手抜き動画とは主に、明らかに未完成の部分を含めた動画やあまり労力を掛けていないのが見て取れる動画の事。……と思いきや、中には全く別の意味で「手抜き」である動画も含まれるので、誤解しないよう注意が必要である。
いくつかの種類がある。
概要
一般的な意味での手抜き
- 色が付いていない
描いてみた動画や紙芝居系の動画などの手書き作品にありがちな事。
作者自ら「時間が無かったので」とか「手抜きです」と宣言している場合も有る。 - 作画崩壊
1と同様に手書き作品でありがちな事。作画崩壊しても気にしてない動画などが対象。
ネタで下手絵を描く人も居るのでネタにマジレスカッコ悪い。 - 繰り返しが多い
少ない素材で繰り返しが多い動画。手書きに限らずアニメMADなどでも有る。
ただし中にはネタのために意識的に繰り返しを行う場合も有る。(いわゆるお笑い用語の天丼) - 合わせてみただけ
アニメのOP曲を他のアニメのOP映像に合わせてみた動画なので起こりがち。
全くあるいは殆ど編集せずに合わせてみただけなので何ともいえない微妙な動画になる時が多い。 - Flash作品で同期を取らない
Flash作品をNMMでアップした時、特に一時停止しても動く動画に挙げられる。「謎の技術」タグがよくつくことのあるこれら動画だが、本来はムービークリップにより動画に合わせた再生・停止の処理を追加していない為発生する現象であり、Flash全盛期の制作者やファンからすれば謎の技術ではなく単なる手抜きに見える。
もちろん、通常は一時停止してもその場面場面で演出が加えられている場合が多く、このような作品はごく少数である。
どちらかというとほめ言葉として使われるもの
- あえてシンプルな手段で作られた作品
身近にあるもので何か面白い事をしたり物を作る動画に対してネタとしてコメントされる。この場合むしろほめ言葉である。前述の1.でいえば、影色が無くす という「手法」が存在する。シンプルですっきりとした絵柄や画面構成を目指して使われる場合が多い。幼児向けのアニメなどでは影色が付いて複雑化した画面 はかえって見難い。
また、アニメーションの枚数を少なくする「技術」もある。商業アニメにおいては長い間「いかに枚数を少なくして表現するか」というのが課題となっていた。 当然ながら「枚数が多くて凄いアニメ」よりも「枚数が少ないのに凄いアニメ」の方が商業的に優秀である。詳しくはWikipediaの金田伊功の項目でも見るといいよ。
全く別の意味で「手抜き」と称されているもの
- 手動抜き
アイドルマスターのMADにおいて七夕革命によってもたらされたブルーバック撮影モードが発覚するまでに行われてきた手法。普通にステージで撮影した動画を1フレームごとに(数百枚~数千枚の)静止画として分割し、アイドルだけを手動で切り抜いて再度1つの動画につなげ、別の背景と合成する。大変な労力を要し2分程度の動画を作るのに2~3ヶ月の制作時間がかかる。略して手抜きと呼ぶ。 - 手を使わない
ゲームのプレイ動画などで手を使わない制限プレイ、つまりは手を抜いたプレイを採用したもののこと。
普段使うべき手を抜いていることで通常のプレイより当然苦労するはめになるので、本来の手抜きの意味から考えるとむしろ手(足)がかかっている動画ともいえる。
もしかして
- 4分33秒のこと?
関連動画
紹介すると角が立つのでしません。べ、べつに手抜きじゃないんだからねっ!
関連項目
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