殺し合いハウスとは、くろひによる頭脳戦×フルボイス動画シリーズである。
概要
『けいおん部がライアーゲームをするようです』などの動画を上げていたうp主のくろひによるオリジナル作品。洋館で行われる大金をかけたデスゲームに参加したプレイヤー達の頭脳戦が繰り広げられている。
登場人物にはすべて声が当てられているフルボイス動画となっているほか、画面はアドベンチャーゲーム風になっているが特に視聴者が介入する要素はない。
あらすじ
どんなゲームかは知らないが、それに勝てば大金が得られるそうだ。
私は今、その館の扉を開ける――。
"大金をかけたデスゲーム"が行われる館に、思い思いの意思を持って集まった参加者たち。彼らは金のため、或いはそれぞれの目的のために頭脳を振り絞り、対戦相手を追い詰めていく。ところがそのゲームの裏で次々と奇怪な事態が起こっていることが発覚し、やがて有力プレイヤーたちは否応なしに"館の正体を暴く"事を目的とし、この館を支配する者たちと激しい頭脳戦を繰り広げていく。
シリーズ展開
シリーズは全7作。タイトル通りの『殺し合いハウス』に加え、賞金獲得条件が違う『騙し合いハウス』『盗み合いハウス』も含まれる。第5シリーズ以降は年間勝者決定戦の予選・本選の話が展開されており、そのため過去のシリーズとは話数がだいぶ違っている。
- 第1シリーズ 『殺し合いハウス』(全12話)
- 第2シリーズ 『騙し合いハウス』(全11話・12本)
- 第3シリーズ 『殺し合いハウス:セカンド』(全10話・11本)
- 第4シリーズ 『盗み合いハウス』(全11話)
- 第5シリーズ 『殺し合いハウス:サード』(全6話)
- 第6シリーズ 『殺し合いハウス:フォース』(全7話・9本)
- 第7シリーズ 『殺し合いハウス:ファイナル』(全20話)
2013年8月31日から2週間に1本のペースで投稿され、2016年7月2日の『殺し合いハウス:ファイナル』最終話で一連のハウスシリーズは完結。続編として5年後を舞台にした『脱出の館 ~ESCAPE HOUSE~』が2016年7月16日から投稿されている。
ルール
その名の通り、毎日一定の時刻の間に殺し合いを行い賞金を得るゲームである。体力に勝っている・殺し慣れているプレイヤーが有利のように見えるが、以下のルールにより頭を使わなければ賞金はおろか生き残ることも難しい。
ルールはシリーズごとに改定が加えられており、以下で紹介するのは第1シリーズのものである。それ以降の変更点は追記する形で記載する。
日程
- ゲームの参加者は10名。
- ゲーム開催期間は10日間。1日目はルール説明、10日目は結果発表のため実質8日間となる。
- 2~9日目の12時から18時の間は「マーダータイム」となり、賞金獲得のための殺しを起こすことができる。なおここで言う殺しはゲームとしての殺害扱いではなく、実際に相手の命を奪う行為である。
武器・能力
- 1日目にプレイヤーは拳銃・ナイフ・能力の書かれた紙・ナンバープレートの4つが入った封筒をもらう。封筒は各プレイヤーの席の前にあらかじめ用意されている。
- ナンバープレート・能力の書かれた紙は各プレイヤーともランダムに割り当てられたものになっている。
- ナンバープレートは1~10のいずれかの番号になっていて、渡されたものがそのプレイヤーの番号となり、能力は紙に書かれたものが自分の能力となる。
- 能力も10種類存在する。効果は名前からすぐ連想できるものからわかりにくいもの、果ては常識では起こりえないものまであるが、この館では実際にその能力の効果が起きてしまう。
- 能力の内容(自分の能力名・効果・発動条件)は名前以外全プレイヤーに公開されておらず、自分に割り当てられた能力しか詳細がわからない。
- 全能力は以下の通り。便宜上番号が振られているだけであり、プレイヤーの番号と対応しているわけではない。
マーダータイム・賞金獲得
- マーダータイムに参加するプレイヤーは開催時間(12時から18時)までにロビーに集まる。
- マーダータイム中のみ他プレイヤーの殺しが可能になる。この時間のみ武器を部屋に持ち出すことができ、マーダータイム外で使えなくなっている能力も使用可能になる。
- マーダータイム中の殺しに使えるのは配布した武器や能力のみ。自分が持ち込んだ武器などは殺しに使用できない。
- その日のマーダータイムの前に、ターゲットの番号を自分の部屋にあるノートパソコンで指定する。
- 指定した番号と殺したターゲットに割り当てられた番号が一致していれば、賞金として1億円獲得。さらにターゲットが賞金を持っていればその賞金をすべて自分のものにすることができる。
- 番号を指定していなくても、殺した相手が自分を狙っていた(自分の番号を指定していた)場合も「反撃」として賞金を得られる。
- 指定した番号の相手を殺すことができないと翌日のターゲット指定権が無くなり、賞金も半減する。
- マーダータイム終了時にロビーで殺しの結果発表(殺した・殺されたプレイヤー・賞金額)が行われ、それと同時にペナルティの発表も行われる。
ペナルティ・破棄
結果発表
その他
- ゲーム開催中にプレイヤーの泊まる部屋は完全防音になっており、扉のロックは各自別々のパスワードが用いられている。また、扉も頑丈なものになっており壊す事はできない。
- 部屋のノートパソコンにはブラウザやスカイプがインストールされており、使用することができる。 流石に洋館の外部との連絡は無理だと思われる。
- 能力の中にはノートパソコンで情報を見ることができるものもある。
