緑ヤバイ単語

○続き

・宇宙がいずれかの時点で誕生したものだと考える場合、誕生以前の空間には何が存在したか。
何故誕生以前の空間が存在したのか。
どのような原因で宇宙は誕生（爆発）したのか。誕生以前の空間を満たしていたものはどこへいったのか。

・「宇宙は有限であるが果てはない」という考え方があり、それは「地球は有限ではあるが地の果ては無い」という考え方に似ている、などというフレーズを理科系の雑誌で目にした事があるが、
球体の表面をぐるぐる廻るように果てを探すのではなく、球の中心から表面に向かっての方向で考えた果て(宇宙の表面とでもいうのでしょうか)という考えが出来、
その距離が分かっていない以上そういった表現は不適切なのではないか。


いずれも観測による証拠がない以上断言できる類の質問ではありませんが、周囲の人間にはこの疑問を投げかけても取り合ってくれません。
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やどかりさん、熱のこもった質問ありがとうございます。私もあまり宇宙論は得意じゃないですし、最新の理論にタッチできてないですので、ひょっとしたら間違った記述があるかもしれません。ご承知置きください。

まず質問にお答えする前に、前提となる現在の宇宙論の説明をします。
現在主流の宇宙論では「宇宙は「始まり」がある」とされています。それは宇宙が膨張していることから導き出せます。いまの宇宙は冷え切っており、空間自体を膨張させるようなエネルギーはほとんど存在していません。
つまり膨張のエネルギーは宇宙がもっと小さかった時に、大爆発を起こしたときの残り香なのではないかと考えるわけです。いわゆる「ビッグバン理論」ですね。
ビッグバン理論では話の理論上、宇宙での時間は「有限」となります。また、宇宙の生まれる前の状態については、ビッグバン理論では説明できません。外側の状況を観測する方法も現在まだ存在していませんので、定説と呼べるものも存在していないです。
以下の説明は有力な説を基本に書いていますので、「超ひも理論」などの最新の理論には基づいていません（というか理解できてないので説明できないです…(´・ω・）


＞宇宙は有限で膨張を続けているという説が有力だが、膨張の外側はどうなっているか

現在の宇宙論では、宇宙の外側は時間や空間といったものがないため「無」として扱うことが一般的です。そもそも仮にあったとしても観測することはできないとされています。
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・宇宙が無限だとしたら無限の星から光が届いているはず、という考え方も、宇宙が誕生してから現在に至るまでの時間では「まだ」届いていないだけとは考えられないか

これは有名なオルバースのパラドクスですね。確かにおっしゃるとおり、宇宙の生まれる前にも絶対的な時間軸があった場合、「誕生」というある一点から光が漏れ始めれば、有限の明るさになることになります。
ただこれは宇宙の話というよりかは論理の話になっちゃいますけど、宇宙の誕生という始まりは「時間」や「空間」の始まりでもある以上、時間は有限にしかなりません。
しつこいようですが、現在の宇宙論は「時間や空間は宇宙開闢時に生まれ、それ以前はなかった」という前提条件を元に話を進めています。
というのも、現在の物理学は宇宙の内部を説明するための式であり、外側の宇宙がどのようなものかすらわからない以上、外の影響を前提にして話を進めること自体できないからです。
もし、先ほどの「暗黒流動」みたいな現象が実際に起きていることがわかり、そこから外側の宇宙がどうなっているか考えることができるようになれば、新しい考え方が生まれるかもしれませんね。

・宇宙がいずれかの時点で誕生したものだと考える場合、誕生以前の空間には何が存在したか。

これに関しては、「宇宙開闢以前には時間も空間もなかった」と宇宙論では説明されますので、「時点」も「宇宙以前の空間」もなかったということになります。そういった「無」の空間に「ゆらぎ」が起きることで宇宙が生まれたということですが、このイメージを直観的に理解することは難しいです…というか自分でもさっぱりです。スミマセンm(_ _)m

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・宇宙が無限だとしたら無限の星から光が届いているはず、という考え方も、宇宙が誕生してから現在に至るまでの時間では「まだ」届いていないだけとは考えられないか

