待ちに待った季節がやってきた!!
流行廃れはあれど、幻想郷の笑いは常に新鮮! 取れたてのネタで挑む必笑オンステージ!「いえろ~ぜぶら」が自信を持って放つ、過去最高の
出来に仕上がった漫才アニメーションDVD第3弾。
天界にも轟く漫才の数々が貴方の腹筋を崩壊させる!
『そんなネタで大丈夫か?』『一番いいボケを頼む。』
第5回東方M-1ぐらんぷりとは、同人音楽サークル「いえろ~ぜぶら」が製作した電子メディア同人作品「東方M-1ぐらんぷり」のシリーズ第5弾、アニメ化第3弾である。
製品概要
頒布日 | 2010年12月30日 |
頒布イベント | コミックマーケット79 |
頒布価格 | 1000円 委託1260円(税込) |
メディア | DVD-ROM |
舞台設定
会場 | 人間の里特設スタジオ |
参加コンビ数 | 22198組(前回比+1100 ×1.05) |
競争率 | 4440倍(前回比+220) |
優勝賞品 | 1000貫文 |
今回の会場は3年ぶりに人間の里特設スタジオとなった。
優勝賞品の1000貫文は、現在の価値でおよそ1000万円(ミニロト1等賞と同額)である。
登場人物紹介
司会
注意:本会場司会は途中交代が発生する。
- 森近霖之助
- もはや説明不要の司会進行役。温厚だがあまりにもややこしいことになると痺れを切らすこともある。
- 八雲藍
- 今回の本会場司会。審査員、選手を経験しついに司会者も務めることに。ところが……。
- 橙
- 突然、いなくなってしまった藍と交代する形で登場した。大会に慣れたのか、緊張することなく淡々と司会進行をする。
- 東風谷早苗
- 今回の敗者復活戦会場司会。何と担当している会場を布教活動の場へと変貌させた。流石は守矢神社。
- 彼女が歌っている曲目に関しては下記項目「小ネタ」を参照。
審査員
今回から審査員も紹介時にスポットライトを浴びることになった。
注意:5人で各100点満点という第3回大会以降からの点数方式であるが、今回は大会ルールの説明の中で藍が「400点満点」と公言している。
よってもともと公式ではなかった「映姫による白黒判定」を主催者側からそれを前提としたことが分かる。
- 稗田阿求
- 第2回大会以降、3年ぶりの参加となった。しかし映姫が同じ審査員席にいるため「キャラのダブり」を訴えた。
- 十六夜咲夜
- 相方に恵まれず本戦出場は今までしなかった(紅魔館メンバーでは「スカーレット家」、「パチュみりん」が既に存在。即ち余剰)。その分本作で最も愛されている人物である。
- 霧雨魔理沙
- 彼女の審査は自身の「サジ加減」で行うとのこと。第3回大会の映姫を見習って図形判定をしようとするが当然霖之助に咎められる。ジャイアニズムの持ち主。
- 小野塚小町
- 第2回、第3回と続き今回で3回目の審査員。三途の川を渡るときによくカマを落としてしまうらしく、これまで合計7本。そのため今回持っている8本目のカマは何とダンボール製。しかも映姫の手作りだという。
- 四季映姫・ヤマザナドゥ
- 今回の審査委員長。奇数回には必ず登場する大会の要。今回では「原点回帰」を選手たちに強く訴えている。
- 今回は酒が入らないためきわめてまともな審査をする。少なくとも彼女の中では。
決勝進出コンビ
- 予測不能のトレジャーガン「星ちゃんチュッチュー!」
- ナズーリン×寅丸星のコンビ。
- 疾風の笑い「シャッターガールズ」
- 射命丸文×姫海棠はたてのコンビ。
- レジェンド復活「命蓮船」
- 村紗水蜜×聖白蓮のコンビ。
- 三年越しの想い「スピンカッパー」
- 鍵山雛×河城にとりのコンビ。
- 敗者復活コンビ「てゐレーセン」
- 因幡てゐ×鈴仙・優曇華院・イナバのコンビ。第2回大会のリベンジ組として参戦。
敗者復活戦
会場 | 人間の里特設スタジオの隣にある屋外仮設スタジオ(仮称) |
