この記事は小説「とある魔術の禁書目録」のネタバレが含まれています。 了承した方のみ自己責任で突っ走ってください。 |
後方のアックアとは、ライトノベル『とある魔術の禁書目録』に登場するキャラクターである。
概要
原作13巻(アニメでは2期22話)で初登場。本名は「ウィリアム=オルウェル」。
魔法名は「その涙の理由を変える者(Flere210)」。
ローマ正教暗部組織『神の右席』に所属する魔術師。同時に世界に20人と居ない『聖人』の一人でもあり、『天使』に匹敵する実力と『神の力(ガブリエル)』の性質を有する。
肉弾戦闘が恐ろしく強いがゆえに上条当麻をフルボッコにした人その3。
元々はイングランド地方の魔術的な傭兵で、様々な激戦を潜り抜けてきたが、10年前の「英国第三王女救出作戦」の後にイギリスを去る。後に『神の右席』に所属し、「後方のアックア」と名乗った。
自分の立場に関わらず、広くその場にいる人を救うという目的を持っている。その為、各地で伝説的傭兵として紛争地域の民間人などに知られている。
各地で英雄扱いされていたり、イギリスの騎士団長とも旧友だったり、第三王女とフラグが立っていたり、王女のピンチに白馬にのった騎士のごとく駆けつけたりとヒーロー化が著しい。
二重聖人
通常、聖人とは「生まれつき『神の子』と身体的特徴の一端が似通っている」存在の事であるが、アックアはそれに加え『神の右席』の力も兼ね備えている。その力は『聖母の慈悲』と呼ばれるもので、人類史上最高の聖人である『聖母』の加護を受けられる状態にあるというもの。これを『二重聖人』と呼ぶ。
これにより、本来人体では不可能なレベルの力を扱うことができる。これは聖人でも上位に君臨する神裂火織を圧倒するレベルで、神裂火織はその膨大な力の制御方式を「高速安定型」 (強大な力を高水準で維持安定させている)と評していた。
更に聖母の慈悲の効力により、右席が普通は扱えない通常の魔術を使用する事も可能となっており(しかも高レベルで)、白兵戦闘において死角がない。世界有数の魔術師である。
二重の力は制御が困難な為、通常の聖人以上に「聖人の弱点」に弱くなってしまっている。その為、天草式の切り札『聖人崩し』によって受ける効果は、通常の聖人より更に高くなっていた。
これを受けた事で彼は一時的に聖母の力を減衰し、後の「イギリスクーデター」時は通常の聖人の力のみで戦う事になる。
更に「第三次世界大戦」の渦中において、自らの持つ全ての力を失う事を知りながら、ある一手を躊躇いもなく打つ。これによって彼は右席としての力、聖人としての力のみならず、通常の魔術師としての資質の全てを引き換えにして、世界を守る歯車の一つとなる事を選んだ。
この際に彼は「神の力(ガブリエル)」のテレズマをその身に吸い上げ、大変なダメージを負う。
ロシア編終了後、力を失ってロンドン塔に幽閉されていたが、新約8巻で『グレムリン』との決戦に駆り出されたり、新約10巻で『魔神』オティヌスを排除する作戦にも参加している。
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