誘宵美九とは、橘公司のライトノベル『デート・ア・ライブ』に登場するキャラクターである。アニメ版の声優は茅原実里が担当。
概要
原作第6巻『美九リリィ』より登場。薄い紫紺の髪と銀色に輝く瞳、抜群のプロポーションを持つ精霊。
半年前に認識名<ディーヴァ>として出現が確認されたこと以外の詳細は不明であったが、五河士道らラタトスクが接触した結果、天宮市の女子校『竜胆寺女学院』の生徒であること、公には一切顔を出さない人気アイドルとして人間界で活動していることが判明する。
士道と初めて会った瞬間彼への好感度がゴキブリ以下に急落する、高校で常にかわいい女の子を侍らせる、男子禁制のシークレットライブで気に入った女の子をお持ち帰りしている噂があるなど極度の男性嫌いで百合っ子。
また、仲間や絆といったものを認めず、かわいい女の子であっても便利な駒程度にしか認識していなかったり、『歌ったことのないステージで歌いたかった』という理由だけで自ら空間震を起こすといった歪んだ価値観を持っている。
天宮市の高校が合同で行う文化祭『天央祭』で、来禅高校の少女『五河士織』と自らの霊力封印か士織と士織が封印した精霊をかけて勝負をするが……。
正体とその後(ネタバレ注意)
(展開のネタバレにつき反転)
その正体は、<ファントム>に霊結晶(セフィラ)を与えられて精霊となった元人間。
人間時代にも『宵待月乃』の名でアイドル活動をしていたが、枕営業を断った結果偽のスキャンダルを流されてしまう。
業界から干されファンからの誹謗中傷にも耐えていたが、ストレスによる失声症で自らの拠り所である『声』を失う(精霊になった後の男性嫌いや仲間や絆への不信もここから来ている)。
自分の唯一の存在意義を失ったことで自殺を考える程世界に絶望していた時、<ファントム>から力を授けられた。
天央祭での勝負は仲間の力の差で敗北したが、敗北を認めない上に天使を用いてその場にいた精霊を含めた参加者を洗脳。女装がバレて逃亡した士道を捕獲しようとする。
しかし、DEM社に拉致された十香や自分を命をかけてでも救おうとする士道に対して徐々に心を開くようになる。
そして事件が収束した後の天央祭3日目に彼を楽屋に呼び出し、自らキスをすることで霊力を封印した。
封印後は士道をだーりんと呼ぶようになり、相変わらず男嫌いではあるものの士道だけは特別である様子。
一方でかわいい女の子好きであることにも変わりはなく、精霊を個人的に部屋に呼ぼうとしたり積極的にボディタッチスキンシップを図っている。
(反転ここまで)
能力
霊装 『神威霊装・九番(シャダイ・エル・カイ)』
身体のラインに沿うトップスやボリュームのある袖、それらを包むボレロ状の光の帯やフリルで構成されている。
天央祭で自らのステージがラタトスクに妨害された際に顕現させた。
天使 『破軍歌姫(ガブリエル)』
巨大なパイプオルガン状の天使。顕現すると美九の周りを囲うように光の鍵盤が現れる。
天使から発する音や美九の声が霊力を帯びており、聞いた者を洗脳し自らの意のままに動かす等といった能力を持つ。
また、スピーカー等で間接的に音を聞いた者に対しても効果を発揮する。
相手を洗脳する『独奏(ソロ)』、力を漲らせる『行進曲(マーチ)』、障壁を作る『輪舞曲(ロンド)』、鎮痛作用を持つ『鎮魂歌(レクイエム)』など複数の効果を使い分ける。
関連動画
関連項目
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