美国織莉子単語

26件
ミクニオリコ
6.4千文字の記事
  • 6
  • 0pt
掲示板へ

美国織莉子(みくに おりこ)とは、テレビアニメ魔法少女まどか☆マギカ』の外伝作品である『魔法少女おりこ☆マギカ』及びその関連作に登場する魔法少女で、同作品の主人公である。主人公である大事なことなので2回言いました)。

CV早見沙織マギアレコード

ちなみに『魔法少女おりこ☆マギカ』から登場する3人の要人物の中で一番独立項が出来たのが遅く、漫画本編での出番も少ないが、それでも主人公である。
一応主人公特権とばかりに、まどオンゲーム中のカットインアニメの絵柄での彼女を確認可(後に、キリカゆまも登場し、同様にカットインが描かれている)。

概要は私が救世を成し遂げます

作者ムラ黒江く、ラスボスみたいな主人公

本作品の主人公であるが、一巻での出番は冒頭と後半の一部のみにとどまっており、同じ外伝作品であるかずみ☆マギカ主人公かずみ主人公らしくない。1巻の活躍はほぼ杏子に取られており、主人公(笑)扱いされてしまっている……。加えて、主人公なのに1巻の表にいない(表が最初に表されたときは、ゆまが織莉子だと思われていた)、2巻の表でもセンターまどかほむらに取られキリカと共に後ろにいるなど、主人公としてどうなのだろうか? 話の中心人物としての主人公ということなので、間違ってはいないんだけどね!

もっとも本作作者が明確に主人公言しているモノの、タイトルキャラクター名前が使われていても、そのキャラ主人公ではないケースなんていくらでもあるので、注意は必要かも。外伝第2弾である『魔法少女おりこ☆マギカsymmetry_diamond~』では正正銘の主人公であったが(ただし、第1弾はキリカ主人公)。

なお、数年越しに本編を掘り下げたリメイク作品魔法少女おりこ☆マギカsadness prayer~』では、1巻はほぼキリカマギカ状態ではあったものの、2巻以降では本編通りの世界でちゃんと(黒幕として)メインで活躍しており、家族関係や心情などの掘り下げも行われ汚名はすすげた…はず。その代わり本編では役を食う活躍を見せていた杏子ゆまマミについては同作品ではほぼ出番と掘り下げがなく空気戦闘すらほぼカットである。

とりあえずおりこマギカ本編世界では、主人公ながら物語黒幕である。

魔法少女バケツの様な形状のショールの付いた帽子を被り、衣装を身にまとっており、も合わせて真っ白である。髪型の方も変身すると、普段は編んであるが解かれた状態へと変化する(2巻表より)。

ちなみに作者ムラ黒江言により、イメージとしてはソウルジェムの色はパールホワイトと判明した(ただし、その発言が行われた番外編執筆前の段階では委員会に正規に届け出た公式設定ではない)。

私服では髪型ポニーテ-ルにしている、そして巨乳。『おりこ☆マギカ』ではかわいいと言うより美しいといった描かれ方であったが、作者であるムラ黒江の絵柄の変化に伴い、外伝symmetry diamond』ではかわいい系の容姿となった。

幼女姿はそのまま幼女化させたような容姿で、とてつもなく可愛い

黒幕として、「魔法少女キリカを駒として魔法少女狩りを行っている。

普段は紅茶を嗜む優生活を送っている。

政治家・美久臣で、は故人。

自分の父親を尊敬している。また裕福な庭であるような描写がある。制服姿の彼女を見た見滝原中学校生徒が「お嬢様学校女」と言っている。正確な学校名は「羽女学院」。初期案ではを見るようなをするというなことが書いてあったらしい。その方がよかったんじゃね? sadness prayer』で初対面でのキリカによるとゴミを見るような目はしているらしい

また、漫画を書いている人が人なので某無限魔女に見えなくもない。これからの顔芸に期待 なんて言ってたら『sadness prayer』では幼女の姿含みえらい顔芸してた

人類滅亡の未来回避の為という、決して悪といえない大きな的があるが、その的の為には手段を選ばない。そのため、まどか☆マギカに登場する魔法少女たち(+ゆま)とは敵対することになる。
行動も大胆で、特に織莉子側の視点から行動の詳細が描かれた『sadness prayer』では、的のためならば魔法少女相手に致命傷を負わせて駒として従わせる、駒として邪魔な倫理観や反感を取っ払い従順にするためならば弱みに付け込んで人一人の人格や価値観人生すら崩壊させて自分を狂信させる、をどれだけ犠牲にしようとひとつ動かさないといった非情さが描かれている。

