんと左手で主砲塔を持っており、太腿には魚雷発射管を身に着けている)と思われる。
2018年11月16日のアップデートで、ついに改二が実装。二期に移行してから(実装時から改二がある神鷹除くと)初の改二である。改装レベルは75と「改装設計図+戦闘詳報」が要求される駆逐艦としてはかなり重めの資源であるが、持参装備が駆逐艦装備の小口径主砲としてトップクラスの「12.7cm連装砲D型改二」に加えて夕雲型としては初の大発動艇系統が装備可能になり(特二式内火艇は装備不可)、火力特化の長波や夕雲と比べ、バランス重視のステータスになっている。
衣装は長波改二及び同日追加された夕雲改二の冬服mode同様、夕雲型共通のえんじ色のワンピーススカートに上着を羽織った姿になっている。なお、リボンも先の2人と同形の翠色に白のラインが入ったお揃いである。
史実よりはちゃんとやりますって!
1939年に策定された海軍軍備充実④計画で甲型駆逐艦117号として建造が決定。藤永田造船所で1940年12月23日に起工、1941年8月5日に巻雲と命名されて進水、1942年3月14日に竣工し横須賀鎮守府に籍を置いた。夕雲とともに第十駆逐隊を編成。当初は2隻のみだったが、後に風雲と秋雲も加わった。
4月18日、ドゥーリットル空襲に遭遇。秋雲を除いた第十駆逐隊は一時追撃部隊に加えられ、逃走する米機動部隊を追ったが中止命令が下り横須賀へ帰還。22日、重巡「摩耶」とともに木更津沖へ向かい、ソ連船を臨検しようとしたが発見できず。24日夜、神子元島灯台付近でソ連船を発見し臨検した。
5月27日、夕雲と一緒に瀬戸内へ回航された巻雲は機動部隊の護衛として、柱島を出撃。
初陣はあのミッドウェー海戦で、知っての通り結果は惨敗。激しく炎上する蒼龍の傍らで乗員を救助し、トドメを刺しに来た米潜水艦ノーチラスに対して爆雷を投下している。
撃墜されて洋上をボートで彷徨う米空母ヨークタウンの艦爆パイロット、オフラハティ少尉と無線手のガイドは巻雲に拿捕される。怒りに燃える巻雲の乗組員は二人に尋問した後、両手両足を石油缶に縛り付けて海へ投棄した。もう一人いた捕虜は浴場で蒸し殺されたという。
その後、大破して漂流する飛龍の下へ風雲とともに駆けつけ、消火活動を開始。しかし飛龍の司令部要員と機関科要員との連絡が絶たれ、本土に回航する事が出来なくなった。そのため飛龍では退艦命令が下され、それと同時に発光信号で、周囲にいた巻雲・風雲に救助用の短艇を用意するよう要請。
要請を受けた巻雲は飛龍の右舷に横付けし、生存者と御真影(昭和天皇の写真)を収容した。接舷の際、風雲が飛龍に衝突し測距儀が破壊される事故が起こりつつも、空が白んできた頃に何とか収容を完了。退艦してきた飛龍副長から「巻雲で飛龍の雷撃処分」という山口多聞司令の言伝が伝えられ、巻雲は雷撃位置に移動。飛龍に対し手旗信号で「これより雷撃す」と伝え、2本の魚雷を発射。1発目は不発であったが、2発目は炸裂。沈没確実と見た巻雲と風雲はその場から退却。その様子を偶然通りかかった筑摩4号機が目撃している。遠ざかる飛龍の艦尾に手を振る人影が確認され、一時は引き返そうとしたが要求は受け入れられずそのまま海域より離脱した。
初陣で味方の空母を雷撃処分するという辛い任務を請け負った巻雲なのであった。その後、後方に控えていた第一戦隊と合流、救出した生存者を移動させた。そしてそのまま第十駆逐隊は補給を受け、主力隊から分離し南下。重巡「最上」と合流して北上、アリューシャン方面に展開していた第二艦隊とともに内地へ帰還した。
7月18日、大隈海峡と徳之島方面で対潜掃討に従事する。
8月16日、翔鶴の護衛として柱島を出港。ソロモン方面へと向かい、トラック沖で補給を受ける。24日、第二次ソロモン海戦に参加。10月7日、ショートランドに寄港後、ガダルカナル島カミンボに舞鶴鎮守府第四特別陸戦隊を揚陸。
本人も図鑑で言っているように、1942年10月26日の南太平洋海戦では、秋雲とともに大破したアメリカ空母ホーネットを 「事情許さば、拿捕曳航されたし」との命令を受けたが、大炎上してその辺から火とか噴きまくってる空母を綱つけて引っ張ってこいとか普通に無理ゲーだったのでやむなく雷撃処分。その際沈みゆくホーネットを秋雲が突然探照灯で照らしたため、「お前何やってんの!?」と発光信号を送ったという(その辺に敵潜水艦がいるかも知れず、超危険な行為だった。幸運にも発見されず)。どうやらホーネットをスケッチしようとしていたようで、このスケッチは現在も残っている。10月27日、撃沈されたホーネットの乗員を収容。
11月7日、ショートランド付近で敵航空機約20機と交戦。同日21時40分、サタファロンガ到着後に魚雷艇4隻と交戦し撃退。陸兵150名と物資を揚陸した。14日、第三次ソロモン海戦で撃沈した衣笠の乗組員を風雲とともに救助。
最期はガダルカナル島からの撤退作戦「ケ号作戦」でエスペラント岬付近にて触雷、曳行困難となったため乗員を夕雲に移した上で雷撃処分となった。時に1943年2月1日。乗組員は翌日ショートランドに届けられた。
初の任務で飛龍の雷撃処分をし、南太平洋海戦ではホーネットの雷撃処分をし、最期は自身も雷撃処分で戦没と、とにかく雷撃処分に縁がある駆逐艦であった。巻雲の高い対潜値は、ここから来ているのかもしれない。
ふわああああん!こんな時に動画をつけるなんて!秋雲のバカぁ!
関連静画、見ていてください!
司令官様に関連立体のご報告です!
関連コミュニティより、敵艦を撃つことがほんとです!
司令官様、巻雲はいつでも万全の態勢で…あれ~?関連項目がおっきいよ~
夕雲型姉妹 / 夕雲型駆逐艦 |
1.夕雲 - 2.巻雲 - 3.風雲 - 4.長波 - 5.巻波 - 6.高波 - 7.大波 - 8.清波 - 9.玉波 - 10.涼波 11.藤波 - 12.早波 - 13.浜波 - 14.沖波 - 15.岸波 - 16.朝霜 - 17.早霜 - 18.秋霜 - 19.清霜 |
脚注
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