森薫とは、漫画家である。昭和53年(1978年)生まれ。女性。ヴィクトリア朝時代イギリスの上流階級の青年とメイドの女性のラブロマンスを中心に描いた代表作『エマ』は、文花庁メディア芸術祭・漫画部門優秀賞受賞。
概要
メイドと細かい描き込みに定評のある女性漫画家である。「県文緒」名義の同人活動からプロとなった。同人時代の作品の一部をまとめたものが『シャーリー』であるが、単行本発売はプロデビュー作『エマ』の2巻と同時発売だった。現在は近世中央アジアが舞台の『乙嫁語り』を連載中。
画力の向上がすさまじく、同人時代の作品である『シャーリー』の頃、プロデビュー直後の『エマ』初期の頃、そして現在の『乙嫁語り』に至っては別人とも呼べるほどの画風になっている(『エマ』の中期頃から現在の画風になっている)。作画速度は「ぶっちぎりに早い」との評もあるが、凄まじい密度の描き込みを本人自身で手がけることにその速度は費やされている様子。
森薫という中性的な名前と、その作風から、「本当に女性なのか?」「未だに信じられない」という葉書が「多数」来ている、と『エマ』5巻後書きに書かれている。また、『エマ』連載中には、編集者には「メイドの人」と呼ばれ、編集長には「ア゛~ありゃー変なねえちゃんだ」とまで呼ばれていた。
どの作品にも単行本巻末には必ず、「あとがきちゃんちゃらマンガ」が付いており、作品制作の裏事情や周囲との交流エピソードなどもそこにて語られている。それを読むと、本当に(良い意味で)「変なねえちゃん」という表現が相応しいことがよく分かる。要するに(女性にしては)変わった趣味の、面白い御仁である。
作品一覧
関連動画
コミックナタリーにて、ご本人が乙嫁語りの主人公・アミルを描く動画が挙げられている。ニコニコにも転載されている。本当に女性だったんだ・・・
▼トーン
関連商品
『シャーリー』売れすぎw
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関連項目
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