参加コンビ数 | 不明 |
競争率 | 不明 |
優勝賞品 | 敗者復活枠獲得(決勝戦出場権) |
先述の通り、早苗の手によって守矢神社の布教会場と化した。
さらに敗者復活者発表前の時にはもはや「洗脳」のレベルにまで達していた。
会場にいた選手紹介
- リグル・ナイトバグ(2回目)
- ミスティア・ローレライ(2回目)
- 風見幽香(2回目)
- 秋静葉(2回目)
- 秋穣子(2回目)
- 黒谷ヤマメ(2回目)
- 多々良小傘(2回目)
- サニーミルク(2回目)
- ルナチャイルド(2回目)
- スターサファイア(2回目)
彼女たちがネタを披露する機会はついに無かった……と思いきや、後継サークル「あ~るの~と」が立ち上がり再びチャンスが与えられた。
そして2年後の第7回大会では多々良小傘が封獣ぬえと共にコンビ「ミステリーパラソル」を結成して決勝戦に進出、風見幽香は尺の短いモブながらセリフつきで登場、そしてリグル・ナイトバグとルーミアは敗者復活戦を戦ったコンビ「ヴァーミンラブ」として再び敗者復活戦会場にその姿を見せた。
コマーシャル
- 「耳!!」
- 出版元は「文々丸新聞社」。幻想郷初の萌え耳本。
- あんな耳やこんな耳、人間や妖怪、鬼や幽霊に至るまで、幻想郷中の耳を集めた写真集。
- 全てのアングルからとらえた藍様3Dモーションページをはじめ、橙の耳の動きをとらえた200ページスライド写真集など、ファン待望の1冊。
- 総ページ数400、お値段100貫文なり。40巻セット。
- 「くる☆ぶし」も同時発売!!
耳フェチ垂涎の魅力的な本であるが、購入にあたっては「総ページ数400のうち半分にあたる200ページが『橙のスライド写真集ページ』に充当されている」こと、「40巻すべてを揃えようとすると4000貫文=約4000万円となり、家すら買えてしまう額になる」という2点に注意する必要がある。
余談だが、このCMにはある「伏線」が含まれているらしい。このCMが意味するものとは一体……?
また「文々『丸』新聞社」とあるが、当該作品内ではそのように描写されているのでここではあえてこう表記している。
見所
- 前作よりアニメーションが格段に強化された。選手たちが手に持っているものが動くなど細かなギミックが増え、今まで以上に見応えある仕上がりとなっている。さらに、後述する「スペシャルデータ」の方に関してもフルアニメーション化が行われている。沌x氏の尽力ぶりは計り知れない。
- スピンカッパーは予告の時点で注目を集めており、本編でも期待を裏切らない漫才を見せる。このうち「ちくわ部」ネタは特にPixivで流行り、鍵山雛のブルマ姿をたくさん拝むことができる。これは「やくもチェン」以来の快挙である。
- とある正体不明の人物が気の赴くままに暴れまくる。今回の「悲劇のヒロイン」はそれに巻き込まれ過去回の人物と比べ大きなダメージを受ける。その行動とフォローを巡って賛否あるが、彼女が好き放題したおかげで大会が盛り上がったといっても過言ではない。あくまでもお笑いなので、前向きな心で視聴できればそれに越したことはない。
今回幻想入りしたもの
注意:ここではネタ内で取り上げられた「外の世界のもの」を列挙する。まだ幻想入りしていないものも含まれる場合があるので気を付けること。
- ミニーマウス(みにーまうす)
- 「蒸気船ウィリー」から登場したミッキーマウスのガールフレンド。幅広い世代の女性に大人気。当該記事参照。
- T-ウィルス(てぃーうぃるす)
- 「バイオハザード」でおなじみのウィルス。まさにすべての元凶である。開発した企業はアンブレラ社。
- サザエさん(さざえさん)
- 長谷川町子氏が制作した漫画作品。テレビで放送されているものは国民的アニメの代表格。当該記事参照。
- Google(ぐーぐる)
