東急電鉄グループ>箱根ターンパイク
NEXCO中日本>箱根ターンパイク
箱根ターンパイクは、神奈川県小田原市と同県足柄下郡湯河原町を結ぶ有料の自動車専用道路。
概要
全長約15kmの私道。略称は「ターンパイク」。
箱根登山鉄道箱根板橋駅近所と大観山を結ぶ峠道で、1965年に開通した。
自動車専用道路のため、歩行者・軽車両は通行禁止。オートバイの場合は総排気量126cc以上のものしか走れない。
また、線内でのUターンは禁止されている。
近年では経営策として命名権(ネーミングライツ)販売契約を行って別企業の名前を付けさせることを行っている。詳細は後述。
東急電鉄グループが計画・開発しており、1956年に出された東京都渋谷区と神奈川県藤沢市江の島間約50kmを結ぶという壮大な計画がそのルーツだった。もし許可がおり、完成していたら宇部興産専用道路(約30km)を大幅に凌駕する私道だっただろう。しかし現実では、第三京浜道路・西湘バイパスと競合するということで許可はおりなかった。
開通から21世紀初頭の2004年までは東急電鉄グループ傘下であったが、事業整理に伴いオーストリアの投資銀行「マッコーリー銀行」と、財務省所管の特殊法人「日本政策投資銀行」の2者が出資する「箱根ターンパイク(株)」に施設管理が移譲され、東急電鉄グループから離脱した。
その後、2014年にNEXCO中日本が100%出資する完全子会社となった。
営業時間
05:30~22:30
※最終入場時間は22:00。
通行料金の決済について
通行料金の決済は基本現金。ただし、「IBAサービス」というものに事前登録しておけばETC決済が可能。ちなみにこのIBAサービスは兵庫県神戸市中央区と香川県高松市を結ぶ客船の「ジャンボフェリー」にも対応している。
ネーミングライツ
2007年から行っている。これまでに契約したことのある企業は以下のとおり。
- 東洋ゴム工業 - 2007年~2014年。TOYO TIRESターンパイク
- マツダ - 2014年~2018年。MAZDAターンパイク箱根
- アネスト岩田 - 2018年~現在契約中。アネスト岩田ターンパイク箱根
但し、交通情報では時間の短さや放送法83条(NHKにおける広告・宣伝放送の禁止)への抵触を理由に、「箱根のターンパイク」という表現で放送する取り決めになっている。
登場作品
- 頭文字Dシリーズ - アニメではFifth Stageで登場。箱根名義でアーケードゲームの8以降で登場。現実よりも道幅が大幅に拡張されている。
- 湾岸ミッドナイトマキシマムチューンシリーズ - 大観山名義で5から登場。原作漫画では登場しないオリジナルコースである。こちらがリアルに近い。
- MFゴースト - MFGの開幕戦・小田原パイクスピークで登場。頭文字D Fifth Stageではダウンヒル(下り)だったが、今作は逆にヒルクライム(登り)となる(大観山からは椿ラインを経て、比較的勾配が緩やかな国道1号(箱根駅伝6区)を下るコース)。
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関連項目
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