朴智星(パク・チソン、1981年2月25日- )とは韓国出身のサッカー選手である。サッカー元韓国代表であり、エールディヴィジ(オランダ1部)のPSVアイントホーフェン所属。欧州主要リーグで最も成功を収めたアジア人選手の1人として知られる。
概要
もともと、韓国では無名の選手でKリーグのドラフトにもかからなかったが、明知大學校在学中に明知大の監督を通じ、京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)総監督の木村文治に見出されて2001年に来日。
日本でプロデビューを果たしその後、京都をJ1へ昇格させた。また同じ年にはサッカー韓国代表にも初選出。
翌年には京都を天皇杯優勝へ導いた。
その後、元韓国代表監督であったフース・ヒディンクの推薦でエールディヴィジ・PSVアイントホーフェンに移籍、UEFAが発表する2005年ポジション別MVPのFW部門でアジア人として初めて選ばれるなど活躍し、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに移籍した。3連覇を含む4度のプレミアリーグ制覇、アジア人初のUEFAチャンピオンズリーグ優勝など7年間で13個のタイトル獲得に貢献し、公式戦出場158試合24得点。
2012年7月、出場機会を求めて同リーグのクイーンズ・パーク・レンジャーズに移籍。序盤こそレギュラーとして起用されていたが成績低迷、監督交代、何より朴自身も低調なパフォーマンスが続いた事から次第にベンチを温めるようになっていった。
QPRの2部降格に伴い、2013年8月、1年間のレンタルで古巣・PSVへの復帰。
性格
良くも悪くも我の強いタイプが多い韓国人選手にしては珍しい、人当たりの良い性格。
日本語もペラペラで、日本のマスコミの取材に対しては常に日本語で対応している。
その性格を表すエピソードがいくつかある。
- マンUが主催するパーティにおいて、大半の選手が妻や恋人をエスコートして出席する中、朴だけは一人で会場に現れ、隅っこで携帯ゲームをやっていた。ちなみにエブラも付き合って一緒にゲームしてた。
- 松井大輔が日本に帰国し、久々に京都時代の仲間たちと集まろうと計画を立てていた時のこと。
同じくシーズンオフで韓国にいる朴とも会いたいが、何しろ向こうは国民的スター、色々忙しいだろう。
そこで「いっそ韓国旅行も兼ねて、みんなで朴に会いに行こうか」と考えた松井が朴に予定確認の連絡を取ったところ、
朴「え、みんな集まってるの? じゃあ行く行く、俺明日にでも日本行くよ!」
翌日、でっかい段ボール箱(おみやげの韓国海苔)を抱えて、
単身京都駅に佇むアジア史上最高のサッカー選手の姿がそこにあった。
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