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鈴木やすゆきとは、日本の脚本家である。本名及び旧筆名は「鈴木康之」。
概要
90年代頃より脚本家として活動しており、主にアニメや特撮作品を手掛けている。
キャリア初期は宮下隼一と共同で脚本を執筆する事が多かった。1997年に設立したゲーム制作会社・フラグシップに宮下と共に参加する。現在は同じくフラグシップのメンバーだった吉田伸と同じ作品に参加する事が多い。
テレビ東京版遊戯王シリーズには、吉田伸が遊戯王でシリーズ構成を初めて担当した『DM』のドーマ編より参入し、『ZEXAL』まで皆勤賞。シリーズ累計脚本執筆数は1位の吉田に次ぐ。
作風
偏執で異様に濃いキャラクター（吉田曰く「子悪党を愛してくれる」）や、カオスなシチュエーション、エキセントリックな言い回しが特徴。予てより一部の遊戯王ファンから注目を集めていたが、『5D's』において、鬼柳京介が登場する大半のエピソードの脚本を担当したことで一躍有名に。（鬼柳の名付け親こそ吉田だが、「満足」を始めとする鬼柳のキャラクターはほぼ鈴木によるもの）
特に7話連続で脚本を手掛けた『5D's』の番外編であるクラッシュタウン編は、視聴者はおろかキャスト陣ですら笑いの渦に叩き込んだ
カオスエピソードとして名を轟かせている。
『5D's』の監督である小野勝巳は、「味わいかアクか？いつも設定のライン際を全力で走っている」とコメントしている。
原作付き作品であるため、ほぼオリジナルアニメになっている遊戯王ほど話題になる事は多くないかもしれないが、『NARUTO』でもカオス枠として知られ（一時期シリーズ構成を務めていた時期もある）、アニメオリジナルエピソードでは、忍、侍に続く第三勢力・力士が登場する『母ちゃん連合軍!!』、夢オチですらない『ナルト対メカナルト』など、NARUTOファンに「マジキチ」と称される回を多数手掛けている。公式ナルトスと名高い、2013年のジャンプ・スーパーアニメツアー公開の『サニー・サイド・バトル!!!』も執筆した。
その一方で、良くも悪くもハード且つシリアスな展開も得意としており、『GX』では丸藤兄弟の決着やヘルヨハン（ユベル）対アモン、『5D's』では自らの能力で人を傷付けることに悦楽を見出していたアキや人生で三度の絶望を経験したアポリアなども描いた。
強烈なネタ要素の虜になってしまう者、純粋にストーリーを評価する者もいるが、話運びの強引さ・雑さ、キャラクターや世界観の崩壊を嫌う声も大きい。
『NARUTO -ナルト- 疾風伝』でシリーズ構成を務めた「自来也忍法帳 〜ナルト豪傑物語〜」では、スケジュールが無い中シナリオに納得出来ずに粘ろうとした伊達勇登監督とスケジュール調整に苦心していた朴谷直治プロデューサーが一触即発の大喧嘩に発展した一幕があったという。
主な作品
アニメ
- 「エイジ」
- 怪盗セイント・テール
- Z.O.E Dolores, i
- 遊☆戯☆王シリーズ
- KURAU Phantom Memory
- NARUTO -ナルト-シリーズ
- NARUTO -ナルト-
- NARUTO -ナルト- 疾風伝（『守護忍十二士の章』『自来也忍法帳 〜ナルト豪傑物語〜』シリーズ構成）
- NARUTO -ナルト- 疾風伝 サニー・サイド・バトル!!!
- SPEED GRAPHER
- 幕末機関説 いろはにほへと
- THE REFLECTION WAVE ONE
- ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
- 『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima
実写作品
ゲーム作品
関連動画
関連チャンネル
関連商品
関連項目
外部リンク
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