基本データ
- 面積……681.02km²
- 総人口……110,297人(推計人口、2024年2月1日)
- 人口密度……162人/km²
- 隣接自治体……米原市、高島市、揖斐郡揖斐川町、敦賀市、南条郡南越前町
- 市の木……けやき
- 市の花……梅
概要
浅井長政とお市の方との悲劇の舞台として語られる小谷城や、後に天下人となる羽柴秀吉が最初に築いた居城・長浜城の城下町として栄え、長浜城の廃城後も、大通寺の門前町や北国街道が通る琵琶湖水運の要所として歴史的に長く発展してきた。
市内の国友は安土桃山時代より鉄砲の生産が盛んで、戦国時代の史跡が多数残ることから「戦国の聖地」と呼ばれる。
長浜タワービルなどがある旧市街地は観光エリアへの再開発に成功し、多くの観光客で賑わう。旧市街地と新市街地が共存する稀有な例。
長浜は「観音の里」としても知られ、中世の寺院廃絶後もその迫害を逃れた観音像が大きな寺社の中ではなく、地域の暮らしに根付き、今なお住民たちによって大切に守られている。
特に有名な行事は4月に長浜八幡宮で行われる豪奢な山車や子供歌舞伎などが見どころの「長浜曳山まつり」と、9月に乃伎多神社で行われる浦安の舞とモロコを奉納する「モロコ祭」。
ガラスショップや工房、カフェなどが集積した黒壁スクエアと呼ばれるエリアは長浜の観光の目玉の一つ。元銀行の黒漆喰を塗り直した黒壁ガラス館がその中心。
琵琶湖の北部にある、周囲約2kmの竹生島は神々が住まう島として古くから信仰の対象となってきた。島の中には都久夫須麻神社や宝厳寺などがあり、国の史跡と名勝に指定されている。
長浜バイオ大学ドームで秋に開催される「びわ湖環境ビジネスメッセ」は、西日本で開催される環境系展示会としては最大規模の見本市で、環境への負荷を考えた製品や技術が多数展示され、多くの人が足を運んでいたが、近年は出展企業が減り魅力が落ちてしまい赤字を記録するなどしたため、現在は休止中。
使い古された絹製の漁網を織物に作り直したことから生まれた「網織紬」や、農家の副業として作られてきた絹糸「特殊生糸」などの伝統工芸品がある。
オカズとして食べられる「焼き鯖そうめん」や、打ち豆という大豆の保存食を入れた「打ち豆汁」、とろみのあるあんが特徴の「のっぺいうどん」、竹の皮で包んだ「丁稚羊羹」、マガモの肉を使用した「鴨鍋」などが代表的な郷土料理。それ以外にも「鮒ずし」や「サラダパン」、「イタリアン焼きそば」など、大変名物が多い。
旧市街地の整備に成功した数少ない街で、郊外も大手の商業施設が多く、歴史的な魅力を損なうことなく利便性を高めた住みよい街だと言える。
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関連項目
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