東方の迷宮とは、偽英国紳士団が製作した同人ゲームである。
東方二次創作ゲームに該当する。ジャンルはRPG。
初版は6月30日、2009年の夏コミで追加要素が含まれたプラスディスクが追って頒布された。
更に2010年6月20日、本体、プラスディスク、新BGMや顔グラ・立ち絵が変更可能などの追加要素が
1枚にまとめられたSpecial Discが頒布されている。
概要
名前の由来は世界樹の迷宮である。
マップも世界樹と同じくマス目状のものである。
また作者である3ペソ氏が大のランス好きということもあり
ランスシリーズからのものであるTPシステム(戦闘可能回数)も導入されている。
地霊殿までのキャラクターが登場し総勢32名の仲間で幻想郷に突如現れた異空間を攻略することになる。
PTが全くしゃべらない世界樹の迷宮とは違い東方キャラは結構しゃべる。
RPGにありがちなシリアスな展開は殆ど無く(一部を除く)、コミカル調で話は進行して行く。
キャラクターデザインも3ペソ氏によるものだがまあ好みの分かれるところだろう。
ちなみにスペシャルディスク版にはキャラ絵差し替えの機能が付いている。好きな画像を用意しよう。
戦闘システムはスペルカード偏重のバランスと入れ替えを駆使した12人PTフル活用が肝となっている。
PT編成の段階から戦いは始まっていると言っても過言ではあまりない。
装備アイテムやマップは往年の名作から同人ゲームまで非常に多彩。
全体的な難易度はやや難程度。裏パッケージによると「ちょいムズ難易度」との事。一部の階層の謎解きが
難しかったり、初見殺しの強敵が居たりするが戦闘に関してはレベリングと装備次第ではかなり楽になる。
作者サイト:偽英国紳士団
wiki:東方の迷宮wiki
プラスディスクの追加要素は強化ラスボスを倒すことで
仲間が8人追加
ダンジョンが10F拡張
アイテムが40種類追加
以上3つが追加される。
スペシャルディスクの追加要素は
ボタン一つで楽々エンカウント
一部の曲と戦闘曲が一新(設定でプラスディスク以前の戦闘曲にする事も可能)
の2点。
2013年8月13日、東方の迷宮2が発売された。詳しくはリンク先を参照。
あらすじ
博麗霊夢は、博麗神社の管理をすっぽかして一ヶ月間紅魔館で過ごしていた。あまりの図々しさに閉口するレミリアと咲夜だったがそんな時紅魔館の直上に謎の異空間が発生。その影響で紅魔館が半壊してしまう。これは異変だという事でこーりんから解決を依頼された霊夢は魔理沙と紅魔館の面々を連れて異空間に突入するのだった。
霊夢が博麗大結界の管理をすっぽかした事に端を発した異変のようだが…。
システム
広大なフロアをマッピングしながら探索し、次の階層へ繋がる階段を見つけて昇り、再びフロアをマッピングする…というのが基本的な流れ。フロアによっては宝箱やワープ装置といった仕掛けも存在する。
異空間にはプレイヤー率いる霊夢たち以外にも沢山の東方キャラが突入しており、彼女らと敵対したり頼み事をされたりする。イベントや戦闘をこなす事で彼女らも仲間に加える事が出来る。
キャラクターにはTP(テンションポイント)なる数値が設定されており、戦闘をこなす度に減っていく。戦闘中に負ったダメージは終了時に全快するが、ダメージの量に応じてTPの減り方が異なる。ダメージを負えば負うほど減りやすい。TPが0になったキャラクターは一言残して幻想郷に帰ってしまう。こうなると一度幻想郷に帰還するまで戻ってこない。ちなみにこのゲームには蘇生技の類が存在せず、TPが尽きたり死亡したりすると帰還する以外に復活させる方法は無い。故に即死技が結構怖いので対策は取っておいた方が良い。
メニューから簡単に幻想郷へ帰還できるため、ジリ貧になって肝を冷やす事は無い。ボス戦前だから体勢を立て直したい、そろそろ体力的にキツイから帰りたいという時に便利。ただし戦闘中やイベント中は帰還不可。
パーティーは12人で組むが、前線に出て戦うのは4人のみ。控えに居る残り8人と前線の4人を必要に応じて交代させながら戦う。雑魚戦はともかくボス戦では控えに居るキャラと交代させながら戦う必要があるので交代するタイミングを逸したり間違えたりしないよう注意。なお、前線の4人が全滅すると控えが幾ら残っていようがゲームオーバー。
関連動画
上記は体験版のもの。体験版でも全体の1/3程度のボリュームがあり、
本編にセーブデータを引き継ぐこともできる。
こちらは製品版。
関連商品
また、ダウンロード販売も行われているので、そちらを使って購入する手もある。
関連コミュニティ
関連項目
- 2
- 0pt