王立宇宙軍単語

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オウリツウチュウグン
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王立宇宙軍 とは、1987年開された、ガイナックス制作劇場用アニメーション作品である。
作品の商業的な正式名称は「王立宇宙軍 オネアミスの翼」であるが、ここでは後述の理由を考慮し、ページ名を「王立宇宙軍」とする。

概要

惑星に存在する架空の国ネアミスにおける、人類初の有人宇宙飛行計画を、一兵士シロツグ(CV森本レオ)を中心とした人間模様を織り交ぜ描く。

ゼネラルプロダクツの流れをガイナックス初の商業作品。当時としては最高とも言われる、また現在でも類するものは多くない高品質なアニメーションが、全編にわたってふんだんに繰り広げられており、庵野秀明の担当したクライマックスロケット打ち上げ・戦闘シーンは、伝説とまで言われている。
当初はこの作品だけでガイナックスを解散する予定だった。しかしながら、この作品で予算を大幅にオーバーしたため赤字に苦しみ、その借返済をかけてOVAトップをねらえ!」の製作へと繋がり、アニメ制作会社として継続されることとなった。つまり、順調に事が進んでいればその後の「ふしぎの海のナディア」「新世紀エヴァンゲリオン」はかったと言える。

音楽坂本龍一アカデミー賞受賞前だったのでまだ較的安く引き受けてもらえたとのこと。
(正確に言うと、坂本の他に当時彼の作品に多く携わっていた上野耕路や窪田男も楽曲を提供している)

ちなみにガイナックス社内での正式名称は「王立宇宙軍」で、作品名が地味だということでスポンサーから「オネアミスの翼」に称しろという圧がかかったらしい。結果、開時には冒頭に「オネアミスの翼」のフリップが(わざとらしく)付け足したように入れられたが、作品内ではあくまで「王立宇宙軍」である。

スタッフ・キャスト

その他

第5回(1987年日本アニメ大賞 受賞
第19回(1988年星雲賞 映画演劇部門・メディア部門 受賞

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王立宇宙軍

80 ななしのよっしん
2019/08/06(火) 11:55:44 ID: iGR4G66BKQ
今更ながらだけど本当に見てよかった
ストーリーが簡単と批判されるのも分かるけど、それ以上に画面から伝わる熱量が半端じゃなかった
こんなものをアニメーションという媒体に封じ込めることができたっていうのが楽しいことだし、とても良いことだと感じた
評価の高さからもっと堅苦しい作品なのかと思ってたけど、見終わった後に達成感と爽やかさが残るような映画でした
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81 ななしのよっしん
2019/12/03(火) 16:07:12 ID: ABceGfW3wb
>>78
じゃあシロツグと心が通い合ったマナは、もう少し大きくなって自がはっきりしてきたらリイクニの元を飛び出してしまうんだろうか。
(そしてよく言われるように、マナシロツグとくっつくとw)
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82 ななしのよっしん
2020/09/14(月) 03:55:22 ID: gKVA8yyTml
ずーっと見よう見ようと思ってたけど見ていなかった作品だったけど、見たらすっごい良かった…
なんというか難解なストーリーとかあるわけじゃないんだけど、全くの別世界ロケットを打ち上げるという話だけで、全編見心地で見れた。
それとない描写だったけど、価値観が違うシロツグとリイクニさんとかのほろ苦さがあったし
みんな戦いを忘れて呆然とロケットを見上げるシーンはすごく感動した

映画に自分が日常でみれない物や、全く別の世界観を期待する自分にとってクリティカルクリティカルな作品だった
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83 ななしのよっしん
2021/03/01(月) 15:44:39 ID: bqFWRnImQB
BSで見たけど、やっぱこれはOVAにしとく作品だったのでは?
映画としてはドラマさすぎる。ヒロイン女の子も不可解だし。OVAなら満足できた。
最後の発射シーン映像として素晴らしいものだったけど、ロケット打ち上げただけの話じゃん。新エヴァでも思うけど、庵野秀明映像見せたいだけの人ドラマ作る人じゃない。
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84 ななしのよっしん
2021/03/12(金) 11:11:32 ID: ZLEO87JTg1
寧ろ薄味だから良いんだよ。濃くするとよりアンリアルになりやすい。


シロツグが「お前の眼には何が見える」と聞かれた際に、「女のケツ」と答えて下世話な話と思われて「節だ」と評されるシーン、あれだけでしょうもなさだけでく行き違いやシロツグの「憧れ、尊敬」の念まで表現していて深い。
あの時のシロツグが話す「女のケツ」はリイクニだけど、未遂後の話だっただから単なる性欲ではい。仮に未遂前でも宇宙飛行計画と殺人を通し、世界への哲学的な洞察を深めたシロツグにとっては、リイクニは単なる下世話な存在ではないだ。

シロツグとリイクニが進展する未来はまるで見えないが、縁が途切れない事だけはそのシーンで確信している。

そして、庸で俗物だったシロツグが最後にあの祈りを話すからこそ、ラストシーンは深く心にくのだと思う。
本当に良い映画だ。そして映画でなければならない。
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85 ななしのよっしん
2022/03/09(水) 13:28:25 ID: Orz2dlNutI
とは言え、ヒロインに魅がないのは開当初からずっと言われてることだし、現に全くその通りだと思う
シロツグがスピ系にハマることでリイクニと和解したのかといえばそうではないし、そこへの筋も互いに一方通行的で色々中途半端だというのがやはり行き着くところにはなる

だが、がなんと言おうと王立宇宙軍80年代のエポックメイキング
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86 ななしのよっしん
2022/04/25(月) 22:25:44 ID: 1aYwTXiWp5
キャラクタービジネス一の最適解ってわけじゃないから、まあこういうのもアリかなとは思う
いや商品だからほんとは良くないんだけどさ...
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87 ななしのよっしん
2022/05/21(土) 01:13:23 ID: MRHxUC6cpV
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88 ななしのよっしん
2022/11/01(火) 21:10:53 ID: YLVUtEwW3r
4Kリマスター版が開されたから初めて鑑賞したけど、とんでもない作品を80年代に作っていたんだなって思ったよ。古代文化を残したまま科学技術を発展させた世界観に圧倒されてしまった。ただロケットを打ち上げるだけなのに、最後は感慨深い気持ちになったよ。
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89 ななしのよっしん
2023/05/13(土) 11:37:34 ID: YMOvjI9EuQ
ジブリの『On Your Mark』みたいなショートショートでやるべき作品だったと思う
作画とか世界観の作り込みに全を奮って、ストーリーの方面がおざなり
単純に、ロケット発射までの過程とを描くだけで2時間の尺をとる必要があったのかが疑問

作画に関しては本当に言うことない。一挙手一投足あらゆるシーンで作り込んでいた。ただそれが、アニメーターが己の量を誇示したいがためだけの具に成り下がってる印
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