この記事では造語について記述されています。一般名詞および苗字の「無敵」については当該記事を参照。
無敵くんとは、SF作家・山本弘氏の小説「神は沈黙せず」に登場する造語で、「ネット上の掲示板等での議論において、結論はすでに明白なのに、負けているのに負けを認めず、相手が諦めるまでつまらない反論を次から次に持ち出してずるずると引き延ばす者」[1]のこと。
概要
人工無脳ソフト・「無敵くん」:
入力されたテーマを元に論争を開始し、反論が来ると煽りや詭弁を用いて再反論を自動的に延々と繰り返す
単純なプログラムである。
相手が反論をやめると「勝利宣言」を出す機能もオプションで追加可能。
作中ではこのようにしばしばネット上で(現実でも)見かける人々を揶揄した存在として描かれている。
山本弘氏のwebサイトによると、トンデモ説信奉者との議論と絡めて、以下のように解説がなされている(要約)。
このような状況に出くわしたら、無駄な「論争」は避けるべきだが、なにより自分が「無敵くん」にならぬよう戒めたいものである。
反対に「無敵くん」の側がこちらに対して「無敵くん」というレッテルを貼ってくることもあり、ここで「お前が無敵くんだろ」と反論してしまうと、100%泥仕合になる。下手をするとこちらが誤解を受けてしまうケースも存在するため要注意。
関連商品
関連項目
無関連項目
- 無敵の人(失う物がないのでペナルティを恐れることなくルールを破る人という意味で、議論という行為とは縁がない。議論についての概念である無敵くんとは字面は似ているが無関係。蛇足だが、失うものがあるのにペナルティを恐れることなくルールを破る人は確信犯である)
脚注
- 208
- 0pt