- 夕食は館のマスターが用意してくれる。要望があれば自分の部屋に持っていってもらうことも可能。朝食は不明。
- 賞金の出所は不明。少なくともプレイヤーの命を1億円とすれば(殺し失敗の賞金半減や破棄を除けば)ゼロサムゲームとなっている。
セカンドの主なルール変更点
- 能力が一部入れ替えられている。
- 殺害失敗時の賞金半減が無くなった。
- 洋館の外に出ることがペナルティから破棄に変更された。
- 復活可能のみペナルティ中も機能することが明言された。
- ノートパソコンで狙われた人数の確認ができなくなった。
- ペナルティになったプレイヤーの発表は行われなくなった。
- 武器・能力・ナンバープレートは封筒で渡すのではなく、プレイヤーが泊まる各部屋に置かれるようになった。外見からはどの部屋にどの能力があるかは不明。
サード・フォースの主なルール変更点
- 参加人数は8人。
- 能力はランダム配布ではなく、自分で好きな能力を1つ選んで自分の能力にすることが可能。
- 能力は以下の10種類。これまで同様、能力名は全員に公開されているが、具体的な内容は能力を持ったプレイヤーのみしか分からない。
- 能力付与・能力拝借・絶対服従は新たな制限をつけている。
- 番号指定したターゲットの殺害による賞金のルールはこれまでと同じだが、各プレイヤーにはそれと別に成績がつけられる。
- ゲーム終了日が指定されておらず、4人が死を迎えた時点でゲームが終了する。
- 「配布された武器以外での殺し」「洋館の外に出る」は即破棄となった。
ファイナルのルール
年間勝者決定戦を行う『ファイナル』では『サード』『フォース』と同じように『殺し合いハウス』を行う。
- これまで同様な要素
- 廃止された要素
- ポイント制を採用しており、初めに100ポイント以上獲得したプレイヤーが勝利。
- ポイント獲得には2つの方法がある。
- ペナルティという概念がない代わりに、これまでペナルティとされていた行為を行うとポイントが剥奪される。
- 武器紛失は申し出れば翌日再配布される。
- 番号指定したターゲット以外を殺すと殺したプレイヤーは死亡(復活可能能力がないため、事実上の破棄)。殺されたプレイヤーは復活。
- 獲得ポイントはロビーのディスプレイに表示される。プレイヤーの番号とポイントが棒グラフとして表示される。
- 能力は以下の10種類。これまで通り名前は全プレイヤーに公開されているが、詳しい情報は割り当てられたプレイヤーのみ確認可能。
- 『サード』『フォース』での成績によってメリット・デメリットがあるが、ルール説明時には明かされていない。
その他
- 年間勝利者には特権として『1年間の館の支配権』及び『好きな5つの能力を自由に選べる権利』が与えらえる一方、館の運営資金などを拠出していると思われる"クライアント"を楽しませるゲームを開催し、そこに4人の有力プレイヤーを集める事を強いられている(このゲームもその一環として開催されている)。
- 前半後半に分かれて成績付けを行うのは今年が初めて。
- 別室のモニター室には"ゲームのモニタリング"を目的に、これまでのゲームで死亡/破棄となったプレイヤーが何名か復活している。
登場人物(若干のネタバレあり)
登場人物の名前は担当声優の名前をもじったものになっている。ここには明記されてないが、第2シリーズの『騙し合いハウス』、第4シリーズの『盗み合いハウス』から参戦してくる人物も何人かいる。
殺し合いハウス(第1シリーズ)
- 秋山 みなね(CV:黒須みずな) イメージカラー:オレンジ イメージワード:【狡猾】
- 桐生 京我(CV:(´・ω・)啓太(・ω・`)) イメージカラー:ブラック イメージワード:【獰猛】
- 汐音 妃乃(CV:ひのもとかずくん) イメージカラー:イエロー イメージワード:【毒舌】
- 神崎 晃(CV:むしゅだ彰) イメージカラー:グリーン イメージワード:【飄々】
- 柚木 優芽(CV:新宅ゆめ) イメージカラー:ピンク イメージワード:【裏表】
- 赤木 柊一(CV:しゅういち) イメージカラー:パープル イメージワード:【臆病】
- 伊集院 綾斗(CV:Ayk) イメージカラー:ブルー イメージワード:【未熟】
- 仙道 玄矢(CV:くろひ・ゆっくり(後半) ) イメージカラー:グレー イメージワード:【寡黙】
- 天海 千恵(CV:めらみ。) イメージカラー:レッド イメージワード:【小心者】
- マスター(CV:やーまんZ) イメージカラー:ホワイト イメージワード:【仮面】
- 夏見嶋 蒼(CV:紺) イメージカラー:レッド イメージワード:【矜持】
- 和泉 明澄(CV:小豆戒斗→ひのもとかずくん) イメージカラー:グレー イメージワード:【厨二】
- 櫻井 楼嗣(CV:ROSY) イメージカラー:オレンジ イメージワード:【頑固】
- 千石 玲奈(CV:mega) イメージカラー:パッションピンク イメージワード:【一途】
- 園咲 くろえ(CV:クロエ) イメージカラー:パープル イメージワード:【中性】
関連動画
本編以外にもテーマ曲や番外編動画も投稿されている。
バイノーラル音声動画はなぜか本編part1の数倍の再生数となっている。
関連商品
殺し合いハウスに関するニコニコ市場の商品を紹介してください。
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
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