- 食べても食べても もやしが減らないんです・・・!
『萌やしフェニックス』(モヤシフェニックス)は、西尾維新による青春怪異小説『偽物語』の続編である。2007年6月5日に765BOX(民明書房)より刊行された(現在絶版)。イラストは窪岡俊之が担当している。
概要
主人公・阿良々木暦(あららぎこよみ)の小さい方の妹・月火(つきひ)のクラスメイト・高槻やよい(たかつきやよい)の話で、つきひフェニックス後日憚にあたる。
テーマは「ぅゎ ゃょぃ っょぃ」、そして「もやし」。作者の西尾はボーナスステージ中のミニゲーム的な作品と位置付けており、本筋には触れず、『化物語』(ばけものがたり)のヒロインとも直接は絡まない。また、高槻やよい擁する765プロのメンバーから、如月千早(きさらぎちはや)、水瀬伊織(みなせいおり)などが登場し、既刊のシリーズとは一線を画す形となっている。
西尾維新アニメプロジェクトに伴い、テレビアニメ化が発表された。
あらすじ
影縫余弦(かげぬいよづる)、斧乃木余接(おののきよつぎ)との決着から3日。
阿良々木家にもようやく平穏が戻ってきた。しかし、貝木泥舟(かいきでいしゅう)が意図的に流行らせたおまじないの爪痕はいまだ深く、火憐と月火は現状を確認するべく被害者たちに電話をかけていた。
そんな中、月火が電話したクラスメイトでアイドルでもある高槻やよいから「もやしパーティー」に招待される。
登場人物
阿良々木 暦(あららぎ こよみ)- 声:神谷浩史
本作の主人公で語り手。春休みに吸血鬼に襲われたことで不死性を持つ高校三年生男子。化物語では鬼太郎のような髪型だったが、首筋にある噛み傷を隠すため髪を伸ばしており、現在はロンゲになっている。
高槻やよい(たかつき やよい)- 声:仁後真耶子
本作のメインキャラクターで765プロ所属のアイドル。月火は学校での友達。本作の怪異のせいで生まれて初めて満腹感を味わう事になる。
阿良々木火憐(あららぎ かれん)- 声:喜多村英梨
暦の上の妹。栂の木第二中学校三年生。『偽物語(上)』でスズメバチの怪異に関わった少女。空手を嗜んでおり、肉体派でジャージが似合う。いつもポニーテイルにしていたが、邪魔だという理由で切り落とした。
阿良々木月火(あららぎ つきひ)- 声:井口裕香
暦の下の妹。栂の木第二中学校二年生。『偽物語(下)』でホトトギスの怪異に関わった少女。茶道を嗜んでおり、頭脳派で着物が似合う。事あるごとに髪型を変え、『偽物語(上)』ではダッチ・ボブ、『偽物語(下)』ではワンレングス、本作ではポニーテールにしている。
水瀬伊織(くぎみやりえ)- 声:釘宮理恵
765プロ所属のアイドル。高槻病を患っており、時々中身があふれ出す。やよいに近づく暦が嫌い。
如月千早(ミンゴス)- 声:牧瀬紅莉栖
765プロ所属のアイドル。ヤヨイニウム欠乏症で、いつも中身があふれ出ている。やよいに近づく暦が憎い。
プロデューサー - 声:赤羽根健治
やよいのプロデューサー。頭がPの形をした衝撃的な容姿をしている。複数の偽名をもっており、最近は赤羽と名乗ることが多い。高槻家で火憐と月火をスカウトする。実はかすみが一番好き。
謎の男(こぶら)- 声:野沢那智
やよいのピンチに駆けつける大柄な男。
物理攻撃で怪異にダメージを与える事が出来る。左腕が義手。ヒュー!
-というのは、すべてネタで、アニメにもならないし、そんな話もない。
『萌やしフェニックス』とは
ドリ音Pの【人力VOCALOID】白金ディスコ【高槻やよい】専用タグである。
関連項目
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