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花田煌（はなだ きらめ）とは、咲-Saki-阿知賀編 episode of side-Aの登場人物である。
初登場は本編の短編である。CVは新井里美。
“必要とされている”そんなすばらなことはない
福岡県代表、新道寺女子高校の先鋒を務める2年生。口癖は「すばら」。原村和と片岡優希が中学校時代に所属していた高遠原中学校麻雀部の部長だった。
新道寺女子高校では今年は通常エース格を置くと言われる先鋒ではなく大将にエースをおき、先鋒は点棒をある程度守れればそれでよしという「捨て駒戦法」を用いるという顧問の方針があり、そのためにインハイ代表の5人のうちの一人に選ばれた。新道寺女子高校の数ある選手の中から彼女が選ばれた理由は、彼女はプロとも戦った経験があるのだが、どのような相手との対局においても点棒全てを失った（飛んだ）経験がないというデータが、彼女が捨て駒役として最も適任であろうという決め手になったからである（これが危機回避能力の高さゆえなのかは今後明かされるだろう）。
全国大会準決勝先鋒戦では、2回戦でも戦った前年度の覇者、西東京代表の白糸台高校のエースにして高校生の頂点に君臨する宮永照、全国ランキング2位の関西最強、北大阪代表の千里山女子高校のエース園城寺怜、10年ぶり2度目の出場の、奈良県代表の阿知賀女子学院のエース“阿知賀のドラゴンロード”松実玄と対戦する。はたして彼女はきっちり先鋒にエース格を置いてきた他の3校に対して、「点棒を少しでも多く守って次鋒へバトンを渡す」という自らに必要とされている使命を果たすことができるだろうか。
結果は-51,800点と飛びはしなかったものの、これまでの作中の失点記録を塗り替えることに(それまでは長野県予選決勝、文堂星夏の-49,000点)。攻めるときに限って振り込んでしまうというツキに見放された一戦となってしまった。ダブリー一発振り込みなど本人の言う通りもはや事故。
しかし、それ以上に目立ったのはチャンピオン宮永照への連荘阻止行為。３副露で安い手をアピールして差し込みを誘ったり、ポンを連発してツモ番を飛ばしたりと果敢にアタックし、示し合わせてもいないのに園城寺怜と物凄い共同戦線を展開した。宮永照という暴風が吹き荒れ、自身は4万点以上失っているにもかかわらず「おもしろいっ！」と言い放ち、オーラスでも加槓に立ち向かう不屈の精神は実にすばら。
照は淡々と打ち、玄は終始涙目で、怜は色々な意味で死にそうだったことを考えると、先鋒戦を一番楽しんでいたのは彼女だったのかもしれない。
ただ、それでもノーダメージというわけではなかったようで、5位決定戦前のミーティングでは監督に対して自分が先鋒でよかったのかとの発言もあった。
5位決定戦先鋒戦では、能力がパワーアップした園城寺怜や爆発状態の上重漫に圧倒され一時は-15200点となるも、怜の能力を利用する、漫の捨牌から手を読むといった方法で和了していき、最終的には+800点とすることに成功した。江口セーラからはかなりセンスを持っているんじゃないかとも評価された。
チームは準決勝で敗れはしたものの、その奮戦ぶりが同卓して決勝進出した松実玄、中学の後輩である片岡優希に好影響を与え、決勝先鋒戦での宮永照の連続和了を止める共闘を行っている。また優希は花田先輩の仇を取ると意気込み髪型を同じにしている。
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