百葉箱とは、小学校の校庭にある謎の白いアレである。
注※ただし、現在は老朽化などで維持が難しく撤廃されていっているのが現状なので知らない人もいるかと思われる。
呼び名に関してだが、本来は「百葉窓(ヒャクヨウマド)」が正しいとする意見もあり統一されていない。
概要
百葉箱とは、気温や湿度を測る目的で設置されているので中には気温計・湿度計が入っている。
理科の授業ぐらいじゃないと実際に中を見れないので、もしかすると「あの白い物体は何だ?」と謎のまま終わった人も多いかもしれない。
百葉箱は正確な気温・湿度を計測するために設置する場所や材質などが決まっている。
- 白い色・・・日光を反射して熱を中に閉じ込めないようにする。
- 材質の木・・・熱を伝えにくくする。
- あのシャッターみたいな形・・・風通しをよくし、雨や日光が入らないようにする。
- 北向きの扉・・・直射日光が入らないようにする。
- 芝生or土の上・・・熱や光の照り返しを防ぐ。
- 1.2m-1.5mの高さ・・・地面の熱の温度。
(世界気象機関の規則では、地上1.25-2.0mの高さで測定するように規定されている。)
もちろんそれでも実際の気温との誤差は生じ、年平均気温では約0.1℃・最高気温の年平均値では約0.2℃・晴れて風が弱い日における日中の最高気温では約1℃高めに観測されるという特徴があるらしい。
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関連項目
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