赤井沙希とは、オスカープロモーションに所属している日本のモデル、タレント、女優、グラビアアイドル、女子プロレスラーである。ニコ動内ではグラビアアイドルとしての動画と女子プロレスラーとしての動画が多い。
また、この項では一部で関連性が指摘されている東京女子プロレスに参戦している『赤宮サキ』についても記述する。
概要
1987年1月24日に元プロボクサーで現在俳優・タレント・ボクシング指導者として活躍しているの赤井英和の娘として生まれる。しかし両親は幼少の際に離婚、本人は母親に引き取られた為に以降赤井英和との親交は皆無だったという。(ただし本名は引き続き「赤井」とのこと。)
芸能界デビューのきっかけは京都の四条大宮でスカウトされたこと。それからしばらくは関西で活動していたが、事務所の勧めで上京。2004年から写真集やイメージDVDを発売しグラビアアイドルとして活動を開始し、2006年には旭化成のキャンペーンガールに選出される。2009年にはK-1グランプリのイメージガールも勤めた。
また、タレントとしても2007年ごろから活動を開始。2008年にはクイズ!ヘキサゴンⅡに出演してレギュラーの羞恥心やPaboやmisonoにテストで負けるなどとんでもないおバカっぷりを披露してお茶の間にその名を轟かせる。
2008年からは女優としての活動も開始。まいっちんぐマチコ先生やとめはねっ!の実写版に出演を果たす。2011年にはTBSで放映された女子プロレスを舞台にしたTVドラマ「マッスルガール!」に出演。ちなみにこの時歌ったラップは黒歴史であるようである。
2016年にはセガのTVゲーム「龍が如く6 命の詩。」の出演者オーディションに参加。人気投票の結果、ぶっちぎりの1位で合格。ゲーム内においてキャバクラ嬢として出演することとなった。
趣味は妄想デートであり、学生時代から様々な芸能人と脳内でデートを重ねてそれを事細かに記録している。これを見た千原ジュニアは「書籍化されてもおかしくない。」と絶賛した。また、料理も得意なようで自作の料理を度々ツイッターにアップしている。
女子プロレスラー・赤井沙希
父はボクサーであり、母親もボクシングジムのトレーナーという血筋であり、以前から格闘技好きということは公言していた。前述のK-1イメージガールに選出された際には石井和義館長直々にデビューを進められたが、「絶対父親と比べられる。」としてデビューは断った。しかし、この時既にトレーニングとしてボクシングは始めていた。
また、こちらも前述のマッスルガール!は女子プロレス団体の全面協力で作成された作品であり、JWP女子プロレスと共に協力していたアイスリボンのリングで役名の「ビッグデビル」として志田光と組み藤本つかさ&真琴組とエキシビジョンマッチとして対戦したが、この時も「ファンとしてプロレスに関わっていきたい。」として本格的なデビューには否定的であった。
しかしとうとう2013年に行われたDDTプロレスリング年間最大のビッグマッチである両国ピーターパンにおいてプロレスデビューをすることが発表された。
この年の両国ピーターパンは2DAYSであったが、初日のコラボレーションデーではDRESS CAMPとのコラボレーションとしてファッションモデルとしてモデルボクサーの後藤あゆみと共に登場。そして2日目にマサ高梨・チェリーと組み、福田洋・志田光・世Ⅳ虎組と対戦。入場曲はグウェン・ステファニーの「What you waiting for?」。パートナーのマサ高梨が福田洋に勝利して大きな話題となった。
この年は他に2試合を行い、いずれもパートナーが勝利した。年末に発表された東京スポーツ認定のプロレス大賞において女子プロレス部門のMVPにノミネートされた。結果はセンダイガールズプロレスリングの里村明衣子が受賞し本人は次点で受賞を逃したのだが、わずか年間で3試合しか行っていない上にまだ直接的な勝利すら挙げていない選手がノミネートされて次点まで行ってしまうほど今の女子プロレス界は人材不足なのかと業界、ならびにファンに大きな衝撃を与えた。(当然本人は何も悪くはないのだが。)
