真壁刀義(まかべ とうぎ、1972年9月29日 - )は、新日本プロレス所属のプロレスラーである。
本名および2004年8月までのリングネームは真壁伸也(まかべ しんや)。神奈川県相模原市出身。
「サンキュ?な」
ここに書いてある概要、これが現実なんだよ!
高校までは柔道をやっていた。帝京大学在学中、学生プロレス(SWS)で「プリン真壁」のリングネームで活躍したあと、1996年4月に新日本プロレスへ入団、1997年2月デビュー。ただその後は藤田和之や棚橋弘至、中邑真輔といった同期・後輩が続々とブレイクしていく中、おっさん臭い地味な風貌と地味なファイトスタイルが災いしまるで人気が出ず、前座で地味な試合を戦う日々が続いた[1]。腰痛やアキレス腱断裂(2005年)といったケガにも苦しめられ、それでも持ち前の反骨心で自分を支えて戦い続ける苦労人であった。
大きな転機となったのは、2006年に天山広吉が中心となって結成したヒールユニット「G・B・H」(グレートバッシュヒール)への参加である。ギラギラした雑草魂をむき出しにした荒々しいファイトスタイルがようやく評価されるようになり、いつしか不調の天山を押しのけてユニットの中心的存在となった(後に天山を追放、正式に新リーダーとなる)。
G・B・H結成より少し前にはアパッチプロレス軍のWEWヘビー級王座を奪取。また2008年2月には同じG・B・Hの矢野通とのタッグでIWGPタッグ王座奪取する。2009年4月には矢野らと中邑真輔が結託しCHAOSを結成、裏切られるとともに長期欠場を強いられるも、この年G1 CLIMAXを制して遅咲きながらタイトルにも恵まれるようになった。そして、2010年5月には当時6連続防衛中だった王者・中邑真輔から勝利、新日の最高峰であるIWGPヘビー級王座を獲得した。その後10月に小島聡に敗れて王座移動するまでに3度の防衛を果たしている。
現在は単純な悪役とも違った雑草根性を持つ無頼派ヒーローのキャラクターをも確立させており、今や堂々たる新日本の代表格。トップ集団を形成している棚橋、中邑、後藤洋央紀らとともに更なる活躍が期待される。
現在DDTのエースとして活躍するHARASHIMAは帝京大学時代の3年後輩である。2010年にDDTでシングルが実現し勝利すると、その後もHARASHIMAを新日本の道場に招いて合同練習を行い、HARASHIMAのKO-D無差別級王座獲得にも貢献した。2012年には8月のDDT日本武道館大会で帝京大学チームを組んでのハードコア戦に出場して勝利を収めた。
かつてはチェーンや椅子などを用いた凶器攻撃を行い、対戦相手を流血させることも珍しくなかった。現在でも時折り机へのパワーボムなどを見せることがある。なお、トレードマークであり入場時に首から掛けているチェーンはベビーターン(便宜上こう呼称する)してからも入場時首にぶら下げており、錆びることがないチタン製である。
誰にも気付かれず5cm男をアゲるトールアップシューズ!!
こういった近年の大躍進は、もちろん本人のプロレスに対する真摯な情熱とたゆまぬ努力の賜物である。が、それ以外に、ニコニコ大百科や@Wiki系Wikiサイト等のGoogle広告枠に頻繁に表示されるトールアップシューズ(2015年現在ではリンク切れ、バナー広告で前述の矢野通と共演していた)も密かに影響していたかもしれない。
……というのはもちろん根拠のない邪推だが、少なくともバナー広告は、ネットユーザーに対して真壁をメディアに露出させる効果を、間違いなく長期にわたって発揮していた。名前は知らなくても、ダーティかつインパクトのある風貌には見覚えがある人も多いと思われる。
ニコニコ大百科の広告だけを見て「何このブルドッグw」「男をアゲた結果がこれだよw」などと思っている人は、一度TVや動画等で真壁の容赦ないラフファイトと逞しい生き様を見てみるとよい。少しは、いや180度、彼に対する評価が変わるはずである。
柴田勝頼との因縁
最初は2012年9月23日のG1 CLIMAX最終日にリング上に現れた桜庭和志、柴田勝頼組の試合終了後に乱入し「この俺が喧嘩を買ってやる」とマイクパフォーマンスを行い、同じく喧嘩を買った井上亘とタッグを組み挑むも敗北。リベンジにも挑戦したがまた敗北。その後も試合を重ねる毎に因縁が深まっていき、シングルマッチを要求した。
2013年1月4日のレッスルキングダム7で柴田勝頼と対戦時には入場早々に鎖を投げ捨て、珍しく比較的クリーンな戦いをした。最後は後頭部へのキングコング・ニードロップで勝負を決めた。
この試合自体がケンカなのでクリーンな試合かと言われるとまた微妙である(ゴングが鳴る前から既に殴り合いが始まっていた)。
その後、2015年に真壁と棚橋、後藤が本格的に行動を共にし、柴田もそれに合流すると、両者が組んでのタッグマッチも実現している。
スイーツ真壁として
真壁はプロレス業界では屈指のスイーツ好きとして知られており、虎ハンター・小林邦明の得意料理であるあん巻きをはじめ、自身が食べたスイーツを度々ブログにて紹介していた。週刊プロレスやSNSなどでその情報が広まると、徐々に大手メディアで取り上げられるようになる。
そんな中の2012年12月、日本テレビ系列の朝バラエティ「スッキリ!!」内コーナー「うまいッス!!」にて初めて"スイーツ真壁"として出演を果たす。逆境にもめげない暴走キングコングとして定着していた真壁のキャラクターとトーク力もあり、その評価は上々。2014年にはコーナーに自身の名前が付けられ、同番組の人気枠として安定した地位を保っている。
ちなみにケガや病気などで収録が不可能の場合、タッグパートナーのハスキー本間(本間朋晃)が代役を務めることもある。実際本間が出演した際、そのハスキーボイスが話題になりSNSのTLを賑わせていた。本間本人もその影響か、この番組以外にもバラエティへの出演機会が増えているようだ。
主な出演作品
スイーツ真壁の活動が評価されているのか俳優・声優としても度々仕事をこなしている。
実写
- おんな城主 直虎 … 力也役
- 牙狼<GARO> -阿修羅- … ザルギン役
アニメ
- カードファイト!!ヴァンガード … 本人役
- タイガーマスクW … 本人役
- 鷹の爪8 〜吉田くんのX(バッテン)ファイル〜 … 本人役
- 探偵オペラ ミルキィホームズ〜逆襲のミルキィホームズ〜 … フェルダー役
- ドラえもん 新・のび太の日本誕生 … クラヤミ族役
吹き替え
- キングコング:髑髏島の巨神 … レルス(ユージン・コルデロ)役
- マッドマックス 怒りのデスロード … リクタス・エレクタス(ネイサン・ジョーンズ)役
関連動画
関連生放送
外部リンク
関連商品
関連項目
- 新日本プロレス
- プロレス
- プロレスラー
- HARASHIMA(帝京大学プロ時代の後輩)
- ブシロード
- 徳井青空(ニコ生で一緒に通販番組を放送)
- 私立恵比寿中学(PROJECT SHOW-A to Bで共演)
- エンターテイメント
脚注
- *特に、新人時代の扱いは辛酸を極めたという。唯一の同期はアマチュアレスリングで名をとどろかせた藤田和之であり比較され続けた一方、新日本プロレス初の学生プロレス出身者ということもあり「殺してやろうかと思った」と述懐するほどのしごきを受けたという
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