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比嘉幹貴（ひが もとき、1982年12月7日-）とは、沖縄県沖縄市出身のプロ野球選手（投手）である。現在はオリックス・バファローズに所属。
概要
| オリックス・バファローズ #35 | |
|---|---|
| 比嘉幹貴 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 | 日本 |
| 出身地 | 沖縄県沖縄市 |
| 生年月日 | 1982年12月7日 |
| 身長 体重 |
177cm 77kg |
| 選手情報 | |
| 投球･打撃 | 右投右打 |
| 守備位置 | 投手 |
| プロ入り | 2009年ドラフト2位 |
| 経歴 | |
| プロ野球選手テンプレート | |
コザ高校時代は全くの無名だったが、国際武道大学に進んでから頭角を現し、大学では通算29勝、MVP2回、最多勝2回などを獲得。
大学卒業後は社会人の日立製作所に進み、1年目から登板したが、故障の多さや大舞台になると打ち込まれるパターンの多さで、ドラフト候補に何度か挙げられながらも指名は見送られていた。
社会人5年目の2009年、エースとしてチームを都市対抗ベスト8に導き、優秀選手賞を受賞。
2009年ドラフト会議でオリックス・バファローズに2位で指名され（3位の山田修義と契約金が同額提示だったことに一時ゴネたが）入団。背番号35。
オリックス時代
2010年は開幕前に怪我で離脱し、8月になってようやく復帰。右打者キラーとして6連投するなど重宝され、9月4日の福岡ソフトバンクホークス戦で満塁のピンチを切り抜けプロ初勝利を挙げる。最終的に24試合で防御率1.25の好成績を残した。
2011年も右肘痛で出遅れ、本格的に一軍復帰したのは7月下旬。しかし1回1/3を7失点と打ち込まれ、その後も安定感を欠き23試合で防御率7.15と悪化した。
2012年も右肘痛で出遅れ、8月にようやく実戦復帰。9月に一軍昇格すると、12試合で防御率1.80と好投を見せた。
2013年は初めて開幕一軍入りするが、開幕戦で敗戦投手になり、あまりの投球内容の悪さで二軍落ち。しかし4月下旬に復帰すると、その後は安定感のある投球を見せ、閉幕まで一軍で投げ続けた。最終的に自己最高の59試合登板、4勝3敗11ホールド、防御率2.12という好成績を挙げた。
2014年は勝利の方程式の一角としてシーズンを通してフル回転。62試合に登板、7勝1敗20ホールド、防御率0.79の活躍で、34試合連続無失点のパ・リーグタイ記録をマーク。オリックスの快進撃を支えた。
2015年は前年のフル回転が祟ったか、キャンプから右肩痛を発症して一軍登板は8試合に留まり、8月には全治5ヶ月を要する手術を受けた。オフに年俸6000万から4500万円減の大減俸となった。
2016年は開幕を二軍で迎えたが、6月に一軍に昇格。対右のワンポイントとして起用されたが防御率4.82と安定感を欠き、8月末で二軍落ち。16試合の登板に留まった。
2017年は故障はなく二軍でも43試合で防御率1.02と好成績を挙げていたが、なぜかシーズン終盤まで一軍昇格できず、一軍では8試合に留まった。
2018年は43試合に登板し、2敗1セーブ9ホールド、防御率2.04と復活を果たした。8月4日のソフトバンク戦でプロ初セーブを記録した。
2019年も45試合に登板したが、5～10試合ほど続けて抑えてから3試合ほど続けて打たれる、というパターンを繰り返し、8月半ばに二軍落ちしてシーズンを終える。防御率は4.59に終わった。
2020年は開幕から無失点投球を続けていたが、7月上旬に左大腿二頭筋の筋損傷で戦線離脱。10月に一軍復帰後は再び無失点投球を続け、最終的には20試合の登板に留まったものの、僅か1失点、防御率0.71という好成績を挙げた。
2021年は32試合に登板し、1勝11ホールドを記録。初めて出場した日本シリーズでは第1戦で9回表に中継ぎとして登板し無失点。9回裏でチームがサヨナラ勝ちしたため、38歳11ヶ月で勝利投手となった。
2022年は新型コロナウイルス感染もあり30試合の登板に留まり、5勝1セーブ5ホールドだった。日本シリーズでは被安打1と好投し、26年ぶりの日本一に貢献した。
プレースタイル
サイドスローから放たれる直球の最速は148km/h。2016年以降は主に要所での対右のワンポイントセットアッパー的な起用が多い。
牽制が上手く、岡田彰布元監督からは「12球団一上手い」と絶賛されていた。
成績
- （2023年終了時点）
年度別投手成績
| 年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2010年 | ｵﾘｯｸｽ | 24 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 2 | .667 | 21.1 | 1 | 12 | 3 | 3 | 1.25 |
| 2011年 | 23 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | .--- | 22.2 | 6 | 21 | 21 | 18 | 7.15 | |
| 2012年 | 12 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 10.0 | 0 | 5 | 2 | 2 | 1.80 | |
| 2013年 | 59 | 0 | 0 | 0 | 4 | 3 | 0 | 11 | .571 | 59.1 | 11 | 54 | 15 | 14 | 2.12 | |
| 2014年 | 62 | 0 | 0 | 0 | 7 | 1 | 0 | 20 | .875 | 56.2 | 12 | 48 | 9 | 5 | 0.79 | |
| 2015年 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | .--- | 5.0 | 2 | 5 | 9 | 9 | 16.20 | |
| 2016年 | 16 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 5 | .500 | 9.1 | 3 | 10 | 5 | 5 | 4.82 | |
| 2017年 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .000 | 8.1 | 0 | 12 | 3 | 3 | 3.24 | |
| 2018年 | 43 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 9 | .000 | 35.1 | 7 | 22 | 10 | 8 | 2.04 | |
| 2019年 | 45 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 1 | 8 | .600 | 33.1 | 11 | 36 | 19 | 17 | 4.59 | |
| 2020年 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | .--- | 12.2 | 5 | 11 | 1 | 1 | 0.71 | |
| 2021年 | 32 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 11 | 1.000 | 20.1 | 4 | 15 | 4 | 4 | 1.77 | |
| 2022年 | 30 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 1 | 5 | 1.000 | 21.1 | 2 | 24 | 7 | 6 | 2.53 | |
| 2023年 | 31 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 6 | 1.000 | 20.0 | 2 | 10 | 5 | 5 | 2.25 | |
| NPB：14年 | 413 | 0 | 0 | 0 | 26 | 11 | 3 | 93 | .703 | 336.0 | 66 | 285 | 113 | 100 | 2.68 | |
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関連項目
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