茂木栄五郎単語

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茂木栄五郎（もぎ　えいごろう、1994年2月14日-）とは、東京都出身のプロ野球選手（内野手）である。現在は東北楽天ゴールデンイーグルスに所属。

概要

野球は小学生の頃から始め、中学では武蔵野府中シニアに所属し、この頃に右打ちから左打ちに転向している。

高校は桐蔭学園に進学。1年時から三塁のレギュラーを掴み、4番としても活躍するが、2年時には春先の試合で左肘に死球を受けておよそ4ヶ月もの間チームからの離脱を余儀なくされる。その後この年の夏の大会には復帰し、鬱憤を晴らすかのごとく5試合で打率.563と大活躍を見せるが、乙坂智、近藤健介らが所属する横浜高校に敗れ甲子園は逃す。

翌年の夏も6試合で打率.423、2本塁打5打点と結果を残したが、チームは松井裕樹を擁する桐光学園高校に接戦の末4-5で敗れ、またも甲子園への出場は逃した。

大学進学後はこれまた1年時から三塁手のレギュラーを掴んでリーグ戦に出場し、その年のリーグ優勝に貢献してベストナインに選ばれている。
しかし2年時の秋には不整脈を起こして出場機会が激減したため殆ど活躍することが出来なかった。だが3年時になると復活し、秋には最終戦で4打数4安打3打点の活躍で規定打席に到達し、打率.514で2006年春の大引啓次・小野寺優以来となる打率5割を越える首位打者となった。
4年の春でも打率.390ながら最多となる5本塁打11打点を記録して2度目のベストナインを獲得。大学の通算打撃成績は79試合で打率.307、277打数85安打、10本塁打58打点、12盗塁。

2015年度新人選手選択会議ではドラフト3位で東北楽天ゴールデンイーグルスに指名され、入団。背番号は5。

楽天時代

2016年（1年目）は新人ながら開幕一軍に残り、3月25日に行われた福岡ソフトバンクホークスとの開幕戦では「6番・遊撃手」で先発出場を果たし、プロ初打席ではセンターにあわや本塁打かと思われた大飛球を放った（これは惜しくもフライとなった）。翌日26日にはリック・バンデンハークからプロ初安打となる三塁打を記録。
5月11日の埼玉西武ライオンズ戦にて佐藤勇からプロ初本塁打を放つと以降は打撃の調子も上向きとなり、本職ではない遊撃手で走攻守の活躍を見せるが、6月26日のソフトバンク戦で盗塁を試みた際に二塁手の本多雄一と接触して右手を負傷したため登録を抹消される。8月4日のオリックス・バファローズ戦にて一軍に復帰すると、以降も遊撃手として上位の打順を打ち続け、8月25日のソフトバンク戦ではセンターの柳田悠岐が茂木の打球を後ろに逸らしている間に塁を駆け抜け、2本目のランニングホームランを記録した。
この年は117試合に出場し、リーグ最多の7三塁打を記録した一方で、リーグワーストの19エラーと守備に課題を残した。

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2017年は開幕から1番遊撃手として出場。前年を上回るペースで安打と本塁打を量産。5月28日の西武戦で10号ホームランを記録。楽天の生え抜きで二桁本塁打を記録した初の選手となった。その後も1番を打ち続け、時には先頭打者ホームラン、時には出塁して2番のカルロス・ペゲーロが返すといったパターンでチームの快進撃に貢献していたが、6月19日に右肘痛で一軍登録を抹消され、さらに治療にも時間がかかっているためか選出されていたオールスターゲームも辞退することになり（代わりに源田壮亮が選出）、後半戦10試合出場停止のペナルティを背負うことになり、7月30日のオリックス戦で復帰する。103試合の出場だったが、打率.296、17本塁打、47打点と打撃が向上した。
クライマックスシリーズでは第2戦で先頭打者ホームランを記録した。