- 1998年の設立以来、驚異的な成長を遂げた検索エンジン。先生はいつでもみんなの味方。当該記事参照。
- みなみけ(みなみけ)
- 南家三姉妹の平凡な日常を描いた、桜場コハル氏の漫画。アニメ版もいろいろな意味で有名。当該記事参照。
- 切り裂きジャック(きりさきじゃっく)
- 1888年にイギリスで発生した猟奇的な連続殺人事件の犯人の通称。事件の真相は未だに解明されていない。
- ニコマート(にこまーと)
- 1980年に創業したコンビニエンスストア。一時は中堅クラスまで発展するも、2000年に幻想入りしてしまった。
- 国際連合(UN)(こくさいれんごう(ゆーえぬ))
- 1945年に「国際連盟」に代わる形で設立された組織。ニコニコ大百科では「誤訳である」と紹介されている。
- イナバ物置(いなばものおき)
- 1940年に創業した稲葉製作所のブランド名。CMでやっている通り、その頑丈さが魅力である。当該記事参照。
- ポンデリング(ぽんでりんぐ)
- もちもちとした触感が堪らないミスタードーナツのレギュラーメニュー。この記事よりも先に名言の記事ができた。
- ダイヤルQ²(だいやるきゅー)
- NTTが提供している電話サービスの一つ。「ダイヤルキューツー」とも呼ばれる。2014年にサービス終了予定。
- ホシノ・ルリ(ほしのるり)
- テレビ東京系で放映されたアニメ「機動戦艦ナデシコ」の登場人物。愛称は「ルリルリ」。詳しくは当該記事参照。
- ツインテール(ついんてーる)
- 「帰ってきたウルトラマン」に登場した怪獣。現在では専らこれを模した髪型を指す。詳しくは当該記事参照。
- 岸部四郎(きしべしろう)
- 日本のクループ・サウンズ「ザ・タイガース」の元メンバー。現在でもテレビなどで見かける機会が多い人物。
- 800系新幹線電車(はっぴゃくけいしんかんせんでんしゃ)
- 2004年に登場した九州新幹線の車両。由緒ある「つばめ」の名を冠している。詳しくは当該記事参照。
- ランプの魔王(らんぷのまおう)
- ドラゴンクエスト6で初登場したモンスター。仲間にしづらいが、その分非常に高い能力をもつ。当該記事参照。
- J-PHONE(じぇいふぉん)
- かつて日本テレコムの系列にいた携帯電話キャリアで、現在のソフトバンクモバイルである。当該記事参照。
- 非核三原則(ひかくさんげんそく)
- 核兵器を「持たない」「作らない」「持ち込まない(または「持ち込ませない」)」の3つの原則からなる国是のこと。
- あさりちゃん(あさりちゃん)
- 室山まゆみ氏が描いた、史上最長巻数を誇る少女漫画。様々なシチュエーションが楽しめる。当該記事参照。
- マナカナ(まなかな)
- 一卵性の双子である「三倉茉菜」と「三倉佳奈」を指す言葉。ドラマでの活躍が有名。詳しくは当該記事参照。
小ネタ
- 早苗が歌っている曲
- オープニングにおいて敗者復活戦会場で早苗が布教のために熱唱しているが、この曲は「いえろ~ぜぶら」と「電開製作所」がコラボで作ったアルバム「東方Association」より「Blowin-」である。
- 幻想郷のファッション雑誌
- 「シャッターガールズ」のネタにおいて、文がはたてに「『I love 幻想郷』ではなく『I love hiphop』だ」と言うシーンで登場したファッション雑誌には以下の内容が記載されていた。
- 右ページ「いつの時代も変わらぬダサエロ鬼ファッション ゆうぎ☆」
- ・体操服(50文=500円)
- ・しましまスカート(75文=750円)
- ・囚人手枷(1文=10円)
- ・心意気(Priceless)
- 左ページ「幻想郷の流行発信源それが私のイ・キ・ザ・マ HATATE」
- ・ツートン帽子(980文=9800円)
- ・フードパーカー(888文=8880円)
- ・お揃いパンツ(853文=8530円)