2014年にはレスラーとしての活動を本格的に開始。これまで1~2ヶ月に1試合だった試合のペースが急増していく。
1月には大石真翔と組んで大鷲透・世Ⅳ虎と対戦するが、世Ⅳ虎に3カウントを取られて初黒星。4月には東京女子プロレスに初参戦。これまでの歓迎ムードから一変しての外敵扱いを受けることになったが、坂崎ユカ相手に初勝利を上げる。
5月にはユニオンプロレスに初参戦。レディビアードとタッグを組み、男色ディーノ・チェリー組に勝利。この頃からDDT内でも特殊な色が濃い男色ディーノ、中澤マイケル、DJニラと言ったレスラーとの試合が増えていくが、男色ディーノの男色技、中澤マイケルの変態行為、DJニラの哲学的な試合にも対応して徐々に評価を高めていく。
8月のこの年の両国ピーターパンでは大石真翔・レディビアードとの「カワイイコネクション」を結成してアジャコング・アントーニオ本多・福田洋組と対戦。試合には勝ったが、この試合が後に続くアジャコングとの抗争のきっかけになる。
10月にはDDTドラマチック総選挙において初エントリーで6位に入り選抜入りを果たし、選抜興行に出場を果たした。そしてこの月にはマッスル坂井監督の映画『プロレスキャノンボール2014』ではチーム酒呑童子でエビスコ酒場にシフトが入って参加できなかったKUDOの代理として一部参加。翌月に大船渡で行われたチャリティー興行にも出場した。
そして12月には世Ⅳ虎の指名を受ける形で初のDDT系列以外の団体となるスターダムに参戦し、ワールド・オブ・スターダム王者に挑戦。健闘を見せるものの、敗北した。
そしてこの年の東スポプロレス大賞においては新人賞にノミネートされ、審査員票21票の内13票を集めて女子レスラーとして史上初の新人賞に輝いた。
2015年には1月にヨシヒコに勝利し、自身初のベルトとなるアイアンマンヘビーメタル級の王座に輝く。が、この年のDDTさいたまスーパーアリーナ大会に出場したかったのにオファーが無かったアジャ・コングが「ベルトがあればさいたまスーパーアリーナ大会のリングに立てる。」と考えた為に赤井沙希を試合後に急襲。あっという間に王座から転落してしまう。
そのさいたまスーパーアリーナ大会ではアイアンマンヘビーメタル級王座争奪ロイヤルランブルに参戦。試合中には一時王者となるものの、結局はアジャ・コングに返り討ちに逢い王座を奪い返された。
2月には東京女子プロレスにおいて、同じくフリー参戦していた声優レスラーの清水愛とのシングルマッチをきっかけに「東京女子プロレスの低い美意識を叩き直す。」としてユニット「美威獅鬼軍」を2人で(後にKANNAも途中参加)結成。東京女子プロレス限定で入場曲は鈴木宏子の『薔薇は美しく散る』に、コスチュームも黒を基調とした物にそれぞれ変更。以降東京女子プロレスではギミック色の強い戦いを披露することになる。(パートナーの清水愛は「DDTの赤井沙希さんと美威獅鬼軍の沙希様は別と考えている。」との発言もあった。)
これ以降東京女子プロレスでは「正規軍vs美威獅鬼軍」の戦いが団体の軸となり、提供試合を行ったニコニコ超会議2015での超プロレスリングでも正規軍vs美威獅鬼軍の試合が行われた。
この年の両国ピーターパンでは天龍源一郎引退ロード第16戦として高木三四郎、そして引退間際となった天龍源一郎とタッグを組み、竹下幸之介・樋口和貞・そして女子プロレス界の横綱と称される里村明衣子と対戦した。
9月にはこの年の東京女子プロレスのトーナメント戦「東京プリンセスカップ」で優勝した中島翔子(赤井は「既に十分プリンセス」との理由でトーナメント戦には不参加)とのシングルマッチで東女初の敗戦。すると翌月の東女の試合で勝利すると「もう私がいなくても大丈夫。私は普通のパリジェンヌに戻りますわ。」と、東女からの撤退を表明。以降は入れ替わるように「赤宮サキ」が参戦するようになる。
