「桧山♂ライト」とは、『パンツレスリングの兄貴 説教編』の4:06に兄貴(ビリー・ヘリントン)が主張した台詞(空耳)である。
阪神タイガースの選手である桧山については「桧山進次郎」を参照にされたし。
概要
消防署長である兄貴は、仕事場の署長室に弟(兄貴の弟)を呼び出し、無職である弟の人生相談を受けていた。
最初はシリアスに弟の事を案じていた兄貴であったが、トータス藤岡が話の腰を折り、弟は阪神ファンの兄貴に趣味の野球の話を持ちかける。
にわかに兄貴は激昂し、弟に対し強くこう主張した。
「桧山♂ライト」
兄貴は怒り、弟に帰るよう命じた。
しかし、弟は「(兄貴が怒ると、すぐに追い返されるから)しょっちゅう(一人で)ポケモン(をやることになるんだ…)」をスネる。
が、素直に帰るのは悔しい西武ファンの弟は、食い下がろうとする。
弟は、愛する西武ライオンズの良さを主張し続けるが、次第に兄貴に気圧されてしまう。
弟は語気も弱くなり、兄貴に言いくるめられ、結局家に帰ってしまう。
兄貴の発言の真意
兄貴の「桧山♂ライト」の発言の解釈をめぐっては、様々な解釈が可能である。
スタメン起用
長年、阪神タイガースは、外野、特にライトの選手が固定されていなかった。
(レフトは2010年途中まで金本知憲がフルイニング出場をし続け、センターは赤星憲広が2009年に引退するまで不動のポジションであった。)
阪神フロントは、外野手の助っ人を毎年のように招聘したが、スタメン起用し続けるほどの成績を残したものは、2010年のマートンまでいなかった。
そして、肝心の日本人選手も、桜井広大・浅井良・葛城育郎などが起用されたが、ライトのポジションを固定するほどの成績を残したものはついに出なかった。
この状態にやきもきした兄貴は、ベテランの桧山進次郎のライトでのスタメン起用を主張した。
2005年頃まではスタメンで起用されていた選手であったし、貴重な左の大砲、勝負強いバッティング、通算守備率.990を誇る安定した守備、経験の豊富さに期待したのである。
代打後の守備起用
桧山は近年、左の代打の切り札として起用され続けている。
しかし、代打後の回の守備には退き、別の選手と交代するケースが多かった。
阪神の野手の台所事情は決して豊かではなく、延長戦の末、総力戦となると桧山と交代する野手の損失は決して軽くない。
(現に2010年には投手の西村憲が、外野で守備起用されている)
そういう事態をおそれ、兄貴は代打後の守備で、ライト桧山の起用を主張した。
弟の発言の真意
兄貴の弟は西武ファンであり、阪神と西武の違いを、「曖昧☆渋味」と表現した。
阪神と西武は共に強打のチームであるが、投手陣の様相は大きく異なる。
阪神はかつてのJFKに代表されるように、リリーフが強力なチームである。
一方、西武は涌井や岸といった、先発陣が強力なチームであるが、リリーフ陣に不安を抱えていた(「俺達」を参照)。
いわば、リリーフは抑えてくれるかどうかは非常に「曖昧」で、弟はそこにチームとしての「渋味」を感じているのである。
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