瞬唱の魔道士とは、マジック:ザ・ギャザリングのカードの1枚でアジア系ポルトガル人顔の魔道士である。
概要
Snapcaster Mage / 瞬唱の魔道士 (1)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
瞬速
瞬唱の魔道士が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。
それはターン終了時までフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい。
(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)2/1
優勝者への副賞[1]としてカード製作権[2]が与えられる、完全招待制大会のインビテーショナル07にて優勝者が製作したカード。
基本スペックである2マナ2/1瞬速(そして、人間・ウィザードであること)はそれだけでクリーチャーとして十分な性能を持つ。相手の戦闘に対応して盾として召喚したり、相手のターン終了時に召喚して打点としたり、援護をもらいやすいクリーチャー・タイプを生かしていろいろしたり、とそこそこ強力。
つまり、後ろについてるなんか長い能力の分は丸儲けになるというとんでもないクリーチャーなのだ。しかも、能力の仕様上、本体のコストが軽ければ軽いほど強くなるのにわずか2マナである。
恐怖の瞬唱劇場
本題の「なんか長い能力」は注釈に書いてあるとおり、「墓地にあるカード(ここではインスタント・ソーサリー)をコストを支払うことで唱える(使う)」ことができる能力である。よって、このカードがどれだけのものなのかは一緒に使える他のカードの性能に強く依存することになる。
まぁ、なんだ。
パワー9とか《稲妻》とかそういうの1マナ、2マナとかだよね。
《マナ漏出》とか《対抗呪文》とか戻して相手の呪文を打ち消した後、2/1が出てくるのってやばいよね。
《神の怒り》とか《至高の評決》とか[3]8発も打ち込まれたら立ち直れないんだよね。
もう《濃霧》[4]だけでも危険カードになっちゃうんだよね。
そして、その場に応じて最適なものを臨機応変に選べるという……。
瞬唱の魔道士とポルトガル人
瞬唱の魔道士はMTGコミュニティで「ポルトガル人」という俗称でよく呼ばれている。しかし、イラストはどう見てもアジア系(というか中国人)の顔でポルトガル要素0である。
インビテーショナル07の優勝者はTiago Chanというポルトガルのトッププレイヤーなのだが、名前からわかるように中国系の血筋である。そのため、「ポルトガル人の似顔絵なのにアジア顔の魔術師」という面白事態を引き起こしている。
なお、インビテーショナルの優勝者への副賞として製作されたカードは、「インビテーショナルカード」と呼ばれ、個々のカードは優勝者の名前で呼ばれることが多い。
《闇の腹心》ならボブ(Bob Maher)、《影魔道士の浸透者》ならフィンケル(Jon Finkel)、《真面目な身代わり》ならソーレン(Jens Thoren)、と言った具合にである。
なぜ、このカードがティアゴでもチャンでもなくポルトガル人なのか、という件にはさまざまな意見があるだろうがおそらく知名度の問題だろう。
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関連項目
脚注
- *じゃあ、メイン賞品はなんなのかって?そりゃ、きまってんだろ。金だよ。
- *たいてい魔改造されて原形を留めないので、優勝者の顔イラストつきカードを作ってもらえる権利といったほうが正確かもしれない。
- *クリーチャーを全部破壊する系統のカード。
- *「(緑)インスタント このターンに与えられるすべての戦闘ダメージを軽減する。」という効果を持つカード。これそのものはたいした性能のカードではないが、亜種と合わせて大量にデッキに詰め込むと実質的に戦闘不能に追い込むことができる。
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