12月にはまたもアイアンマンヘビーメタル級王座に輝く。
2016年には新年1回目の興行での試合後にLiLiCoの急襲を受け、アイアンマンヘビーメタル級王座から陥落。これを受けて3月の両国大会では「カワイイコネクション」でLiLiCo、梅田公太、渡瀬瑞基組に挑むものの、大石がLiLiCoの卍固めにタップアウトして敗戦。それでも試合終了後にLiLiCoを丸め込んでアイアンマンヘビーメタル級王座を奪いに行くものの失敗。が、このしつこさにキレたLiLiCoは翌月の後楽園ホール大会での再戦を宣言した。
4月には清水愛の東京女子プロレス卒業を受けて昨年10月以来の東女にサプライズ参戦。大会のメインイベント終了後のボーナストラックで清水愛、KANNAとのタッグで清水愛に美威獅鬼軍再結成をプレゼントした。
そして同月のDDTの大会ではLiLiCoをスリーパーホールドで締め落として勝利。LiLiCoとの因縁にけりをつけると共にアイアンマンヘビーメタル級王座に返り咲いた。
しかし翌5月にはジョーイ・ライアンに敗北し王座陥落。その後のジョーイ・ライアン帰国に伴うアメリカでのカオスなアイアンマンヘビーメタル級王座の移動劇のきっかけを作ってしまった。
6月にはDDT福山大会に来場。試合はなしでサイン会のみ行う予定だったが、オープニングコールに呼びこまれた際に男色ディーノとスーパー・ササダンゴ・マシンが乱入。そのままこの二人により「スーパー・ササダンゴ・マシン子」に改造されて試合を行った。
7月にはOZアカデミーに初参戦。団体のトップである尾崎魔弓から直々にヒールユニット「正寄軍」への加入を勧誘される。
9月にはKANNAのプロレス卒業にを受けて東京女子プロレスに再び参戦。再び美威獅鬼軍を再結成してKANNAの卒業マッチ勝利をアシストした。
赤宮サキ
2015年10月12日の興行で赤井沙希が東女からの撤退を表明した直後に現れた謎のスケバンレスラー。丈の長いスカートのセーラー服に鉄仮面の外見。ヨーヨーを持ち土佐弁を話すという特徴がある。そして「何の因果か高木の手先」と言う発言から高木三四郎大社長の手先とも考えられていたが、翌11月の横浜大会で素性が明かされた。高木三四郎大社長によって真っ二つに割られた仮面の下の素顔は赤井沙希にそっくりであったが、赤の他人であるとのこと。そして彼女は東女の乗っ取りをたくらむ「流山の老人」から東女を守る為に高木三四郎が送り込んだレスラーであったことが明かされた。
しかし2016年1月4日の後楽園ホール大会で蛇界入りしたポイズンミウラに敗れると、この試合の特別リングアナを勤めていた田中ケロリングアナの仲介で長井満也氏の下で修行に入ることとなった。が、長井氏はかつては蛇我井満也として蛇界入りしていた人物であり、1回も修行も行わないまま裏切られてしまった。それでも自身の蛇界入りと蛇界軍の東女撤退を賭けた直接対決で連勝すると、蛇界軍は東女撤退を表明。すると自身も「高知に帰って普通のスケバン高校生に戻る。」として東女からの撤退を表明した。
エピソード等
- レスラーとしての活動開始後もモデルとしての体系を維持している。一部からは「細すぎる」との批判もあるが、本人は「他人と同じとをやっても意味がない」「細い身体でこそできることがある」と、この体型を維持することを宣言している。また、DDTの高木三四郎大社長からも体型維持の指令が出ている。
- 練習に関しては通常DDT・東京女子プロレスが練習を行っている竹芝プロレス道場以外にも、坂口征夫が運営している坂口道場一族でもトレーニングを重ねている。
- かなりの酒豪である。その為かKUDO、マサ高梨、坂口征夫、梅田公太によるユニット「酒呑童子」に参加こそしていないものの、行動を共にすることが多い。その為酒呑童子のTシャツに顔がプリントされたり、前述のプロレスキャノンボール2014にKUDOのピンチヒッターとして一時参加している。
