「死ななきゃ安い」とは、自虐であり、同時に希望でもある。縮めて「死な安」とも。
概要
「なんだこのコンボ7割しか減らないのか、安いな」
といった意味のチップの紙装甲の比喩が元である。
(曰く「体力ゲージなど飾り」、曰く「最も派手なのは体力ゲージ」とのこと)
作品を重ねる毎にどんどん増加していくゲーム全体の平均火力に対して、チップの防御率は全く変更される様子がなかった。(通常キャラの防御率が1.00のところ、チップの防御率は1.30(=常時被ダメ1.3倍)である)
カウンタッから10割など当たり前、相手のぶっ放しカウンターヒットから追撃でシッショー余裕でした。
そんな過酷な環境を耐え忍んできたチップ使い達から生まれた、「いつでも死が見えているのだから、生きているだけで儲けものとしよう」という意味の大変に謙虚な言葉である。
前述しているように、本来は「死ななきゃ安い(キリッ」「安くねーよw7割だぞw」言った突っ込み待ちの言葉だったのだが、
- 全キャラが実用的な即死コンボ、一撃必殺技をコンボに組み込める事態になってしまった世紀末なゲーム
- 上記と同じく、キャラの殆どが即死・永パ持ちな上、タイムアップまで延々とコンボで浮かされ続けるゲーム
- バランスは良好だが、条件が噛み合うと1コンボで5~6割、ひどい時には即死もありうるゲーム
と言うゲームが登場・定着したことで言葉のニュアンスは変化を始めた。
体力が残り僅かであっても、1チャンスあれば勝てる可能性が残っている訳で、
「まだ死んではいないのだから、生きている限りは逆転のチャンスがきっとある」
と言うポジティブな意味を持つ様になる。
現在では体力ゲージがギリギリに追い込まれた状態から逆転勝利した際の賛美、逆転勝利された側の嘆きとして使われる事が多い。
ゲームに限らず、大打撃を受けて勝負を捨てかけた時は是非この言葉を思い出して欲しい。
「ワンチャンス、ありますよね!」
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本来の意味 ポジティブな意味
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関連項目
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