とはいえ、表面上『非情な性格』ではあるものの、自分でも気づくことのできない理をずっと精に内包していたようで(これは契約する前から)、後々自身の罪深さに苦しむ描写はある。
これはへの執着じみた情が災いした結果であるが、を失った不幸がきっかけとはいえ、族に言われている通り「を失った幼子としては織莉子の態度は不気味なほどに不自然」であり、こうなるに至ったのは織莉子が元々持っていた性質からである。
子供らしくかに甘えたい気持ちと、冷なまでに完璧す気持ちのどちらもが本質で、普段は後者が前面に出ているがその狭間で苦しんでいるのが織莉子なのである。このことから、子供というものには非常に複雑な思いを抱いており、幼児性をにするとトラウマを刺されたように毛嫌いする反応を見せていた。

一応、おりこ☆マギカ本編からの外伝にあたる『symmetry diamond』では純ヒーローとして役を務めている。ただし的自体が違い、そもそもこの話ではまどか魔女化することがないどころか同じ見滝原舞台にもかかわらずまどか☆マギカに登場する魔法少女の存在が一切出てこない点で前提条件が異なる。ここではワルプルギスの夜を倒してを救うことが的になっているため、隠れて動く必要もなく、からし悪役になりえなかったともいえる。
この点で、同じ願いでも最初に見える予知の内容によって行動
すら大きく左右されてしまうことがえる。
つまり、良く言えば予知に振り回されただけで環境恵まれればヒーローになれたし、悪く言えば環境によっては自ら的の為に手段を択ばない悪役になるを選ぶということでもある。
symmetry diamondでも、織莉子の命を狙う残な敵相手であるため同情は得られにくいが、笑顔魔法少女真実を教えて自殺に導きその後も一切気にする様子を見せずに去るなど、非情さの見えるダークな一面も見せている。ヒーローとしても容赦ないというか、敵に回したらそりゃ怖い人である。

また、『symmetry diamond』で描かれるキリカとの関係は相棒友人としてのものであるが、これについても違いがある。そもそもその前編の『noisy citrine』はキリカが織莉子と友達になりたくて悩む話なのだが、『sadness prayer』ではキリカ契約してから織莉子のことを覚えておらず、それどころか争いが起きたためギスギスとした仲であった。織莉子の高圧的な態度にキリカが反感や警を抱く描写があり、そもそもキリカ関係な犠牲を出す魔法少女をドクズと罵るほど嫌うといった善人寄りな性格でもある。その後最終的に発展した関係も「罪の正当化のための依存」と「自己肯定をめた依存」である上、キリカトラウマを負って不安定になった後も悪意を持って織莉子に付け込まなければ織莉子に依存することはなかった。
本編では契約してから織莉子がキリカと出会った経緯が省かれているものの、『sadness prayer』は本編と同一の時間軸だということが示されており、『noisy citrine』symmetry diamond』の舞台
明確に違う世界である。
そのため、外伝については設定の差異の絡まない部分での振る舞いや掘り下げられた過去については参考にできるものの、本来の前日譚と混同することはできず、また、まどか世界を滅ぼすほどの素質を持っていない頃の時間軸でも同じ展開にはならないことに留意されたし。

ネタバレ

織莉子の父親である久臣は政治家であり、周囲の人々から尊敬される存在であった。

織莉子は名士のとして何不自由なく育てられたが、あるとき父親に経費ざんなどの不正疑惑が持ち上がり、それを苦にしてか父親自殺してしまう。

これにより織莉子もまた、周囲からで見られることとなった。自分は何も変わっていないのに、父親の評価によって、自分の評価も立場も、何もかも変わってしまう。ならば、自分という存在はなんなのだろう…という思いが、彼女QBとの契約に導いた。

魔法少女となる時の願いは「自分の生きる意味を知りたい」である。

この願いによって身に着けた魔法少女としてのは「予知」。

そのによって、やがて世界が”最悪の魔女Kriemhild Gretchenによって滅ぼされることを知り、その現出を阻止するために行動を起こす。

いずれKriemhild Gretchenとなる鹿目まどか殺しようと奔走し、キリカを倒して駒にしたり、キリカを従順にした後には魔法少女を殺させまくって陽動を行ったり、『sadness prayer』によると風見野の魔法少女に追われる沙々に味方になるふりをして全滅させ漁夫の利をいただいたりもしている。最後の戦いでは魔法少女たちの諦めない意思により倒されるが、死の間際に最後の一撃をまどかに放ち、絶命させた。

織莉子の的は見事成就したのである。

ネタバレここまで

いや本当に主人公(笑)なんて言ってすいませんでした。

私は囚われているのではないか?