これは有名なオルバースのパラドクスですね。確かにおっしゃるとおり、宇宙の生まれる前にも絶対的な時間軸があった場合、「誕生」というある一点から光が漏れ始めれば、有限の明るさになることになります。
ただこれは宇宙の話というよりかは論理の話になっちゃいますけど、宇宙の誕生という始まりは「時間」や「空間」の始まりでもある以上、時間は有限にしかなりません。
しつこいようですが、現在の宇宙論は「時間や空間は宇宙開闢時に生まれ、それ以前はなかった」という前提条件を元に話を進めています。
というのも、現在の物理学は宇宙の内部を説明するための式であり、外側の宇宙がどのようなものかすらわからない以上、外の影響を前提にして話を進めること自体できないからです。
もし、先ほどの「暗黒流動」みたいな現象が実際に起きていることがわかり、そこから外側の宇宙がどうなっているか考えることができるようになれば、新しい考え方が生まれるかもしれませんね。

・宇宙がいずれかの時点で誕生したものだと考える場合、誕生以前の空間には何が存在したか。

これに関しては、「宇宙開闢以前には時間も空間もなかった」と宇宙論では説明されますので、「時点」も「宇宙以前の空間」もなかったということになります。そういった「無」の空間に「ゆらぎ」が起きることで宇宙が生まれたということですが、このイメージを直観的に理解することは難しいです…というか自分でもさっぱりです。スミマセンm(_ _)m

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投稿されていないようなのでとりあえずテスト投稿

…すみません重複投稿してしまいましたorz


＞やどかりさん
無駄に長文の割に中身さっぱりな感じな説明になってすみません……(´・ω・`)
なかなか理解のおっつかないところですが、いろいろ突き詰めると面白い分野だと思います。
ただ、超ひも理論のようにある程度説明できても、その理論を補強できていないのが現実です。
また、若干「トンデモ」的な理論もネット上ではよく見かけます。そんな理論に引っかからないためにも、本などまとまった形で読むことをお勧めします。
『はじめての〈超ひも理論〉 (講談社現代新書) 』なんかが読みやすいかもしれませんね。
あと宇宙論の変遷については『宇宙創成（新潮文庫）』もストーリー仕立てで読みやすいです。

興味をもたれたのであれば、その世界をさらに広げられるようぜひいろんな本を読んでみてください！

返信ありがとうございます。
「宇宙って一体なんなんよ！？」と半ばキレ気味に疑問をぶつけてしまいましたが、
丁寧紳士真摯な対応に頭が下がるばかりです。
「無」という概念が前提としてある以上、主流の宇宙論では疑問が解かれることはないのが残念ではありますが、
それだけに固執することなく・思考を放棄することなく現在ある考察や論文から少しでも納得できるものを見つけられるよう自分なりに続けていきたいと思います。
それに、ただ夜空の星や観測記録を眺めてぼんやりと「宇宙ってすごいんだなぁ・星が綺麗だなぁ」と想うだけでも楽しいですしね。

また発作のように疑問が爆発して何か書き込んでしまうかもしれませんが･･･自分ひとりででも理解できる範囲を広げられるように精進します。
ありがとうございました。

>>56を読んで敵になったんだが、光と言うのは粒子状の物質であるのか？
ブラックホールに吸い込まれるという事は、質量を持った物質という認識で良いんだよね？

>>66
自分の書いた文章ではありませんが、ニコ百の「ブラックホール」の項にこんなんあったんでペタリしておきます。

光（光子）は質量ゼロなのでいくら重力が強くても引き戻される事は無い･･･と思う人がいるかも知れないが、光そのものが出てこれないのは別の理由による。ブラックホール周辺はその重力のために空間が捻じ曲がっており、基本的に空間に沿って進むものである光はブラックホールの外へ向かうルートが無いために外に出られないのである。
（※ 空間が曲がるのはブラックホールに限った話ではない。重力を持つ物体ならば全て重力の強さの分だけ空間を曲げているが、目に見えるほどの影響を及ぼすのはブラックホール級のみと言うだけである。）

緑ニキを見なくなって久しい。
緑ヤバイの記事に緑ニキの解説があれば、有志がコピペしていつでも見られるようになりそうなものだが。