しかたなかったんやーーーーー!!
横島忠夫(よこしま ただお)とは、小学館の『週刊少年サンデー』で連載されていた漫画『GS美神 極楽大作戦!!』(略称、GS美神)の登場人物である。
概要
世界最高クラスのゴーストスイーパー(以下、GS)・美神令子の下でアルバイトに励む17歳の高校生。
アルバイト募集の張り紙をしていた美神の色香に迷いセクハラをはたらいたことが切っ掛けで彼女の下で働くこととなる。生活苦なのは美神の薄給だけではなく、両親から仕送りを止められている事が原因。
とにかく煩悩に忠実な性格をしており初対面の女性に抱きついたり覗き行為を行ったりと犯罪行為に至ることも多い。そのため、作中でも度々警官に追いかけられていた。
その一方で良くも悪くも自分の感情に正直な性格故か、霊体で服の種類を選べない同僚のために(途中過程はどうあれ)体を張って秘境の職人のもとへいく・遠慮深く内気な性格が災いして物品などについて相談できずにいた少女の下に自ら足を運ぶ等、訳ありの人物に対し凄まじい行動力を駆使することもあるために好漢なのか問題児なのか評価に困るキャラでもある。
また、厄介なことに、色欲絡みのトラブルを自ら起こすことが多い一方で、後述の商いについては(雇い主の美神よりは)割と真っ当なため、彼がいないとおキヌちゃんなどが美神のアレな手法に振り回されるリスクが増す。ただ、美神がいないと、今度は横島によるトラブルの頻度が増加する模様。
序盤単なる丁稚に過ぎなかった彼にも転機が訪れる。
小竜姫との出会いを切っ掛けに霊力の才能が開花し、GS免許を取得するに至った。
サイキック・ソーサー、栄光の手(ハンズオブグローリー)、霊波刀、そして文珠と着実にパワーアップを遂げ、物語終盤では美神をも凌ぐ力を見せることとなる。
しかし横島の霊力の源は基本的に煩悩であるため、過度にシリアスキャラになると著しく霊力が低下し一転して役立たずに成り下がってしまう。
またGSとしての才能だけで無く異常に高性能な両親から受け継いだ商才も持っており、事務所の経営を任された際には知人らを集めて陣頭指揮を執り、大幅な黒字を叩き出した。小学生時代にミニ四駆の全国大会で三連覇する等、手先が非常に器用な一面も持つ。
人間の女性からは殆どモテ無いが、妖怪など人外の存在からは不思議なほどにモテる。
これは人間の女性の多くが横島の表面的な部分しか見ることが出来ず、妖怪たちの方が横島の内面に惹かれているからだと思われる。
事実、人間に戻ったおキヌちゃんや、小学校時代の憧れの女の子など、ある程度長い時間を一緒に過ごして来た女性からは好意を寄せられることが多い。
アニメ版で横島を演じた声優の堀川りょうは同時期に放映されていた別のアニメ「ドラゴンボールZ」で「ベジータ」というキャラクターを演じていたが、美神令子の声優である鶴ひろみも同アニメで将来ベジータと結ばれる女性「ブルマ」を演じていたため、当時の視聴者からはしばしばネタにされていた。
給与
物語が始まった当初、横島の時給は250円。
最低賃金という概念を完全に無視した薄給で過酷な肉体労働に勤しんでいた。
とある事件の後で時給255円となり物語終盤でも給料が上がったらしいが具体的な金額は明かされなかった。
しかし昇給について考えていたシーンで美神が「時給500円は上げすぎ」と言っていたり、昇給の事実を知らなかった横島が「美神さんが給料を多く入れ間違えた」と誤認してネコババを試みるくらいなので、時給500円以下と言う相変わらずの薄給であると思われる。
影の主人公?
「GS美神は横島忠夫の成長物語であり、本当の主人公は横島なのでは」
またメインヒロインである美神以外にも、おキヌちゃんや後輩の小鳩、多くの妖怪たちに好意を寄せられており何人もの女性キャラから惚れられると言う少年漫画の主人公らしい役どころも担っている。
残念ながらアニメ版は横島の成長が著しいアシュタロス編が描かれることなく放送を終了してしまったため、基本的には単なるヘタレキャラである。
今でもアニメ版続編への希望が少なくないのは、横島の成長をアニメーションで見たいと言う需要が相当数存在するからなのかもしれない。
名言・迷言
「かんにんやーー!! しかたなかったんやーーーーー!!」
「ちち!しり!ふとももーッ!!」
バリエーションは多数。胸やお尻や太ももに目が眩んだ時、この台詞と共に飛び掛る。……末路はご想像にお任せしよう。
「自分を…信じる…!? きれいごとぬかしてんじゃねーーー!! この世に自分ほど信じられんものがほかにあるかあああっ!」
GS試験の際、それまで頼りにしていたバンダナが破れ「自分を信じろ」と言われた時の台詞。…間違いとも言い切れない。
人間として生き返れる代わりに記憶を失ってしまう。そのことで迷うおキヌちゃんに向かって言った台詞。
「俺にしちゃ上出来だよな 偽者とはいえ美神さんに…引き分け――」
美神と一騎打ちをした際の台詞。横島が美神を超えた、運命的な瞬間。
「蝶のように舞い、ゴキブリのように逃げる! ――と見せかけて蜂のように刺す!」
香港における対メドーサ戦での横島の活躍。言葉にすると馬鹿馬鹿しいが、攻撃方法としては陰湿で効果的な戦法である。無論、攻撃をした後は再びゴキブリのように逃げるのを忘れずに。
関連動画
関連お絵カキコ
関連商品
関連項目
- 21
- 0pt