織莉子の魔法に『未来視』とその未来視からイメージされる水晶球にも似たエネルギー弾を多数生成してファンネルのようにコントロールする事。このエネルギー弾は自在に爆発させることができ、十分な魔力さえあれば破壊のある攻撃ができるが、総合的に見て特別強魔法と言うわけでもない。むしろ、暁美ほむらの『時間制御』と同様に、強であるが故に弱点も多いと言える。
また、単純に水晶をぶつけた際の威はそれほどでもないが(最後の戦いほむらが数個受けたときにはよろけただけで立った外傷がつかない程度)、魔力を込めれば真実を知らない魔法少女の身体を貫いて一撃で即死させるほどの威は出せる様子。(魔力を込めれば武器の威が増すというのは他の魔法少女にも同様の描写はある)

織莉子をラスボスたらしめているのは、魔法より織莉子自身の持つ覇気や気迫、なにより格であろうと思われる。魔法少女としてはベテランである巴マミですら、そのプレッシャーに驚いていたほどである(まあ、元々は名門女子校生徒会長として一般生徒から崇拝されていた様な人ですから)。

そんな織莉子の弱点は、そのである『未来視』という魔法その物。

変身していなくても実質上の常時発動状態で、必要のない情報を予知したり、必要な情報を予知しなかったりするため手を焼いている。これは、十分な経験がないことと、それ以上に過去から抱える問題を自分の中で解消できていないせいで、精状態が不安定であることが理由となっている。それ故に、非常に燃費が悪く、戦闘に割ける魔力が少ない内は、基本的にグリーフシードの供給を、駒の呉キリカに担当させていた。(その後はグリーフシードを大量に溜め込んでいた沙々から彼女の死後に横取りしたため余裕が出来た)
ただし、狙って使えば『未来視』のコントロール自体は非常に精細である。『sadness prayer』では、見る対及び特定の時間をきっちりと狙い込んで必殺技叩き込むことでキリカに致命傷を負わせ、駒として従わせることに成功したことが描かれた。 

以上から、魔力を潤沢に使えれば強いが燃費の悪い魔法少女であるというのが総評だが、上手く扱えるようになれればこの弱点は解消し非常に強魔法少女になれるだろう。

魔法少女まどか☆マギカオンライン』において登場した際に『グロ-リーコメット』なる必殺技が設定されたが、同時期に「きらら☆マギカ」連載されている『魔法少女おりこ☆マギカsymmetry_diamond~』では別の必殺技オラクルレイ』が開されている。

グローリーコメット』?

魔法少女まどか☆マギカオンライン』で披露した技。輪っか状に複数生成された弾(水晶玉?)が渦巻き状に回転しながら敵に打ち込まれる技。レイドボスとして登場した際の描写かつ威なので、どの程度の威なのか、そしてプレイキャラとしての織莉子用の必殺技カードグローリーコメット』と本当に同一技なのかは不明(情報む)。

オラクルレイ

魔法少女おりこ☆マギカsymmetry_diamond~』魔法少女おりこ☆マギカsadness_prayer~』『マギアレコード』等多くの舞台で使用している必殺技。召喚した複数の水晶玉に魔力で生成したビームカッター的なものを発生させ、水晶玉をビットのように操って敵を切り裂く技。優木沙々の操る魔女を一撃で殺している事から、相当の威であると推測できる(ただし、水晶玉自体が、込められる魔力の大小によって、大きさ及び威が変化するという描写もある)。ちなみにオラクルとは一般的にのお告げや託を意味するが、織莉子の的に予言・預言者適当か。

バケツ?何のことかしら?

しばしば織莉子さんは「バケツさん」と呼ばれている何故このようなあだ名を一部から付けられてしまったのかと言うと、結論からすると魔法少女姿時の帽子である。

具体的な流れとしては、ふたばで2巻発売時にしばしば立っていたおりこマギカスレにおいて

「織莉子さんの帽子バケツにしか見えない」
「何でこの人バケツ被ってる?」

と、ふたば住人のとしあきから散々バケツ呼ばわりされてしまい、これが悲劇の始まり。しばらくしてふたばでとしあきにより本物のバケツを被った織莉子さんのイラストアップされてしまう。このイラストによりふたばでは織莉子さんは全に「バケツさん」と呼ばれるようになってしまった。ここまでは良かったのだが……。

しばらくしてこの流れが2chまどか関連スレにまで広がり、さらにはふたばでうpされた例のバケツを被った織莉子さんのイラストまでが転載されてしまう!

