広澤克実単語

• 概要
• 人物・その他
• 応援歌
• 成績
• 関連動画
• 関連項目
• 掲示板

広澤克実と（ひろさわ　かつみ、1962年4月10日-）は、茨城県出身の元プロ野球選手である。

本名「広澤克己」。愛称は「トラ」。

概要

明治大学4年生の年にロサンゼルス五輪に出場して日本の金メダル獲得に貢献し、1984年ドラフト1位でヤクルトスワローズから指名を受け入団した。この際、引退した大打者・大杉勝男が1983年まで背負い、一年間空席となっていた背番号8を与えられた。

ヤクルト時代

土橋正幸監督に抜擢され、1985年（1年目）から一塁手のレギュラーとして起用された。

1987年に関根潤三が新監督に就任すると、レオン・リーの一塁コンバートに伴い外野手（右翼手）に転向した。一年先輩の池山隆寛（池山は高卒入団なので年齢は3つ下）も遊撃手のレギュラーとして定着し、イケトラコンビとして人気を集め若い女性ファンの獲得に大きく貢献した。

1990年に野村克也が新監督に就任すると、今度は三塁手への転向を命じられた。結局すぐ一塁手に戻されたが、この年は多くの試合で四番打者に起用され、初の打率三割を記録した。

1991年以降は大半の試合で4番打者に起用され、1991年と1993年は打点王に輝いている。

巨人時代

1994年オフにフロントとの軋轢によりFA宣言し、読売ジャイアンツに移籍した。一塁手には落合博満がいたため外野手（左翼手）として出場した。

1996年はオープン戦で死球骨折したため開幕一軍はならず、連続出場試合記録も1180で止まった。オフには落合博満が日本ハムファイターズに移籍し、西武ライオンズから清原和博がFA移籍してきたため、引き続き外野手として起用される。

1997年9月26日の中日ドラゴンズ戦でサイクルヒットを達成した。

1998年は清水隆行、新人の高橋由伸がレギュラーに定着したため、控えとして出場した。

阪神時代

1999年限りで巨人を自由契約となり、当時阪神タイガースの監督を務めていた野村克也の誘いにより阪神に移籍した。コネで入団し、起用されているとして最初はあまり阪神ファンから愛されてなかったが、2001年8月29日のヒーローインタビューで「六甲おろし」を歌い、以降はファンから愛されるようになった。オフには野村克也が退任する。

2002年には星野仙一が監督に就任。ジョージ・アリアスが入団したこともあり、代打の切り札として起用される。

2003年は8月以降に4番として出場し、4本塁打を記録し優勝に貢献した。福岡ダイエーホークスとの日本シリーズでは5打席連続三振というシリーズタイ記録を記録した。その一方で第7戦では和田毅から代打本塁打を放ち、これが広澤の現役最後の打席となった。

引退後

野球解説者を務めている。2007年から2008年まで阪神の打撃コーチを務めたが、V逸の責任をとり辞任。その後は評論家を務めている。

人物・その他

• 長嶋茂雄に「広岡」と間違えられたことがある。
• 柔道の有段者である。
• 中村武志に顔が似ている。
• 通算150本塁打は野手になる前の石井琢朗から打った。
• 巨人と阪神で4番を打った唯一の選手。
• リアル野球盤では2012年夏・2013年夏（番長JAPAN）、2015年夏（チームゴジラ）、2016年夏（チームヤンキース）、2017年夏に出演。2017年夏は松井秀喜と共に二者連続ホームランを記録し、MVPを獲得した。

応援歌

球団	レス	No	プレイヤー
巨人	応援歌のピコカキコ一覧#842	11437
阪神	応援歌のピコカキコ一覧#491	9907

成績

通算打撃成績

通算:19年	試 合	打 席	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	打 点	盗 塁	犠 打	犠 飛	四 球	死 球	三 振	併 殺 打	打 率	出 塁 率
NPB	1893	7065	6311	843	1736	255	18	306	985	78	13	41	660	40	1529	192	.275	.345

タイトル・表彰・その他

タイトル
打点王	2回	1991年、1993年
表彰
ベストナイン	4回	1988年、1990年、1991年、1993年
月間MVP	3回	1990年5月、1991年6月、1992年5月
オールスターゲームMVP	1回	1991年第2戦
その他
オールスターゲーム出場	8回	1987年-1994年
サイクルヒット	1回	1997年9月26日

関連動画

関連項目

• プロ野球選手一覧
• 東京ヤクルトスワローズ
• 読売ジャイアンツ
• 阪神タイガース