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2018年は8月に左ふくらはぎ痛で二軍落ちし、二軍で調整している間に左肩を負傷。一軍に戻ってくることはなかった。そのため100試合の出場で打率.247、7本塁打、24打点に留まった。

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2019年はプロ4年目にして初めて離脱なくフルシーズン一軍でプレー。田中和基の離脱後は主に1番・遊撃手で起用され、打率.282、13本塁打、55打点の好成績を挙げる。新加入の浅村栄斗やジャバリ・ブラッシュと共にチームの攻撃力を高め、Aクラス入りに貢献した。

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2020年は前年同様の1番・遊撃で開幕を迎え、打撃が前年以上に好調で8月には3番・三塁、9月には4番・三塁で起用されたが、9月末に腰痛で戦線離脱、そのままシーズンを終えた。打率.301、7本塁打を記録していたが73試合の出場に留まり、茂木の離脱がチームの後半戦失速の一因にもなった。

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2021年も主将を務める。辰己涼介が1番を担当するため、5番か6番を担当。コンディション不良による二軍落ちもあり、120試合の出場で打率.259、14本塁打、53打点に留まった。11月末には椎間板ヘルニアの手術を受けた。

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2022年は73試合の出場で打率.223、9本塁打、30打点に留まった。

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2023年はシーズンの大半を二軍で過ごしたため、8試合の出場に留まった。

プレースタイル

身長は171cmとプロとしては非常に小柄だが広角に打ち分ける技術を持ち、積極性や勝負強さも評価されている。

応援歌

球団	レス	No	プレイヤー
楽天（旧）	パシフィック・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#2	14674
楽天	パシフィック・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#138	17657

成績

• （2023年終了時点）
• ※青はリーグ最高、赤はリーグワースト。

年度別打撃成績

年 度	球 団	試 合	打 席	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	打 点	盗 塁	犠 打	犠 飛	四 球	死 球	三 振	併 殺 打	打 率	出 塁 率
2016年	楽天	117	481	424	56	118	20	7	7	40	11	21	2	30	4	95	8	.278	.330
2017年		103	450	398	64	118	25	2	17	47	3	4	1	45	2	84	4	.296	.370
2018年		100	413	361	42	89	12	2	7	24	12	7	1	42	2	83	3	.247	.328
2019年		141	648	568	86	160	28	6	13	55	7	9	2	66	3	121	7	.282	.358
2020年		73	321	276	43	83	14	4	7	33	8	0	1	39	5	52	4	.301	.396
2021年		120	466	410	50	106	19	4	14	53	6	0	2	48	6	107	6	.259	.343
2022年		73	268	238	26	53	12	1	9	30	4	1	2	27	0	74	3	.223	.300
2023年		8	15	12	1	1	0	0	0	1	0	0	0	3	0	3	1	.083	.267
NPB：8年		735	3062	2687	368	728	130	26	74	283	51	42	11	300	22	619	36	.271	.348

年度別守備成績

年度	球団	守備位置	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2016年	楽天	遊撃手	116	166	343	19	54	.966
		三塁手	1	0	0	0	0	.---
2017年		遊撃手	87	107	228	8	41	.977
2018年			98	139	231	11	48	.971
2019年		三塁手	48	9	35	0	0	1.000
		遊撃手	122	171	323	11	55	.978
2020年		三塁手	38	28	60	1	6	.989
		遊撃手	45	67	103	5	25	.971
2021年		三塁手	102	78	170	4	20	.984
		遊撃手	3	1	8	1	0	.900
2022年		三塁手	63	51	95	4	8	.973
		遊撃手	5	3	13	0	2	1.000
2023年		三塁手	7	1	5	0	0	1.000
通算		三塁手	259	167	365	9	34	.983
		遊撃手	477	655	1250	55	225	.972

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関連項目

• プロ野球選手一覧
• NPB（日本プロ野球）
• 東北楽天ゴールデンイーグルス

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