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想像力が 足りないよ ▼
想像力が足りないよとは、ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイアのエピソードデルタに登場したヒガナの名言であり迷言である。
概要の想像力が足りないよ
デボンコーポレーションはホウエン地方に衝突する隕石への緊急措置として、自社製の隕石転移(ワープ)装置を使うことを提案したが、これに不満を持ったヒガナは以下のように述べた。
- 仮に隕石の転移に成功しても、隕石を止める手段がない「こことは違う世界」に転移したら、そこに住む人とポケモンを絶望させる可能性があると示唆する。
- その転移装置は、かつてカロスの王が作り上げた「ポケモンの命を動力源とした兵器」を流用しているため、倫理的に問題がある。
ヒガナはこうした配慮・考慮ができないダイゴたちを「想像力が足りないよ」と一蹴した。
このときカメラがヒガナにズームインし、上のイラストのような煽り性能の高い表情を見せてくれる。
現在では何かとヘイトを集めやすいヒガナの問題発言のひとつとして、良くも悪くもプレイヤーの間に記憶されている。
ヒガナがとった行動
ヒガナは流星の民の末裔であり、古代から伝わる"伝承"を遂行するべく"伝承者"として奔走してきた。
- マグマ団・アクア団を裏から手引きし、超古代ポケモン復活と天変地異を引き起こさせる
つまり、彼女が「ホウエン地方を天変地異の危機に陥れた元凶」である。グラードン・カイオーガを復活させて天変地異を起こし、レックウザを呼び寄せようとしたが、主人公が天変地異を阻止したため呼び寄せは失敗した。その事実を知ったダイゴは「星を守るためなら、多くの人とポケモンを危険に晒していいのか」と憤慨した。 - キーストーンをホウエン各地の所有者から強奪
天変地異による呼び寄せが失敗したため「大量のキーストーンを使いレックウザを呼び寄せる」手段に出る。特に、ライバル(ユウキ・ハルカ)のキーストーンは彼らに怪我を負わせてまでして強奪した。なお、エピソードデルタ終了後にヒガナが姿を消したため、彼女が奪ったキーストーンは主人公が元の所有者たちに返却している。 - 転移装置を破壊
転移装置を「かりそめの希望」と称して強引に破壊する。そして、隕石を止める手段として「大量のキーストーンでレックウザを呼び寄せる」しか選ばせない状況を作り出した。
このように彼女の行動は過激を極めた。彼女にとって流星の民の"伝承"は絶対であり、これらの行動は全て"伝承"の通りにレックウザを呼び寄せ、隕石から星を守るためである。さらに、これら一連の過激行為について追求・弁解する描写は一切ない。
結局、大量のキーストーンを使いレックウザを呼び寄せたものの、千年の間にレックウザの力が弱まりメガシンカができない、という"伝承"にはない予想外の事態に直面した途端、ヒガナは絶望し呆気無く崩れ落ちる。自ら手段を選ばせない状況を作っておきながら、この有り様である。想像力が足りないよ。
幸いにも、主人公の持つ「いんせき」がメガシンカの鍵を握っていることが判明したため、事態は好転し事なきを得た。そしてヒガナは主人公に全てを託し、奪ったキーストーンと置き手紙を残して主人公の前から去る。彼女の"伝承者"としての役目はこれで果たされたのだった。
このように、ヒガナ自身も想像力が足りない場面があり、皮肉にも「想像力が足りないよ」は自分自身に跳ね返ることになる。そのため、プレイヤーの間ではもっぱらブーメラン発言としてネタにされている。
そもそも、「パラレルワールドで危機が起こり得る可能性を考慮する」という発想は超常的かつ非現実的であり、「そういった考慮をしていない=想像力が足りない」と一方的に決めつけるのは酷というものである。
使用例の想像力が足りないよ
掲示板などではシリーズ屈指の煽り文としてよく利用されている。
- 「バトルハウスで48連勝まで来たのにぜったいれいどで3タテされた・・・」
想像力が足りないよ - 「あのポケモンのメガシンカは・・・」
想像力が足りないよ - 「変なニオイがするベッド、ベッド下の謎の雑誌。これは一体・・・?」
想像力が足りないよ - 「エピソードデルタの後、ヒガナは何処に行ったの?」
想像力が足りないよ - 「そもそも、なんでこんな記事があるんだ」
想像力が足りないよ
※「想像力が足りないよ」と発言した人物の想像力が足りているかは、皆さんの想像力にお任せします。
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