沖縄アクターズスクールとは、1983年4月に開校した沖縄県にある総合エンターテイメントスクールである。特に1990年代に多くの人気タレントを輩出したことで知られている。
概要
開校者は、マキノ正幸氏。マキノ正幸氏は、父が有名な映画監督・マキノ雅弘、母が女優・轟夕起子、祖父が日本映画の父・マキノ省三というような芸能一家に育ったこともあり、若い頃から会社を経営したり、馬主になったりと豪快な生活をしていたが、次第に財産を食いつぶして借金をするようになり、逃げるようにして沖縄へ移住する。それから10年くらいして設立したのがこの「沖縄アクターズスクール」である。
あまり知られてはいないが、初期の頃の沖縄アクターズスクールには秋元康が関わっており、スクールの生徒達が出演していた沖縄のローカル番組「沖縄クラブハートキャッチTV」や、その番組に出演していたスクール生徒で結成したアイドルユニット「HeBeEプロジェクト」のプロデュースを担当していた。しかし、この頃にスクール出身者で全国的に有名になったのは早坂好恵くらいで、スクールの知名度はまだ無かった。
1990年代に入り、マキノ正幸氏が自らスカウトして特待生にしたというアクターズスクールの生徒・安室奈美恵が全国的に大ブレークし、アムラー現象と呼ばれる社会現象にまでなった。これに続いてMAX、SPEED、DA PUMP、知念里奈、Folder、D&Dなどの人気タレントを次々と輩出し、一気に注目度は向上し、沖縄アクターズスクールブームと呼ばれる黄金期が到来する。さらに同時期に、全国各地に沖縄アクターズスクールと似たような名前の芸能スクールが次々と誕生する「芸能スクールブーム」というものまで発生した。
2000年代初めには本土への展開を行ない、名前も「MAKINO WORLD POPS」と改めて大阪と横浜に姉妹校を開校したが、現在は再び沖縄校のみとなっている。
関連商品
関連コミュニティ
芸能プロダクション「VISION FACTORY」(旧ライジングプロダクション)には、沖縄アクターズスクール出身のタレントが多く在籍している。
関連項目
関連リンク
- 0
- 0pt