- その酒呑童子のマサ高梨が自主興行を行う際には一緒に営業に参加。営業中にDDTの公式ニコ生が行われると知るとその放送に乱入。この際赤井は手にピンクの紙パックを持っていたのだが、「ブリックか何かだと思ったらパック酒だった…」と男色ディーノを多いに呆れさせていた。
- 東京女子プロレスにおいては「酒・タバコ・男」を禁じる「三禁」を所属選手に課しているが、赤井と赤宮サキはあくまでレスラーとしてはフリー参戦なのでこの縛りは受けない。(清水愛も同様)
- 前述の料理についてはかなりうまいようで、東京女子プロレスの中島翔子を家に招待して「餌付け」したことがある。その様子はこちら。
- ニコニコ超会議2015で控え室で天龍源一郎に挨拶したは良かったが、例の滑舌のせいで「は?」と聞き返したところ怒った天龍さんに殴られてしまったとの事。ただ本人曰く「天龍さんに殴っていただけるなんて、よだれをたらしてしまうほど嬉しかった。」とのこと。
- そして数ヵ月後の両国ピーターパンではタッグを組み一緒に試合を行う。途中攻め方が甘いとペットボトルを投げつけられたりもしたが、その後にはコーナーでの待機中にとてもいい笑顔で「楽しんでる?」と聞かれたそうである。
- DDT所属ではないものの、大阪大会の営業を営業兼任の鈴木大と一緒に行ったりするなど自ら積極的にDDTとプロレスに関わっていこうと言う姿勢を示している。
- また、会場などでも芸能人であることをひけらかすようなこともせず、あくまで他のレスラーと一緒に低姿勢にファンとのかかわりを持っている。
- DDTドラマチック総選挙期間中には自ら作成したポケットティッシュを観客に配布する選挙活動が恒例となっている。選挙期間中なら試合のない地方大会でも自腹参加して選挙活動するときもある。2015年の浜松での大会でも選挙活動のためだけに会場に向かおうとしたところで先乗りのスタッフから急遽飯伏幸太の欠場を告げられ、代替選手として試合を行った。
- プロレスに関しては元々期間限定の予定であったが、期間中に完全にDDTにはまってしまった。その為にDDTに今後もプロレス活動を続けたいと告げると、DDT側はあっさりOK。その為現在もプロレスラーとして活動している。
- クイズ!ヘキサゴンⅡでレギュラーメンバーと争えるほどのおバカであり、特に漢字が苦手なようで試合前の煽りVTRでは意気込みを自筆で書くと大抵我々が知らない漢字を書いて観客を困惑させる。また、美威獅鬼軍を結成時には「美威獅鬼」を全く書けなかった。
- 赤宮サキについては年齢は「17歳」と言い張っているが、東京スポーツにリング上と同じ格好でパチンコに興じている姿がスクープされてしまったことがある。その記事はこちら。
得意技
- 顔面矯正→新人賞(踏みつけ式二段蹴り式顔面キック):現在の主なフィニッシャー。新人賞と言う名前はプロレス大賞新人賞受賞を機に顔面矯正から改名。
- リーマン銀河:変形サーフボードストレッチ。命名は「ナカイの窓」より。
- ビッグブーツ
- ちょめちょめ締め:スウェ~ニョ
- サッキーカッター:大外狩り
- ダイビングボディアタック
- ランニングニー
- 変形卍固め
- エプロンPK
- スリーパーホールド
関連動画
プロレスラー赤井沙希
入場曲
美威獅鬼軍入場曲
赤宮サキ入場曲
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関連項目
- オスカープロモーション
- DDTプロレスリング
- プロレス
- プロレスラー
- 女子プロレス
- 高木三四郎
- 東京女子プロレス
- 清水愛
- 酒
- スーパー・ササダンゴ・マシン子
- 龍が如く
関連リンク
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