- ・疾風ベルト(600文=6000円)
- ・御洒落天狗下駄(1130文=11300円)
- ちなみに総計は4451文(=44510円)。地味に高い。
- 幻想郷の酒の銘柄
- 「命蓮船」のネタに登場する「ネズミ居酒屋」には、以下の銘柄が取り扱われている。
- ・かっぱっぱ(黄桜との関連性は不明)
- ・キノコ酒
- ・撃沈アンカー
- ・天狗の里
- ・もみじもみもみ
- 一生語り継がれる「都市伝説」
- 本作のネタはとういうわけか、審査員である「十六夜咲夜」が絡むことが多い。
- 特に決勝2組目の「シャッターガールズ」は彼女をいろんな意味で多用したため彼女たちの知らぬ間にある制裁をした。
- なお司会者である霖之助も彼女をネタに冗談を言って怒らせた。
- ワーフェニックスのその後
- 第4回大会において妹紅が輝夜を閉じ込めるために作った落とし穴「輝夜トラップ」に自ら嵌ってしまうという皮肉な結末を迎えた妹紅と慧音だが、今回の「シャッターガールズ」のネタに出てきた「京都丹後のコシヒカリ」の袋にボロボロになった2人の写真が掲載されており、説明文には以下の文章が書かれていた。
- もこたんINしたお。
- 昨年、兎に閉じ込められて
- 早一年がたちました。
- 久しぶりに見た太陽は
- まぶしくて涙が出たよ!
- 藤原妹紅
- 見ているファンも涙が出るような文面である。
- 正体不明の人物を暴け!
- 命蓮寺メンバーが勢揃いする今作であるが、唯一本会場にも敗者復活会場にも姿を現さないある人物がいた。彼女は大会内で様々な人物に化ける。
- いまさら説明する必要はないかもしれないが、化けたものとの見分け方は以下の通りである。全て「キャラのパーツをこちらから見た時に右側が青くなっている」という共通点を持つ。
- ・村紗水蜜(セーラー服のリボン)
- ・鈴仙・優曇華院・イナバ(耳)
- ・橙(耳に付けているイヤリング)
- このうち下の2項目については、CMの「耳!!」が彼女の正体を見破るための重要なヒント(伏線)となっている。
- また、もう1つのヒントとしてとあるコンビのネタにおいて「えぬ」という名前が出ていることも挙げられる。しかし当時のポケモン流行によって「N(ポケモン)」の方が強く認知され、その類のコメントが多かったため意外と盲点になりやすくなっている。
使用楽曲
出囃子については各コンビの項目に記載しているので、そちらを参照。
関連動画
Full.verを先頭に、登場(再生トラック)順に掲載する。
決勝
以下は敗者復活コンビ登場からの動画である。「すぺしゃる」もこちらに含める。
決勝戦を全て見終える前に関連項目を参照する方は、「こちら」をクリック。
最終決戦
スペシャルデータ
本編とは別に収録されている。
今回からこちらもフルアニメーション化が行われた。
「地蔵小話」
幻想郷のとある場所に作られた2体の地蔵。400年前に建てられたという彼らは何と喋ることができる上に手を動かすこともできる。ちょっとした雑談の最中に、3年ぶりにある人影が。腹を空かせた彼らが取った行動とは……。
登場人物紹介
- 地蔵A(二階堂道明寺、CV:福田純)
- どう聞いても日本人の名字であるが、何故かマイクにベトナム人だと思われる。マイクよりはまともな人格。
- 地蔵B(マイク・オーエン、CV:らんてぃ)
- 左手に杖を持っている。道明寺と見た目は良く似ているが海外出身である。地蔵も見かけによらない。
「フランのお笑い養成所」
「第3回東方M-1ぐらんぷり」に収録されていた「フランのつっこみオーディション」の続編に相当する話。
今回フランはチルノの特訓として妙に厳ついセリフを言わせる。果たしてチルノは、一人前の漫才師となれるのか……?
関連項目
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