これによりバケツの流れが浸透してしまい、結果織莉子さんは一部からバケツさんと呼ばれることになってしまった…。このことは織莉子さんの予知でも見通せなかったことだろう…。ココロにくるね…。

貴方に運命の輪を回せるかしら。

私と貴女の世界を護るために

貴方にとってとてもいいコミュニティがあるそうよ

貴方にとってとてもいい魔法少女の素体がいるようよ

お父様の夢が叶いますよ 見ていらっしゃいますか?

魔法少女おりこ☆マギカ
本編 美国織莉子 - 呉キリカ - 千歳ゆま
外伝 優木沙々 - 浅古小巻

【スポンサーリンク】

  • 6
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

機動戦士ガンダム 水星の魔女 (単) 記事と一緒に動画もおすすめ!
提供: TOGO
もっと見る

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

美国織莉子

397 ななしのよっしん
2021/10/24(日) 22:53:58 ID: 6MFenqvCdS
織莉子が昇格したときを思い出
👍
高評価
0
👎
低評価
0
398 ななしのよっしん
2021/10/24(日) 22:55:52 ID: 6MFenqvCdS
世界を守るためにまどかを殺す織莉子悪人だというならまどかを救えるまで世界を壊すほむら悪人だよ
👍
高評価
0
👎
低評価
0
399 ななしのよっしん
2021/10/27(水) 11:59:10 ID: +O/FvVxmxm
別編だと普通に人助けしたり他キャラと良好な関係を築いたりしてるから、本編もどこかで間違えておかしくなってしまっただけだと信じたい(やった事はアレだが)
ボスキャラとして便利だからって、マギレコどうしてああなった
👍
高評価
0
👎
低評価
0
400 ななしのよっしん
2021/11/17(水) 02:20:58 ID: bNG/dkuQeQ
世界を救うためにまどかを殺す的よりも問題なのはその過程
関係な人を気で巻き込みまくってる時点で悪人としかいえないよ
世界よりまどかを優先するほむら行動理念も悪になり得るし似たところはあると思う

ちなみに別編では犠牲が必要なかっただけで本編的も「人助け」
必要とあれば進んで一つ動かさず人を犠牲にするほどのサイコな気質は元々のものということもお忘れなく
👍
高評価
0
👎
低評価
0
401 ななしのよっしん
2022/04/07(木) 20:51:02 ID: GuDoOgvfa8
まどかに対する対応で正反対の方向に突き進んだだけでほむら織莉子本質的には同じキャラクター
ただ、ほむらはあくまでまどかの偶像を追いめていたのであって
お世辞にもまどかの理解者とは言えなかったのがよりんでるけど。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
402 ななしのよっしん
2022/05/14(土) 16:51:39 ID: bNG/dkuQeQ
織莉子父親の偶像追いめて突き進んでたけどまったく理解してなかって点でこの辺含めてやっぱ似てるとこがあるね
ただほむらは最初からああだったわけではなく
悲惨なループを繰り返すうちに考え方が変わっていってしまったからむのも仕方なしと思えるところもある
それにほむらマミ殺そうとした時にってたりとまだ甘さはあったし、悪魔になっても大した実を出したわけではないからな
積極的に人を殺し、幼少期から周りの大人に気味悪がられ、最初からんでた織莉子のがよりやばい
👍
高評価
0
👎
低評価
0
403 削除しました
削除しました ID: 6MFenqvCdS
削除しました
404 ななしのよっしん
2022/06/02(木) 03:52:55 ID: kjSRZdLRnN
織莉子の場合、大人の評価は「政治家一家」という前提が大部分であって、本人のパーソナリティは二の次だから。

そして思ったのだが、まどかって政治家向きの性格だよね。人当たりは良いが、一度決断すれば誰だろうと切り捨てる部分を含めて。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
405 削除しました
削除しました ID: N8TbFmFZk2
削除しました
406 ななしのよっしん
2023/11/16(木) 06:31:01 ID: GuDoOgvfa8
織莉子には二の理解者がいて世界線によっては本物のヒーローにもなれるのに
ほむらは性質上どこの世界線でも基本孤立するのが切ない
👍
高評価
0
👎
低評価
0